[監修済] 保水力抜群のナノヒアルロン酸の働きと効能

ナノヒアルロン酸

[監修済] 保水力抜群のナノヒアルロン酸の働きと効能

保水効果が抜群で、私たちの体がカピカピにならないよう守ってくれているヒアルロン酸。それをナノ化したものをナノヒアルロン酸といいます。ナノ化する事でどんな効果を期待できるのか、またその働きと効能をご紹介します。

ナノ化されたヒアルロン酸

ナノとは1メートルの10億分の１という単位で、普通では想像しにくいほど小さくされているものです。ナノ化することで、今まで吸収されにくかった成分の吸収力がアップすることや、吸収力が低下した人も吸収しやすくなるといった効果が期待されています。ヒアルロン酸は、もともと分子の量が大きいので、そのままでは塗ったり飲んだりしても、なかなか体には吸収されにくいのが難点でした。しかしナノ化して小さくすることにより、従来より吸収されやすく、早くヒアルロン酸の効能を感じやすくなるとして注目されている成分です。その吸収率は従来の19倍にもなると言われています。ヒアルロン酸はもともと私たちの体内に存在していますが、年齢とともにどんどんその数は減っていってしまいます。ヒアルロン酸には、1g当たり最大約6Lもの水分を蓄える能力がありますが、年齢とともにどんどん減っていくということは、それだけ体自体の保水能力が失われていくということです。ですから外から補ってあげることが大切なのです。ではヒアルロン酸は体の潤いを保つ為、特にどこに存在しどんな働きをしているのでしょうか。

瞳を守るナノヒアルロン酸

ヒアルロン酸が発見されたのは牛の目からだったというほど、目とヒアルロン酸は深い関係にあります。ヒアルロン酸は牛の目だけでなく、私たち人間の目にも存在しています。目の丸さを作っている硝子体という部分には透明のゲルが詰まっていますが、この大半はヒアルロン酸でできています。眼球の形を保つ為にヒアルロン酸は必要不可欠な成分なのです。乾燥した空気やエアコン、パソコンやスマートフォンを長時間見ることで瞬きの回数が減ることなど、私たちの周りには瞳を乾燥させる要因が沢山あります。目の表面が乾いてくると目の疲れを感じやすくなったり、充血や目がゴロゴロしたりといった症状が現れてきます。また目の疲れは頭痛や肩こりの原因にもなります。乾燥した瞳は視力が悪くなる原因にもなるので、きちんとケアしてあげることは大切です。ヒアルロン酸は保水力があり、涙と似た働きもするので、乾燥から瞳を守ってくれます。

肌の潤いを保つナノヒアルロン酸

ヒアルロン酸は肌の潤いにも欠かせないものです。私たちの肌には真皮という毛細血管や神経が通っている場所があります。そこには強靭な線維性コラーゲンや、エラスチンといったたんぱく質が網の目のように張り巡らされ、その骨組みの中で水分を抱え込んでいるのがヒアルロン酸です。これにより皮膚の弾力が保たれ皮膚のクッションのような役割を果たしています。この構造がしっかりできているのが赤ちゃんです。赤ちゃんの肌は潤いで満ちているので、プルンプルンのもち肌です。しかし悲しいことに、年齢とともに減ってきてしまうヒアルロン酸。水分をしっかり抱え込んでいたヒアルロン酸がなくなっていくと、網の目のように張り巡らされていたコラーゲンたちも中身がスカスカになってしまいます。またコラーゲン自体も衰えてくるので、ヒアルロン酸が減っていくことに連動して、その形が崩れていきます。それがシワやたるみとなって悩みの種になってしまうのです。肌から減っていくヒアルロン酸を、吸収力のアップしたナノヒアルロン酸で補うことで、肌の弾力を保つという効能を期待できます。

関節を動かしやすくするナノヒアルロン酸

関節は骨と骨とを結ぶじん帯に包まれています。その内側では軟骨などがあり、関節の動きを良くするオイルのような働きをする滑液が分泌されています。その滑液の中で大事な水分を保っているのが、ヒアルロン酸なのです。この滑液があることで、肩や膝などが滑らかに動かせます。しかしこの滑液から水分が抜けてしまうとネバネバした成分だけが残り、ひどくなると関節が固まって動かなくなってしまいます。またヒアルロン酸は軟骨成分にも含まれています。軟骨には骨と骨が直接ぶつからないように保護し、滑らかに動くように程よい硬さを保ってサポートしています。この軟骨がなくなると、骨と骨がこすれ合い私たちは痛みを感じてしまいます。肩や膝などの関節に痛みが出てくると、外出したり動くのもおっくうになるものです。歳をとったらしょうがないとあきらめてしまうかもしれませんが、軟骨は必ずしも年齢とともに減っていくものではないようです。中には年配になっても軟骨が若いころとほぼ変わらず、元気できびきび動いている方もおられます。今から関節の健康を守るために、関節をよく動かす運動やヒアルロン酸を摂り入れるなどといった対策をしておくことができます。

「保水力抜群のナノヒアルロン酸の働きと効能」のまとめ

ヒアルロン酸自体に肌にハリを与え、目や関節などの潤いを守る働きがあり、若々しさを保つ効能が期待できます。ナノヒアルロン酸は今までなかなか吸収できなかったヒアルロン酸を、体に吸収しやすい大きさにしたものです。素早く浸透して効果を発揮することが期待されます。ナノ化されたヒアルロン酸はサプリメントなどの形で摂取することができます。