オレガノはハーブとしても知られていますし、イタリア料理にもスパイスとしてよく使われています。オレガノを食品から取り入れる場合、いくつかの摂り方があります。美容や健康維持のためにオレガノを取り入れたい時、どのような摂り方があるかを紹介します。
オレガノを食品から取り入れる方法
オレガノはシソ科ハナハッカ属の多年草です。別名をハナハッカという事からもわかるように、ハッカのような爽やかな香りがします。成長すると50cmから90cmほどになり、薄いピンクの小さい花を咲かせます。古代エジプトの時代から人々の生活に取り入れられていて、当時は精油を使ってヘアケアをしていたという記録も残っています。
オレガノはスパイスとしても知られていますが、地中海地域では昔から、人々の生活に深く関わってきました。今でもイタリア料理やギリシャ料理、メキシコ料理などのスパイスを生かした料理によく使われています。トマトやチーズとの相性は抜群ですが、肉料理を作る時、肉の臭みを消すのに使われています。
生のオレガノを使う事もありますが、乾燥させた方が香りが引き立つので、スパイスには乾燥させた物が多く使われています。
オレガノの便利な摂り方
オレガノの摂り方としては、ハーブティーかスパイスとして使うのが一般的です。花や葉、茎まで全草使用できる事から、自宅で栽培したオレガノを乾燥させ、ハーブやスパイスとして使う事もできます。乾燥させると香りが強くなるので、ハーブティーでは香りを楽しめます。オレガノには様々な効能があるので、生活にも取り入れやすいです。
ハーブティーとして飲むと
- 頭痛
- 歯痛
- 生理痛
などの痛みを和らげる作用があります。薬に頼りたくない時、オレガノのハーブティーを飲んでみてください。
殺菌力と抗酸化作用にも優れているところが魅力ですが、オレガノには不飽和脂肪酸、各種ビタミンやミネラルが豊富に含まれている事から、美容サプリメントにも配合されています。サプリメントも食品なので、毎日の習慣にできます。
肉料理にオレガノを使うと香りが良くなり肉の臭みも消えますが、殺菌作用も肉料理に使われている理由です。スパイスやハーブティーなど、摂り方が手軽なのも特徴です。
オレガノに含まれる豊富な成分
オレガノには
- 殺菌作用
- 抗酸化作用
- 強壮作用
- 消化を助ける作用
- 発汗作用
- 疲労回復作用
など様々な効果効能が期待できます。香りには癒し効果も期待できるので、乾燥させた物をポプリやドライフラワーで使う事もできます。
オレガノの効能についてはこちら⇒オレガノの働きと効能について
殺菌作用はオレガノに含まれる、
- チモール
- カルバクロール
という成分の作用です。ペニシリンと同様の効果が期待できる事から、医療の分野でも研究が行われているほどです。
また、オレガノは各種ビタミンとミネラルを豊富に含んでいます。抗酸化作用が高い事で知られるビタミンCとビタミンEを特に多く含んでいるので、抗酸化作用はビタミンCとビタミンEの作用と考えられます。
ビタミンについてはこちら⇒マルチビタミンの特徴とビタミンが豊富な食品
ミネラルについてはこちら⇒ミネラルは身体の必須元素!
他にもオメガ3脂肪酸や、オメガ6脂肪酸などを含む不飽和脂肪酸、ミネラルの中でも摂取しにくい亜鉛、鉄、などが含まれています。
亜鉛についてはこちら⇒亜鉛は食べ物から摂取!
オレガノはスパイスとして料理にも多く使われていますが、消化をサポートする作用と、胃腸をサポートする作用は、体調を整えるのにも役立ちます。
また、オレガノは香りを嗅ぐだけでも癒し効果が期待できるので、香りを楽しみながら食事をするのもおすすめです。ハーブの中には独特でクセが強い香りを持つ物もありますが、オレガノは爽やかなミント系の香りなので、ハーブが苦手という方にも受け入れやすいと思います。
どうしても香りが気になる時は、カプセルや錠剤にしたサプリメントからの摂り方が便利です。
オレガノを取り入れる時のポイントや注意したい事
オレガノはハーブの一種で、昔からスパイスとして料理にも使われてきました。ハーブティーにして飲むだけで、様々な効果が期待できますが、オレガノを取り入れる場合はいくつか注意したい事があります。
ハーブや自然由来の植物は、安全で副作用のリスクがほとんどないところも魅力ですが、安全だからといって過剰摂取はおすすめできません。香りが強いハーブは、胃が弱い人が過剰摂取をすると、胃を刺激してしまう可能性があるため、スパイスや料理に使う場合は、香り付け程度にしておきます。
ハーブティーなら安心できそうですが、1日に何杯もがぶ飲みするのは避けましょう。シソ科の植物なので、しそアレルギーがある方は使用を控えた方がいいかもしれません。自宅で栽培する場合は、食用のオレガノを選んでください。
オレガノには種類があって、中には観賞用の物もあるからです。自宅で栽培したオレガノを使う場合は、しっかりと乾燥させてから使います。
オレガノ摂取のリスクはこちら⇒オレガノの過剰摂取と不足によるリスクと対策について
オレガノは食品からも摂取できる【おすすめの摂り方】のまとめ
オレガノはシソ科・ハナハッカ属のハーブです。地中海地域では昔からハーブとして使われてきましたし、スパイスとして料理にも使われてきました。日本でもスパイスやハーブとしてなじみ深いから摂り方は意外とバリエーションがあります。