どんなに健康に良い食品であったとしても、全く摂取しなかったり逆に食べすぎてしまうとよく問題になります。そこで、今回はサフランが不足した場合、および過剰摂取した場合どうなるか説明します。
サフランが不足するとどうなるの?
サフランの効果は色々とありますが、一番多く言われていることは「記憶に関する効果」で記憶力を向上させる力があるとされております。これはサフランから出るサフラン抽出物のクロシンが神経伝達物質の伝達効率を向上させ記憶力向上に繋がると言われているのです。このサフランは歴史がかなり古く紀元前から香辛料や染料として使われていて、旧約聖書の中でも特殊な扱われ方をされており、大切なものとして扱われてきました。実際にサフランは現代でも貴重なスパイスなのでちょっと高価なものという認識からは外れておりません。
また、効果としては血行改善・冷え性解消・慢性疲労回復・高コレステロール緩和・ドロドロ血液の緩和といったものがありますので、これらの効果を考えて仮に不足してしまったら冷えに悩まされて血行が悪い状態が続き慢性疲労を抱えて生きていくことになってしまうのでしょう。逆に、これらの症状に悩まされている方々はサフランを利用してデトックス効果に期待しつつ体調を整えていくのが効果的になります。フランスの郷土料理であるブイヤベースやスペイン料理の中でもとくに有名なパエリアなどにも使えるサフランなので不足しないように摂取するといいでしょう。
サフランを過剰摂取するとどうなるの?
サフランは過剰摂取してしまった場合、危険な副作用が出る可能性が高くなると言われております。具体的には不眠・のぼせ・ほてりなどの副作用がでてくるようになるでしょう。さらに、もっと大量に摂取してしまうと、最悪の場合死んでしまう可能性すらあると言われているのです。そのため、だいたいの致死量というものが定められているのです。
たとえプラスの効果がある薬や食べ物だったとしても、過剰摂取してしまうのが危険なものはよくあるので必ず用法容量は守るようにしてください。しかし、パエリアなどの料理の着色に使うことが多くはなっていますが、そんなに大量に入れることはほとんどなく、使うとしても本当に一つまみなのでよっぽどのことが無い限り過剰摂取は起きないでしょう。例えば、料理を全くしたことが無くレシピも注意事項も読まないで何かを作った時という非常に限られた状況になるのではないでしょうか。
サフランが不足したり過剰摂取したりしないような目安は?
だいたいの致死量というものが出ているサフランは具体的にどれくらい摂取したらいいのかも決められているようです。具体的には1日の摂取量の目安としては、0.1~0.3gと言われており、他にも実質摂取量として、1日1.5g以内ならば通常の食事からの摂取でも問題ないという説もあります。要するに多くても1g程度で納めれば問題ないと言ことなのでしょう。実際の料理の使われ方から考えるとこの量を超えることはほぼないです。
また、副作用に気を付ける必要があるラインが5gで、これ以上摂取すればかなり危険な副作用が出るようになると言われており、さらに12~20g以上摂取した場合は致死量となってしまうことすらあると言われているのです。なので、これらの量を覚えておけば使いすぎることはほとんどないでしょう。しかし、普通の庶民的な間隔から話をさせてもらうとこのサフランは昔も今も高級な香辛料及び香料となっており、1gのサフランを採るのに約160個ほどの花が必要とも言われているので、価格も1g約1000円なんてことすらあります。その価格を知っている人間からすると大量に使うことなんてなかなか思いつかないのではないでしょうか。
サフランは不足や過剰摂取しなければ問題ない?
サフランの副作用が出やすくなる状況というのは基本的に大量に摂取した場合なのですが、他にも気を付けなければいけない場面があるのです。それは堕胎作用や子宮収縮作用、そして通経作用といったものがあるので、授乳中や妊娠期間中は摂取するのはNGと言われていることでしょう。妊婦さんの場合最悪は流産といった事態を招くので絶対に使わないようにしてください。これはサフラン以外にセージといったものでも同様で妊娠中や授乳中は使ってはいけないとされているので、妊娠中の方や授乳中の方は飲み物や食べ物、そして使う薬には細心の注意を払いましょう。
用法容量についてそこまで真面目に見たことが無いという方も多いかもしれませんが、妊婦さんは細心の注意を払う必要があるので必ず用法容量といった部分も細かくチェックを入れるようにしましょう。今まで気が付いていなかったけど実はNGだったというものが隠れているかもしれません。
「サフランを不足や過剰摂取すると?」のまとめ
サフランは色々なプラス効果を持っているのですが、過剰摂取ははっきり言って相当危険なものとなっています。なので、過剰摂取しないように量には細心の注意を払ってください。