オレガノといえば、料理に使うスパイスとしてもお馴染みです。ハーブの一種としても昔から人々の生活に取り入れられてきました。スパイスとしてイタリアやメキシコではポピュラーですが、日本でもハーブティーや、ドライフラワーにして使われています。オレガノの効果や効能、取り入れ方を紹介します。
オレガノってどんな成分?
オレガノはハーブの一種としても、料理に使うスパイスとしても知られています。イタリアンやメキシコ料理に良く使われます。トマトやチーズ、肉との相性も良い、日本でもポピュラーなスパイスです。古代ギリシャ時代から使われていたという記録があり、古代エジプトではミイラにも活用されていたそうです。
オレガノはスパイスとして、また、ハーブとして世界中で昔から使われてきました。多年草で、ヨーロッパやアジアの広範囲に自生しており、入手しやすいのポイントです。スパイシーですが、ミントのような清涼感があるので、万人受けしやすいハーブです。
ハーブはプランターでも栽培できるので、オレガノを自宅で育て、それを使う事もできます。料理にはもちろん様々な健康効果も期待できるので、興味がある方は栽培してみるのもいいかもしれません。
オレガノの効果や効能について
オレガノには
- 殺菌作用
- 鎮静作用
- 胃腸の働きを整え消化を助ける作用
- 強壮作用
- 発汗作用
などの効能があります。意外にも多くの効能があるのですね。オレガノはハーブティーとして飲む事ができるので、胃腸の調子が悪い時にハーブティーを飲むのも効果的と言われています。
強壮作用は、
- たまった疲れがなかなか取れない時
- 疲労でぐったりしている時
におすすめの作用です。こちらもハーブティーを飲むだけで疲労回復効果が期待できます。
鎮静作用は、香りを嗅ぐ事でも十分にその効果を発揮できるので、ポプリやアロマオイルとして取り入れるのもおすすめです。鎮静作用は、頭痛、生理痛、筋肉の痙攣などにも有効とされているので、意外と幅広く活用できます。
オレガノは殺菌作用にも優れている事から、肉料理にもよく使われています。殺菌作用はドライフラワーにしても有効なので、玄関先やリビングに飾っておくだけでも部屋の空気を綺麗にしてくれます。
殺菌作用や発汗作用は、風邪を引いた時にも活用できます。風邪を引いた時の喉の痛みや炎症には殺菌作用が役立ちます。発汗作用は汗をかいて熱を下げる時に役立ちますが、その際は水分補給も欠かさないようにしましょう。
体力や免疫力が低下している時は、胃腸の働きも低下します。こういう時はオレガノの胃腸の働きをサポートする作用が役立ちます。風邪を引いてからも活用できますが、風邪予防にも役立つ効果です。
オレガノの取り入れ方
オレガノはハーブティーやスパイスとして使う事ができます。葉を乾燥させそれを茶葉にして飲むだけという手軽さなので、自宅で栽培したオレガノを使う事も出来ます。ミントのような香りとスパイシーな味は、ハーブ初心者にも受け入れやすいのでおすすめです。入れ方は他のハーブティーと同じなのでそれほど難しい事もありません。
自宅で栽培する場合は、花が咲いたらすぐに全草を摘み取り、乾燥させます。オレガノは、花、葉、茎全て使えますので、他のハーブとブレンドしてもいいかもしれません。
ハーブティーは苦手という場合は、サプリメントからも摂取できます。オレガノのサプリメントはポピュラーなので、いろいろなメーカーから販売されています。価格もお手頃な物が多いの取り入れやすいですし、サプリメントならニオイや味も気にならないので、毎日続けやすいと思います。
風邪予防や花粉症位予防に取り入れる場合は、サプリメントも便利です。予防の場合は早めに取り入れるか、毎日の習慣にする事で予防効果も高まります。花粉症対策には、花粉が飛散し始める前からの摂取がおすすめです。
オレガノを使う時の注意点
オレガノは自然由来のハーブなので基本的に副作用などはありません。ただしオレガノの効能の中に、子宮を刺激する作用があります。妊娠中にこの作用が働くと、流産や早産のリスクを高めますので、妊娠中や妊娠の可能性はある方は使用を控えたほうがいいでしょう。
ただし妊娠中でも料理に使うスパイス程度であれば問題ないそうです。オレガノをよく使うイタリア料理やメキシコ料理を食べてはいけないという事はありませんが、心配な場合は主治医に相談する事をおすすめします。妊娠中やその可能性がある場合は、使用を控えた方がいいですが、それ以外はハーブティーやサプリメントとして手軽に取り入れる事ができます。
オレガノ摂取のリスクはこちら⇒オレガノの過剰摂取と不足によるリスクと対策について
オレガノの働きと効能について【ハーブでお馴染み!】のまとめ
オレガノはハーブやスパイスとして、スーパーの調味料売り場でもよく見かけます。自然由来なので安心だし、意外と幅広く活用できます。少し特徴的な香りがありますが、それほどクセは強くないのでハーブ初心者にも取り入れやすいと思います。