カテキン

カテキンは血糖値と関係があるの?【食後の緑茶のススメ】

カテキンは生活習慣病予防に役立つ事から、積極的に取り入れたい成分です。緑茶に多く含まれているから、毎日緑茶を飲んでいれば無理なく摂取できています。カテキンには血糖値の上昇を抑える効果も期待されており、健康な毎日を目指したい方にもおすすめです。カテキンと血糖値との関係について紹介します。

カテキンが持つ働きについて

緑茶

カテキンは緑茶に多く含まれている成分で、苦味や渋みが強いのが特徴です。ポリフェノールの一種で、高い殺菌作用抗酸化作用があります。抗酸化作用や殺菌作用は、毎日の食事や生活習慣によって体が受けるダメージを軽減させる効果が期待できます。どちらも健康維持には欠かせない作用ですが、カテキンにはもう一つ血糖値の上昇を抑えるという働きがある事も確認されています。

血糖値は食事をした後上がるのが普通ですが、健康なら緩やかに上昇し、時間とともに下がるのが正常な状態です。この場合は体に負担をかける事はありませんが、高血圧や糖尿病など生活習慣病を抱えていると、血糖値の上昇や降下が急激になり、体に大きな負担をかけてしまいます。特に高血圧や糖尿病の方は、血糖値に異常が出ると日常生活にも支障をきたしますし、最悪命に関わる事もあるので注意が必要です。カテキンは血糖値の上昇を穏やかにする効果が期待できると言われています。

生活習慣病には血糖値のコントロールが欠かせませんが、今はまだ発症していない糖尿病予備軍にも積極的な摂取をおすすめします。

カテキンについてのまとめはこちら⇒カテキンの効能と効果について

そもそもポリフェノールとは?

最近耳にすることの多いポリフェノールですが、このポリフェノールとは

ほとんどすべての植物に含まれる、植物特有の色素や苦み・渋み成分

を総称したものです。その種類は5000を超えるともいわれています。

ポリフェノールにはこんなにもの種類が!⇒ポリフェノールの驚きの種類!

カテキンは血糖値の上昇を穏やかに

血糖値というのは、血液中に含まれるブドウ糖の量を表すものです。血糖値が高い時は血液中のブドウ糖が多く、低い時は血液中のブドウ糖が少ない状態となります。血糖値が高い状態が続くと、血管に負担をかけ動脈硬化のリスクを高めます。逆に低すぎても意識を失うなど、危険な状態になるので、血糖値は常にベストな状態に保っておく事が大切なのです。

食事をした直後は、食事に含まれるブドウ糖が増えるので、血糖値が上がるのは自然な事です。しかし糖尿病の場合は、元々血糖値が高い状態ですから、ここに食事から摂る糖質がプラスされると、血糖値が急激に跳ね上がります。これは体に大きなダメージを与えますので、これが食事の度に繰り返されると、やがて体は耐え切れなくなり悲鳴をあげます。

カテキンを摂取する事で、糖質の吸収を抑える事ができます。これにより食後に血糖値が急上昇するのを抑制することができます。糖尿病や高血圧の方はもちろん、これから先の生活習慣病の予防にもなるので、カテキンは積極的に取り入れるのがおすすめです。

カテキンの摂り方について

カテキンは緑茶に多く含まれています。毎日緑茶を飲む習慣があるならカテキンも適度に摂取できているので、生活習慣と食事をきちんと管理していれば、生活習慣病予防効果も高まります。しかし不規則な生活をしていると生活習慣病のリスクは高まるので、今日からでもカテキンが手軽に摂れる緑茶を飲んでみてはいかがでしょうか。

緑茶の苦みや渋みが苦手で飲めないというなら、カテキンのサプリメントでも代用できます。カテキンは渋みや苦味がある成分ですから、苦い緑茶に多く含まれています。慣れると苦味や渋みも美味しく感じられますが、馴染めない場合は、味を気にせず飲めるサプリメントがおすすめです。

緑茶を飲む場合は1日に1gが目安です。これは湯飲み茶碗の大きさにもよりますが、小さめの茶碗で10杯くらい、大きめの茶碗で7杯くらいになります。食前と食後に飲むと血糖値の上昇を防げます。サプリメントは効果を考えると食前がいいのですが、胃が痛くなるような場合は食事と一緒に飲むか、食間(食後30分以内)がおすすめです。

カテキンを摂取する時に注意したい事

カテキンは健康維持に役立つ効能がたくさんあります。日本人にとって馴染み深い飲み物の緑茶に多く含まれているので、特に意識しなくても毎日緑茶を飲んでいる方は、自然に摂取できています。

カテキンにはこんな効能も!⇒カテキン摂取で口臭予防! カテキン摂取で肥満予防! カテキンで生活習慣病予防!

カテキンには様々な健康効果が期待できますが、緑茶にはカテキン以外にもいくつかの成分が含まれています。ビタミンCも豊富なので美容にもいいのですが、鉄剤を飲む時はカテキンが鉄の吸収を妨げてしまうため、緑茶はNGとなります。鉄剤を処方される時、医師や薬剤師から説明があるかと思いますが、この時に鉄剤を服用する前後は緑茶を飲まないよう注意されます。時間をずらせば大丈夫ですが、鉄剤を飲む直前や直後は、しばらく緑茶が飲めませんのでタイミングに注意してください。

緑茶にはカフェインも多く含まれています。カテキンは苦味が強いほど多く含まれていますが、その分カフェインも増えるので、寝る前は飲むのを避けた方がいいでしょう。

カテキンは血糖値と関係があるの?【食後の緑茶のススメ】のまとめ

カテキンは緑茶に多く含まれている成分です。毎日緑茶を飲んでいれば自然に摂取できていますが、血糖値をコントロールする作用があるので、積極的に取り入れていくのがおすすめです。緑茶が苦手なら、サプリメントからでも摂取できます。

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