むくみ、朝起きてすぐの時間や仕事が終わりに鏡を見ると顔がパンパンだったり、靴を履き替えようとして苦労したりという経験はありませんか?そのむくみ、もしかしたら血行不良によるものかもしれません。ふと鏡で自分を見た時、むくみがひどいと気分も落ち込んでしまいますよね。また、太っていないのにむくみのせいで太り気味に見えてしまうのもガッカリです。ポリフェノールには、血行促進、むくみを防止してくれる働きがあります。
そもそもポリフェノールとは?
最近耳にすることの多いポリフェノールですが、このポリフェノールとは
ほとんどすべての植物に含まれる、植物特有の色素や苦み・渋み成分
を総称したものです。その種類は5000を超えるともいわれています。
ポリフェノールにはこんなにもの種類が!⇒ポリフェノールの驚きの種類!
むくみに対するポリフェノールの作用とは?
血行不良に陥ると血流の流れが妨げられ、うまく老廃物を排出(デトックス)する事ができなくなります。本来、老廃物はリンパをゴミ箱代わりに通って体外に排出されますが、リンパが詰まると老廃物がゴミ箱に溜まった状態のまま放置される事になります。
老廃物にとってゴミ箱の役割をしてくれるリンパは、
- 耳の後ろ
- 脇
- 骨盤周り
- 鎖骨周り
などにあります。これらを軽く手で押してみて、痛みを感じる場合はリンパが詰まっている状態です。この状態が続くと、老廃物が血流の邪魔をして血行不良に陥り、そこからむくみが発生します。
ポリフェノールには、滞った血流を正常化し、むくみを予防する効能があります。
ポリフェノールが体内に入ると、まず老廃物などでドロドロになった血液をサラサラにしてくれます。血液がサラサラになれば、血流がうまく循環し、新陳代謝も復活します。老廃物が体外へ排出されれば、むくみも取れてスッキリとするでしょう。リンパを手でマッサージして血流を流すのも効果的ですが、ポリフェノールであれば直接血液をサラサラにするよう働きかけてくれます。
また、新陳代謝が上がる事で冷え症なども改善される為、冷え症が原因で引き起こされていたむくみにも効果的です。
ポリフェノールはむくみ以外にも効果的
ポリフェノールの働きは、むくみ以外にも非常に効果的です。例えば、ポリフェノールの1種に美肌を保つとされるレスベラトロールがあります。レスベラトロールは、人間の細胞を老化させない効果があり、いつまでも若々しく保つ事ができると言われています。肌のアンチエイジングはもちろん、寿命自体を伸ばす効果も期待されています。
レスベラトロールとアンチエイジングについてはこちら⇒レスベラトロールはアンチエイジングの切り札!
そして、女性にとっては嬉しい更年期障害にかかわる効果も優秀です。ポリフェノールの1種であるリグナンやイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをします。元々、加齢とともに女性ホルモンの分泌は減少しますが、これこそ更年期障害が始まるキッカケです。誰に対しても訪れる更年期障害ではありますが、ポリフェノールには倦怠感や身体の火照り、発汗などを緩和してくれる作用があります。
その他、ポリフェノールは現代人の悩みの種である生活習慣病にも有効です。ポリフェノールの1種であるカテキンは、コレステロールや中性脂肪の増加を防ぎ、肥満や高コレステロールといった生活習慣病を改善してくれます。
カテキンの働きについてはこちら⇒カテキンの効能と効果について カテキンは血糖値と関係があるの? カテキン摂取で口臭予防! カテキンで生活習慣病予防! カテキン摂取で肥満予防!
また、ポリフェノールの代表格ともいうべきアントシアニンには視覚に対して有効な成分もあります。パソコンやスマホで酷使したドライアイや疲れ目(眼精疲労)から、疲労感を取り除いてくれるのです。目は、多量のブルーライトを浴びると、しょぼついたり乾燥したりしがちです。アントシアニンは、このような症状を抑えてくれます。
ポリフェノールが欠乏するとどうなる?
むくみ以外にも様々な効果を発揮するポリフェノールですが、欠乏すると内臓から身体が冷え、アレルギー症状が出る可能性があります。ポリフェノールは、体内に貯蔵しておく事が難しい成分になる為、タイミングを見て日常的に摂取するようにしましょう。
日頃からポリフェノールを意識しておけば、冷え症やむくみを防げる上、ウイルスに対する抵抗力や免疫力も養われます。日常的に摂取する場合は、サプリメントで取り入れるようにしましょう。むくみを防止して、憧れのスッキリとした美ボディを目指しませんか。
ポリフェノールの理想的な摂取量
ポリフェノールの理想的な摂取量は、1日に約1,000~1,500㎎だとされています。
食品にも含まれている事が多く、
- マンゴー
- ブルーベリー
- 林檎
- 葡萄
といったフルーツ類から、
- 蓮根
- サツマイモ
- シシトウ
- ブロッコリー
といった野菜類がオススメです。また、大豆や納豆といった豆類、緑茶や赤ワイン、チョコレートやココアにも含まれています。
1日に約1,000~1,500㎎が理想的な摂取量ではありますが、例えば、緑茶一杯に対して含まれるポリフェノールの量は約116㎎、ココア一杯なら62㎎、赤ワイン一杯なら230㎎です。チョコレートであれば約50g食べれば摂取量をクリアする事ができますが、かなり難しく感じる方も多いと思います。その場合は、やはりサプリメントが手軽です。
むくみの解消にはこちらも⇒クマリンでむくみを解消!
むくみはポリフェノールで解決!【期待できるさまざまな効能】のまとめ
仕事や勉強、同じ姿勢でいるとどうしてもリンパが老廃物で詰まりやすく、むくみがひどくなりがちです。そんな時、日頃からポリフェノールを摂取しておけば、むくみを未然に予防しておく事ができますよ。