フェルラ酸

[監修済] フェルラ酸の不足と過剰摂取の弊害について

あまり認知度の高くないフェルラ酸ですが、この成分にも効果の高い抗酸化作用が認められており、様々な商品に利用され始めています。そこで成分が不足した場合と過剰摂取について、充分理解しておきましょう。

フェルラ酸とはいったい何?

フェルラ酸は植物由来の有機成分で、ポリフェノールの一種であり、他の芳香族化合物の合成の前駆体ともなっている成分です。酸化防止や紫外線吸収機能が認知されており、医療薬に使われるほか化粧品や食品などの原料にと幅広く利用されています。現在では、このような効能を持っている成分の事を「ファイトケミカル」と呼んでおり、幅広い研究がなされている分野のひとつになっているものです。ファイトケミカルの歴史は長く、風邪の特効薬や鎮痛剤に処方されるサリチル酸という成分がある事でも有名です。

この成分は柳の皮から採れ、葉にもビタミンCが多い事などから古代より有効利用されてきた、ファイトケミカルの一種だったのです。フェルラ酸は多くの穀物類から野菜やかんきつ類まで、様々な野菜に分布しているのが特色で、どこにでもある成分と言えますが、逆に言えば古くから親しまれているだけ、安全な成分と言えるのです。この利便性と古くから食されてきた安全性を加味して、現在様々な効能も見つかっており、研究者たちの注目の的である成分と言えるでしょう。

フェルラ酸の効能

フェルラ酸の効能は食品の、酸化防止剤としての使われ方がなされています。また、実験によって、脳神経保護作用があることがわかっており、アルツハイマーに関して、高い作用がある事がわかってきました。さらに、傷んだ脳細胞を直す働きがあり、細胞死を未然に防いでくれる効果の「脳細胞保護作用」がある為、学習記憶力向上効果や老化速度を遅くしてくれる効果もあるのです。抗酸化作用は、高血圧の上昇を抑える効果がありますので、血圧の高い方にはお進めの成分です。

最近では体内の善玉コレステロールを増やす役割がある事がわかっており、善玉コレステロールは悪玉コレステロール値を減らす役割を担っていますので、結果心臓病や脳卒中に動脈硬化といった、コレステロール値が高くなる事で起こる原因そのものを、排除する役割をします。また、フェルラ酸とビタミンCやビタミンEを併用すると、太陽光で有害な紫外線のダメージを減らす効果も見つかっており、こうした効能に期待した美白化粧品なども販売されています。最新の研究ではがんの効能の研究もされています。

利用法と含有量の高い食品

フェルラ酸の効能には、高い抗酸化作用を利用した、抗酸化物質としての運用が認められています。食品などに使われる添加物もその一つですが、フェルラ酸は害のない酸化防止剤として、様々な食品に添加されています。食品に利用されているのは酸化しやすい野菜などで、バナナの退色防止やエンドウ豆の色調の保持や抹茶の退色防止などに使われています。どの食品にも含まれていますが、特に多いと言われるのが穀物類です。米や小麦にピーナッツなどのナッツ類に多く含まれている事が知られており、果物のリンゴやオレンジなどの柑橘類などにも含まれています。

また、嗜好品で多く愛飲しているコーヒーなどにも含まれており、野菜類全般に多いのが特徴です。しかしながら、フェルラ酸の摂取量については、一日50㎎から120㎎以上は摂りたいものとされており、通常のご飯に含まれる量が6㎎程度ですので、何と17杯は食べなければならない計算になるのです。玄米など精米していない方が多く含まれていますので、活用したいところですが、それでも1日3杯は食べなければならないのが、ネックと言えるでしょう。

フェルラ酸による不足や過剰摂取について

フェルラ酸は、多くの食品中に含まれている成分ですが、含有量自体が少ないために不足する事が多い成分と言えるでしょう。また過剰摂取については、もともと食品のみで取るにはコツがいる為に、過剰摂取による問題はありません。昔から食料とされてきた食材が多く、ほとんどが安全である為に、過剰摂取したとしても、特に副作用などは起きにくいとされているものです。それにファイトケミカルでもありますので、不足しても他の栄養源で賄う事ができますので、特に問題は起きにくいと言えるでしょう。

ただし、効果のほどは前述の通り気になる効果も多いという事で、ぜひ取り入れたいと願う方も多くいます、こうした場合にははっきりとした摂取量がわかるサプリメントなど、健康食品による利用法が最適かもしれません。効能もほぼはっきりしており、安全性も高いとされていますので、問題無く利用できるでしょう。ただし、こうした健康食品の利用には、注意事項に沿った服用が大切です。また、表示成分にも注目して、有害なものが入っていないかも確かめる必要があるでしょう。

「フェルラ酸の不足と過剰摂取の弊害について」のまとめ

フェルラ酸は食品中に多く含まれている成分ですが、その含有量が少なく摂取にはコツが必要です。小麦なら全粒粉を使うと効果的で、大麦ならば押し麦や麦芽麦の利用が効果的です。また、玄米を白米に混ぜると食べやすくなります。

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