アロエベラはキダチアロエと並び、日本では最もポピュラーなアロエです。アロエベラ葉エキスには、高い保湿力がある事から保湿化粧品にも多くる使われています。アロエベラ葉エキスには、数百種類もの豊富な成分が含まれています。主に美容目的で使われるので、化粧品やサプリメントもたくさんあります。
アロエベラ葉エキスの働きとは?
アロエベラ葉エキスは、名前からも想像できるように、アロエベラという種類のアロエの葉から抽出するエキスの事です。アロエベラは元々アラビア半島やアフリカ半島に生息していました。乾燥した地域で生きるには、たくさんの水分を蓄える必要があります。日本では観賞用としても栽培されています。
一般に出回っているアロエベラ葉エキスを配合した化粧品やサプリメントは、アロエベラの葉や果汁を絞り乾燥させた状態でエキスを抽出します。高い保湿力や皮膚を守る効果が期待できる事、元が植物である事から安心して使える化粧品というイメージが定着しています。化粧品としては保湿力の高さも魅力ですが、炎症を鎮める作用や、肌を保護する作用は、敏感肌用の化粧品にも活用されています。
アロエベラ葉エキスの効能
アロエベラ葉エキスの効能について説明します。アロエベラ葉エキスの効能には、美白作用のある成分、胃腸の働きをサポートする成分、紫外線から肌を守る成分などが含まれています。やけどをした時は、キダチアロエを使いますが、炎症がある場合は、アロエベラ葉エキスの方がいい場合もあります。これはアロエベラ葉エキスに含まれる、糖タンパクが炎症を抑える働きがあるからです。ただ一般的には、キダチアロエの方が使われていますので、アロエベラ葉エキスは、美容目的に使ったほうがいいでしょう。
アロエベラ葉エキスで最も期待できるのは、保湿効果と美白効果です。これはアロエベラ葉エキスに含まれる、アロエシンという成分に、メラニン色素を作る物質の働きを抑える作用があるからです。細胞を活性化する働きもあるため、ターンオーバーを促進させシミを薄くしたり、ニキビ肌を改善したりする効果も期待できます。ニキビは乾燥が原因となる事も多く、アロエベラ葉エキスの保湿効果は、ニキビ肌にも乾燥肌にもおすすめです。
アロエベラとキダチアロエの違い
一般家庭でよく見かける、細くトゲのある葉が1本の茎から幾重にも重なり、上に向かって伸びていくのが、キダチアロエです。医者いらずと言われる事もあって、一般家庭にもよく置かれています。キダチアロエは寒さに強い事から、四季がある日本でも比較的育てやすく、栽培方法も難しくないので初めての人も数を増やす事ができます。
アロエベラはキダチアロエよりも大きく、寒さに弱いため暖かい地域で栽培に適しています。原産国はアフリカやアラビアで、日本では宮古島など年間を通して暖かいところで多く栽培されています。キダチアロエに比べると葉1枚1枚が大きく太く肉厚です。
アロエはたくさんの種類がありますが、日本でポピュラーなのは、キダチアロエとアロエベラです。キダチアロエは葉も中身も強い苦味があります。アロエベラは緑色の部分には苦味がありますが、中身は無味無臭で食用にも多く使われています。化粧品に使われるのは主に、アロエベラ葉エキスの方です。
アロエベラ葉エキスの活用法
アロエベラ葉エキスは、主に化粧品に使われています。アロエベラの葉肉は大きく厚みがあって、切るとトロミのある液が出てきます。これはムコ多糖類といって、水分保持力が高い成分です。昆布やワカメにも含まれる多糖類と似ています。保水力が高い事で知られる美容成分のヒアルロン酸も、ムコ多糖類の一種です。保湿ケアには欠かせないものとなるため、アロエベラ葉エキスも保湿化粧品に多く使われています。
アロエベラ葉エキスの保湿力は、肌の奥に働きかけコラーゲンやヒアルロン酸といった美肌に欠かせない成分の生成をサポートする作用もあります。保湿ケアを意識する時は、シワやたるみも気になる事が多いので、アロエベラ葉エキスはシワやたるみケアにも活用できます。
アロエベラ葉エキスがおすすめの方
アロエベラ葉エキスはいろいろな活用法がありますが、サプリメントや健康食品からも摂取できます。化粧品にアロエベラ葉エキスが配合された物を使えば、外側からのケアができますし、サプリメントや健康食品で取り入れる事で、体の中からのケアができます。保湿効果を重視する場合は、化粧品とサプリメントのように、ダブルでケアするとより効果的でおすすめです。
アロエベラ葉エキスの化粧品やサプリメントは、価格もリーズナブルな物が多いから気軽に試せますし、お気に入りが見つかったら続けやすいのもメリットです。
「アロエベラ葉エキスが持つ働きや効能について」のまとめ
アロエベラはヨーグルトなどにも入っていますが、葉には苦味があるものの、中身は無味無臭で食用にも適しています。アロエべラ葉エキスには、高い保湿力があるため、保湿を目的としたケアに取り入れるのは効果的です。