[監修済] バナナ果皮っていったい何、どんな効果があるもの？

バナナ果皮

[監修済] バナナ果皮っていったい何、どんな効果があるもの？

普段は食べない部位ではあるけれど、実はすごい効能があるというものは結構あるのです。具体的には果物などの皮や種や芯といった部分ですね。そこで、今回はバナナの皮であるバナナ果皮の効果について詳しく解説します。

そもそもバナナ果皮とは？

バナナは日本でも非常に愛されている果物で、おそらく朝はバナナ一本だけ食べて出かけるという人もいるのではないでしょうか。しかし、そんな日本においてもバナナは果指が食用で皮の部分は食べませんよね。このような状況を改善するかのように広まりつつある考え方が「ゼロ・エミッション」と呼ばれるものです。これはできる限り自然界への排出を減らそうという経済活動で、このような普段捨てられるバナナ果皮にも注目されるようになったと言われております。

もともと、日本では皮をむいて食べるのが主流でむかれた皮は廃棄されるのが基本でしたが、他の国ではそのまま焼いて食べたり、煮て食べるので皮をむかないところもあるのです。そう考えると色々ともったいない気もしてくるのではないでしょうか。

このように、日本では高確率で捨てられるものの中に、何とかして有効活用できるものが無いかということでいろいろと調べられた結果、バナナの皮には有効成分であるバナナエキスが含まれていることが判明し、人体にプラス作用をもたらしてくれるとして期待されるようになってきたのです。

バナナ果皮から摂れるバナナエキスは前立腺肥大症に効く？

「ゼロ・エミッション」の考えから使えるものであると判明したバナナ果皮ですが、そのまま食用として用いろというわけではありません。日本ではいまだ抵抗感が強いでしょうから、このバナナ果皮から抽出できるバナナエキスをサプリメントといったものにして利用しようと考えられるようになったのです。

このバナナ果皮エキスの効果として注目されているのが前立腺肥大症を予防することができるというものです。あくまで、予防であって治療できるというものではないのでその部分はご理解ください。この効果についてマウスによる試験も行っており他のエキスよりもバナナ果皮エキスのほうが効果があったという報告があるようです。

もともと前立腺肥大症とは前立腺が文字通り肥大化してしまって、様々な弊害をもたらすといったものなのですが、その原因は男性ホルモンが加齢によって低下することと言われております。この男性ホルモンが減ることでテストステロンと呼ばれる成分がより多く吸収されるようになり、結果的にタンパク質と合成されるようになって肥大が始まってしまうとのこと、しかしこの過程をバナナ果皮エキスは阻害することができるので予防効果があると言われております。

バナナ果皮から摂れるバナナエキスは頻尿対策によい？

先ほど前立腺肥大症の予防に効果があると解説いたしましたが、この前立腺肥大症の症状の中に頻尿というものがあります。これは前立腺が肥大化することで引き起こされる代表的な症状で、「年をとると頻尿に悩まされる」というものは此れからきているのではという説もあるくらいです。

そんな頻尿症状をこのバナナ果皮エキスはどうにかする効果があるのではと言われるようになりました。その原因は先ほど説明したように前立腺の肥大を抑制する作用が働くというところからきているもので、実際に頻尿対策として売られているサプリメントの中にはこのエキスが含まれているものもあるのです。ノコギリヤシやミドリムシといったものが主流だった界隈に殴り込むようにして登場したバナナ果皮エキスですが、かなり評判は良いものとなっております。

バナナ果皮から摂れるバナナエキスは育毛効果がある？

他の効果として注目されているのはずばり育毛効果があるのではというものです。実際にこの効果が本物かどうかを試すために、マウスを用いて試験を行った結果はバナナ果皮エキスを投与され続けたマウスは明らかに差が出たというものとなっており、効果が期待されるようになりました。

もともと、バナナをたくさん食べる人は髪の毛が増えやすいという噂が流れていたのですが、その噂の信憑性を高める結果になったと言えるのではないでしょうか。その噂の信憑性を調査しているところも多く、バナナの実から摂れるタンパク質は髪の毛の成分に非常に近いものがあると解説しているところもあります。そのため、育毛に関してもバナナは役立つのは間違いないとも言われていたのですが、このように捨てられていたバナナ果皮も役立てられることが分かれば、育毛を意識している人にとってバナナは非常に有用なものとして扱われるようになるでしょう。