ダイエットの味方として知られるようになったギムネマですが、日本ではまだ名前は聞いたことがあるけどよくわからないという方も多いでしょう。そこで今回は、このギムネマが不足したらどうなるのか、過剰摂取した場合どうなるのかを解説します。
ギムネマが不足するとどうなる?
ギムネマは別名グルマール、正式学名ではギムネマ・シルベスタと呼ばれるものでインド原産のハーブのことです。実際に売られているものはこのハーブをエキスとして抽出したものになります。グルマールの効果は糖を破壊することができるので、効率よく摂取することで血糖値の上昇を予防できるのです。
現代人はこの血糖値の上昇という言葉に非常に敏感になっているため、この血糖値の上昇を抑える作用というのは非常にありがたいものと言えるでしょう。実際にインドでは2000年前ぐらいから健康維持に役に立つとして使われていたという逸話があります。
逆に、糖を過剰摂取している状態でこのギムネマが不足すると血糖値が上昇しやすくなるので高血糖状態になる確率が上昇し人体に悪影響をもたらすのは必然となってしまいます。そうならないためにも、このようなハーブによるエキスを利用したほうがいいと言えるでしょう。
ギムネマを不足しない程度に摂取すると効果は?
ギムネマは先ほど紹介したように糖を破壊する作用がありますが、他の作用として糖の溜め込みを防ぐといったものがあります。そのため、ダイエットを行いたい方には非常に注目されているのです。このギムネマを摂取することで食事の量を減らさなくても血糖値の上昇を抑制することで太りにくくしてため込み防止によって痩せやすくしてくれると言われています。
そのため、運動も大っ嫌いで食事制限も絶対にしたくないといった方々に人気な商品となっています。サプリメントとしても売られているので、ダイエット情報に詳しい方は率先して購入しているようです。ただし、効率を上げたい場合はそれプラス運動やある程度の食事制限が必須なので、そのことは覚えておくといいでしょう。
また、血糖値の上昇をゆっくりにすることで空腹を感じるまでの期間も長くなりやすく、食欲抑制に繋がって更なるダイエット効果を生むとも言われています。何も努力しなくても痩せられると魔法のような言葉がくっついているギムネマですが、本格的に痩せたい方はそれなりの努力は必須なことを理解してください。
ギムネマを過剰摂取するとどうなる?
効果を上げるためには摂取量を増やすのが基本の考え方ですが、ギムネマの効果は糖分の吸収を抑えることなので過剰摂取した場合は低血糖状態になる可能性が高いです。血糖値は高すぎると問題ですが低すぎることも問題なので、過剰摂取ははっきり言ってお勧めできません。絶対にやらないようにしてください。
それ以外にも、ギムマネには糖分だけでなく鉄分の吸収も阻害するとも言われているので、鉄分が効率よく摂取できなくなってめまいといった症状を引き起こす可能性があります。また鉄分がうまく吸収できないとドーパミンやノルアドレナリン、セロトニンをうまく作れなくなるので精神的にやられやすくなる可能性があります。いわゆるイライラしやすくなるとか、集中力が低下しやすくなるといったものです。
また、セロトニンはストレスに強くなる作用や体調をよくする作用、さらには集中力や記憶力を向上させる作用もあるので、セロトニンが分泌されにくくなるのは大きな損害と言えます。たかが鉄分と考える人もいるかもしれませんが、かなりの影響がることを把握しておきましょう。
ギムネマを過剰摂取させないための目安は?
ギムネマの過剰摂取を防ぐためには目安をはっきりと理解することが大切になりますが、1日に摂取できる限度量は決まっていないようです。また、最低限の摂取量も特に決まっていません。以上の事から、理想的な摂取量は商品に記載されている量と考えるといいでしょう。稀に、自分は栄養素が足りていないから二倍摂取しようと考える人もいますが、過剰摂取による副作用を考えた場合、そのような行動は避けたほうがいいでしょう。
また、目安というわけではありませんがこの糖質の吸収を妨げるといった作用の事を考えると食前の30分前ぐらいに摂取したほうが効果的でしょう。ダイエット目的で購入される方がおそらく多いでしょうが、正しい摂取を行わないと狙い通りの効果が出ないものなので、使用方法や量は必ず守るようにしてください。
過剰摂取を防ぐ方法はシンプルで言われた量を言われた方法で飲むだけです。日本における食生活ではなかなか使われないハーブなので、サプリメントなどに記載されている量を守ればこの過剰摂取による副作用は気にする必要はないでしょう。
「ギムネマが不足や過剰摂取するとどうなる?」のまとめ
ギムネマはダイエットに強い味方として叫ばれていますが、過剰摂取による副作用はもちろん存在しているので用法容量を正しく守ってサプリメントで摂取するようにしましょう。