ラズベリーは木いちごとも呼ばれる、ケーキのトッピングなどにも使われる馴染みの深いベリーです。このラズベリーには便秘解消にも効果があると言われています。便秘にお悩みの女性は多くいます。そこで、今回はこのラズベリーの便秘解消効果について説明します。
ラズベリーの効能に便秘解消効果はあるの?
ラズベリーの代表的な効能は
- 眼精疲労の回復
- 鉄分補給による貧血の解消
- ラズベリーケトンによるダイエット作用
です。それぞれ非常に効果的な作用が働くので、これらの効果が目的な方はラズベリーそのものを食べるようにするか、サプリメントとして摂取しているのではないでしょうか。
そして、このラズベリーには食物繊維が豊富に含まれているので、便秘解消効果も期待出来ます。数ある果物の中でも食物繊維の豊富さは上位に入っているので、便秘を解消できる可能性が高いということもわかっていただけるのではないでしょうか。
ラズベリーには100gあたり
も含まれているので、多くの便秘に悩まされている方を救うことができるはずです。
ラズベリーにも含まれている食物繊維は何で便秘に効くの?
食物繊維は便秘に悩まされている方々にとって欠かせない栄養素で、便秘解消効果があるというのはおそらく多くの方が知っていることだと思います。しかし、どのような作用から食物繊維が便秘解消に繋がっているのかまで説明できる人は少ないのです。
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のバランス
先ほど軽く触れましたが、食物繊維には
- 水溶性食物繊維
- 不溶性食物繊維
の2種類があります。簡単に説明すると、水溶性食物繊維にはヨーグルトに含まれている善玉菌を活性化させる作用があり、不溶性食物繊維には大腸を刺激することで腸のぜん動運動を活発化してくれるので、便秘を解消することができるのです。
そして、この水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のバランスは1:2が良いと言われており、このバランスを保つことが便秘を解消する一つの秘訣でもあると言われているのです。
ラズベリーを飲んでも全く便秘解消がなされなかったのは何故?
よく、食べ物の特徴を紹介するインターネットサイトでは、食物繊維がそこそこ含まれている食べ物は「食物繊維が含まれているので便秘を解消する作用がある」と紹介していると思います。これはある意味では正しいのですが、ある意味では間違っています。
先ほど解説しましたが、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のバランスの理想形は1:2です。このバランスが崩壊して不溶性食物繊維が多くなりすぎると便秘になってしまうのです。そのため、食物繊維を摂取しても全く便秘解消ができなかった方々は不溶性の食物繊維を摂り過ぎている可能性が高いのです。
不溶性食物繊維は
- 野菜
- トウモロコシ
- サツマイモ
、そしてきのこ類全般や果物といったものに含まれています。食物繊維は便秘に良いと、ひたすら野菜から摂取して水溶性食物繊維を全く摂っていない人は便秘になる確率が逆に上がるのです。
このことを知らない人はかなりいるので、
食物繊維をただ摂れば便秘解消ができるわけではない
ということを理解してください。
ラズベリーを食べても便秘が解消できない人は、不溶性食物繊維を摂り過ぎているかもしれないので、食事のメニューを再度確認してみましょう。必ず食物繊維のバランスを意識するようにしてください。
ラズベリーの便秘解消効果は何と一緒に食べると効果が高まるの?
ラズベリーの便秘解消効果を高めるために効率の良い方法は、間違いなくヨーグルトといった乳酸菌を摂取できるものと合わせて摂ることでしょう。ヨーグルトは善玉菌を摂取するためにも非常に効果的な食べ物となっているので、健康に気を使っている方はヨーグルトを毎日とっている人もいるのではないでしょうか。
ラズベリーには水溶性食物繊維が含まれているので、善玉菌の働きを活性化しやすくしてくれる作用が働き、ヨーグルトの効果が高まりやすい環境を作ってくれるのです。そのため、本格的に便秘に悩んでいる方はこのラズベリーとヨーグルトを合わせて摂取してみてください。高確率で便秘解消につなげることができるでしょう。
ただし、お悩みの便秘が痙攣性便秘というストレスで交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまったために引き起こされてしまった場合は、腸内環境をいくら整えたとしても便秘解消ができない可能性もあるので、いつまでたっても便秘が治らない場合は一度病院に行って診てもらうといいでしょう。
また、痙攣性便秘の場合は、精神的なストレスや自律神経の乱れが原因となることが多いので、ストレスを解消できる機会を設けて、ゆったりする時間を作るのもいいでしょう。
ラズベリーで便秘解消?【小粒な果実の偉大な働き】のまとめ
ラズベリーによる便秘解消作用は間違いなくあるのですが、人によっては効果がなかなか出ないことがあります。そのような人はいったい何が原因なのかを探ってみるようにしてください。