明日葉はアシタバと読むせり科の植物です。日本が原産国で房総半島や紀伊半島などに自生しています。この明日葉が近年、その豊富な栄養素に注目が集まっており、多くの方が明日葉の魅力に取りつかれております。そこでこちらのページでは、明日葉について詳しく知らないという方のために、明日葉の働きや明日葉の効能などについて詳しくご紹介して行きます。
明日葉は糖尿病患者にも最適です
明日葉は糖尿病患者の方が多く服用している健康食品です。糖尿病と言えば、インスリンが不足したり、インスリン自体の力が衰えてしまうような場合に、細胞がグルコースの取組みをすることが阻害されたり、血液の中にある糖濃度が急激に上昇してしまい、血管障害など複数の悪影響を出す恐ろしい病気です。糖尿病の方に多く出ている症状は、のどの渇きやトイレが近くなる事を始め、集中力が低下してしまったりなどの表面的な症状であったり、腎臓や神経、目の網膜などが傷んでしまうような合併症を引き起こすリスクがある病気です。
このような症状の糖尿病に対して、どうして明日葉が有効なのかというと、明日葉の持っている成分が前駆脂肪細胞に強く作用する事により、脂肪細胞に分化するのを強烈にサポートしてくれる効果があるからです。これは、インスリンが前駆脂肪細胞から脂肪細胞への分化する事を強烈にサポートしてくれたり、肝臓や筋肉、脂肪細胞などに作用する事により、グルコースが細胞に取り込みやすい状況を作る働きと酷似しているのです。つまり、糖尿病によってインスリンが不足しているために、正常にグルコースが細胞に取り込めない状況を明日葉がサポートする事ができるようになっているのです。
また明日葉は、カルコンという成分が多く含まれていて、糖尿病患者が血液中のグルコースをソルビトールに変換するのを抑える役割を担っています。このソルビトールが多く変換されてしまうと、神経障害に大きな影響を与えてしまいますので、糖尿病の合併症を引き起こすリスクを高めてしまいます。その為、明日葉を飲んでソルビトールへの変換を抑制するカルコンを摂取するのがとても重要になってくるのです。
明日葉の働き
明日葉には、糖尿病の方以外にも様々な効果があります。明日葉には、動脈硬化を予防してくれたり、高血圧を予防する効果もあります。他にも免疫力を高める効果であったり、便秘を解消する効果などもあります。これは明日葉に多く含まれる食物繊維であったり、鉄などのミネラル類やカルシウム、カリウム、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンB₁₂を始めとした多数のビタミン群、β-カロテンなど豊富な栄養素の働きによる物です。
明日葉に含まれカリウムや利尿作用の強いルテオリンの効果によって、むくみを解消してくれますし、β-カロテンは体内でビタミンAに変換されます。このビタミンAは過剰症の心配を排除する事ができますので、ビタミンを多く取りすぎても問題ありません。また、中々摂取するのが難しいビタミンB2は、健康な髪の毛や皮膚、爪などを生成するのに重要な役割を持っておりますので、健康的な身体になりたいという方には絶対に欠かす事はできません。先ほど紹介したカルコンは、栄養素の中でも非常に効果の強い抗酸化作用をもっているのはもちろんの事、糖尿病の予防、動脈硬化の予防などにも大きな力を発揮してくれます。
明日葉の効能
明日葉は様々な栄養素が豊富に含まれている食材です。その為、明日葉には様々な効能があります。明日葉の効能で最も注目されているのが動脈硬化を予防する効能です。現代では肥満は万病の元と言われており、内臓脂肪が蓄積し、内臓肥満になってしまうと、高血圧や高血糖などを併発してしまうアディポサイトカインの分泌異常を起こす可能性があります。しかし、明日葉に含まれているカルコンには内臓脂肪を減少させる効果があり、カルコンにより善玉ホルモンであったり、アディポネクチンの分泌を強烈に後押ししてくれる働きがあります。
カルコンは血中コレステロールの減少にも効果的ですので、肥満の予防の他にも動脈硬化のリスクを少なくしてくれる効果が期待できます。また、このカルコンには、β-カロテンと同様に非常に強い抗酸化作用がありますので、血管を若々しい状態で維持する事ができます。血管の弱まりは様々な病気の原因になります。心筋梗塞や脳卒中なども引き起こす可能性がありますので、明日葉の効能はとてもありがたい物になっております。
「明日葉の働きとその効能」のまとめ
明日葉は非常に万能な栄養素を含む食材になっております。自宅でもプランターなどで育成が可能ですので、積極的に家庭菜園に取り組んでいる方も増えております。しかし、時間の無い方にとっては、明日葉を育てるのは少々難しいと思います。スーパーなどにもあまりおいていない明日葉を効果的に摂取する為には、リーズナブルな価格でも販売されているサプリメントなどで摂取するのもおすすめです。どこにでも持ち運べますので旅行先などでも気軽に摂取する事ができます。