シソ(大葉)

[監修済] “シソ(大葉)食品のじょうずな摂り方とそのレシピ  “

シソ(大葉)食品はその効果の程から、色々出回っています。しかし、どのくらい摂取して良いのか、あまり良く分かっていないのが現実でしょう。紫蘇の摂り方も含めてその栄養価も見ていきます。

シソ(大葉)の栄養素

青紫蘇には縮れた品種もありますが、一般に流通しているものは、料理人のニーズに応えたもので、縮れの無い大葉紫蘇が使われています。縮れていては料理に使いにくい事もあり、この品種が多く出回る事になりました。また赤紫蘇の紫は毒々しく、色も出る事から和食にはあまり使われませんでした。青紫蘇は栄養価が非常に高い事で知られており、カロチンを含めビタミンB2ビタミンCなどの有効成分が含まれているほか、カルシウムがや鉄分は多くカリウムや食物繊維も豊富な野菜でもあるのです。またリノール酸も含まれており、この成分は体内でDHAと並ぶ有効成分である、EPAというエイコサペンタエン酸に変化することで、血液の流れをサラサラにしてくれるばかりでなく、未然に血栓を防ぐ働き有効な成分を持っているのです。この有効成分は、脳卒中や心臓病などの成人病を未然に予防する効果がるだけではなく、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー諸症状を緩和する効果もあるとされているのです。こうしたことを踏まえて考えると、毎日口にするような日々の摂り方が有効手段と思われます。

シソ(大葉)エキスを有効に摂ろう

大葉紫蘇を使ったサプリメントは最近多く出回っており、大葉紫蘇から抽出したエキスなども販売されていますので、こうした成分を使った健康食品を利用するのも一つの有効手段でしょう。また、大葉紫蘇はベランダなどでも手軽に育つ野菜でもありますので、水やりさえ怠らなければ誰でも育てる事ができ、毎日収穫できますので手軽な方法と言えるでしょう。また、大葉紫蘇の無い時期には、とっておきの方法があり、紫蘇酒で毎日エキスを飲むという方法です。作り方は至って簡単で、ホワイトリカー1.8Ⅼに対して大葉紫蘇が100枚から150枚程度で、氷砂糖は200gから300g程度を好みで使い分けましょう。まず、表面だけを軽く拭いた大葉紫蘇は、2つ切りから4つ切りにし、半日ほど陰干しする事で水分を取ります。その後材料と共に漬け込むだけですが、日の当たらない冷暗所に保存しておきましょう。約2,3か月で飲めるようになりますので、1日盃1杯程度飲むような摂り方にしましょう。家庭で大葉紫蘇を育てている場合には、葉を何回かに分けて漬け込むのもありです。

シソ(大葉)を使った健康法

赤紫蘇の栄養成分では、体の中でビタミンAへと変換されるβカロチンが非常に豊富に含まれ織り、その含有量は野菜の中でトップクラスといえるでしょう。βカロチンには、活性酸素の生成を防ぐ抗酸化作用が知られており、がんの予防に効果があるとされています。また紫蘇には、骨や歯を丈夫にするカルシウムや貧血を防ぐ鉄に、余分な塩分を体内から排出して高血圧やむくみを予防するとされるカリウムも豊富に含まれており、便通を促す食物繊維も多く含まれているのです。また、ビタミンも有効なものが多く含まれており、ビタミンB1をはじめビタミンB2やビタミンCなども多く含まれていますので、健康には非常に有効な成分の多い食品と言えるでしょう。毎日摂りたい食品のひとつですが、有効な方法としてエキスを丸ごと飲む事のできる紫蘇酒がありますが、下戸の方やお子さんにはお勧めできません。そこで毎日摂る事のできる方法に、振りかけがあります。振りかけは一度作っておくとしばらく日持ちしますし、食卓においておけば忘れる心配もありません。大葉紫蘇を紙を敷いたレンジにかけるだけですので、後はもみつぶして既製品のふりかけに混ぜれば簡単です。

おかずに最適なシソ(大葉)料理

日本料理では、必ずと言っていいほど使われる利用価値の高い紫蘇ですが、色々な使い方ができますので、料理好きな方でも飽きることの無い調理法が楽しめます。刺身の妻や、サラダにそのまま刻んでも良いのですが、大葉紫蘇を利用する事にはちょっとしたコツもあるのです。まず刻んで利用する方法ですが、青紫蘇は刻むと切り口からアクが出て、このアクが原因でせっかく刻んでおいても1日で真っ黒に変色して、使い物にならなくなるのです。こうしたミスを防ぐために、刻んだらすぐに水に浸けておきます。このアクの原因はシュウ酸が原因で野菜の多くはこのシュウ酸で変色を起こしてしまします。シュウ酸はカルシウムと鉄の吸収が阻害される悪役で、味も不味くなりますので、水にさらす事でこのシュウ酸を減らす事ができます。長く晒す必要もなく、一旦ざるに上げてもう一度洗ったらペーパータオルに包んで、ラップに保管すると2,3日は綺麗に使う事ができます。酢の物に利用する時には、変色して黒くなってしまいみためがわるくなってしまいますので、みじん切りで混ぜると良いでしょう。

「シソ(大葉)食品のじょうずな摂り方とそのレシピ」のまとめ

大葉紫蘇は、有効な成分が多く含まれていますので、なるべく家族で毎日摂りたいものです。強制的にならないように、摂って行くのも長続きする方法なので、ふりかけや紫蘇酒などは冬場の有効な摂取手段となるでしょう。

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