アロエベラ葉エキスには、美容にも健康維持にも役立つ成分が200種類以上も含まれています。しかし1日あたりの摂取量に上限があるため、過剰摂取は禁物です。アロエベラ葉エキスを取り入れる場合は、量が少なすぎてもあまり意味がありませんので、適量を見極める事が大切です。
アロエベラ葉エキスに含まれる成分について
アロエベラは、キダチアロエと並んで日本では最もポピュラーでよく知られているアロエです。アロエベラの方がキダチアロエよりも苦味成分が少ないので、食用にはアロエベラが使われています。アロエの実が入ったヨーグルトや、ジュースもアロエベラの方がよく使われています。
アロエベラ葉エキスに含まれる成分は、200種類以上にも及びます。アロエ特有のアロエチンは殺菌作用があり、アロインには緩和作用、アロエウルシンは細胞の再生をサポートする作用があります。これらはアロエの独自成分ですが、他にもアロエベラ葉エキスに含まれる成分は、美容と健康維持に欠かせない、各種ビタミンやミネラルが豊富に含まれていますので、アロエを食べたりサプリメントで摂取したりしているだけでも、不足しがちで必要な栄養を補う事ができます。しかしアロエという身近な植物でも、成分によっては医薬品扱いになる物があり、過剰摂取による副作用もあります。
アロエベラ葉エキスを過剰に摂取するとどうなる?
アロエベラ葉エキスを過剰に摂取してしまうと、時に副作用やアレルギー症状を伴う事があります。これはアロエの独自成分によるものですが、アロインを過剰摂取すると、整腸作用が強く出すぎてしまい、下痢をする事があります。アロエベラ葉エキスは、便秘解消にも役立つとされていますが、適量は人により違いますので、1日あたりの目安でも、お腹が弱い人は少ない量から試すなど工夫が必要です。
胃や腸が丈夫という人でも、過剰摂取により下痢をしたり、アレルギー症状がひどく出たりする可能性はありますので、量を見極めてから摂取してください。過剰摂取をしても吸収される量は決まっているので、無駄になってしまいますし、成分によっては下痢や胃痛など体調不良にも影響してきます。胃が丈夫だと思っていても、思わぬ副作用が出る事もあるので、過剰摂取には十分注意が必要です。
アロエベラ葉エキスで不足しがちな成分を補うには?
アロエベラ葉エキスで不足しがちな成分を補う時は、自分に合った適量を見極める事が重要です。例えばサプリメントで1日あたりの量が、3粒から4粒という場合、人によっては3粒でも強く作用してしまう可能性があります。胃腸が弱い人は、1粒から2粒で様子をみながら、徐々に数を増やしていきます。もしも3粒から4粒では多いと感じるなら、1粒から2粒で続けても問題ありません。サプリメントは薬ではないので、量を調整できるのがメリットです。
ただしアロエベラ葉エキスに含まれる成分の中には医薬品として扱う成分があります。この場合サプリメントも処方薬となるので、医師の指示を仰ぎ正しく服用する事が大切です。サプリメントと健康食品、アロエベラをそのまま食べるなど、いくつかの方法を併用する場合は、全体の量を見極め過剰摂取にならないよう注意してください。
アロエベラ葉エキスの摂取量について
アロエベラ葉エキスには200種類以上もの成分が含まれています。豊富な成分を手軽に摂取できるのはメリットですが、アロエの独自成分の中には、摂取量に上限が設定されているものもあります。上限を超えて摂取すると、副作用やアレルギー症状を起こすリスクがあるので、十分注意してください。アロエベラの摂取量は、1日に60gまでとなっています。ちなみにキダチアロエはアロエの独自成分が、アロエベラよりも豊富に含まれているため、葉を食べる場合の1日の摂取量上限は15gとなっています。
この上限はあくまでも目安に過ぎません。体格が大きい人と小さい人では、上限を守っていても作用の仕方が違うので、自分に合った量を見極める事が重要なのです。アロエベラの葉をそのまま食べる場合、サプリメントで摂取する場合、ジュースやヨーグルトで摂取する場合も、含有量は異なりますから、全体のバランスを見て量を調整する事が大切です。
自分に合った量を見極める方法
アロエベラ葉エキスを取り入れたいが、自分に合った量がよくわからないという場合、とりあえず少量から始めて見てください。少量から始めてあまり効果を実感できない時は、少し量を増やして数日感続けてみます。これを繰り返していけば、自分に合った量を見極める事ができます。サプリメントは粒の数で判断できますし、ヨーグルトやジュースも量を見極めやすいです。葉をそのまま食べる時は、グラム数を測ってから食べるようにします。
「アロエベラ葉エキスは過剰摂取も不足もNGバランスが重要」のまとめ
アロエベラ葉エキスを取り入れる場合には、1日あたりの量に注意が必要です。アロエベラ葉エキスの中には、医薬品として扱う成分も含まれているので、過剰に摂取すると副作用やアレルギー症状が出る可能性があるからです。摂取するには適量を見極めましょう。