キャッツクロー茶とは、南アメリカ大陸のアンデス地方に昔から伝わるハーブ茶です。最近では、サプリメントの先進国アメリカでも免疫力を向上させるとして人気になっています。キャッツクローという樹木の葉をお茶にしたのが、キャッツクロー茶であり、免疫力を上げるだけでなく植物性ステロールでコレステロール値を下げる役割もある、すごいお茶ですのでその効能について知っておくとよいでしょう。
キャッツクロー茶とはどのようなものなの?
キャッツクロー茶に使われるキャッツクローとは、南米のペルーやエクアドル、コロンビアというような熱帯雨林地帯、なかでも標高400メートルから800メートル程度のところに属する大型の蔓植物です。実はこのキャッツクローは1ヘクタールに2,3本しか生育しないというほど大地の栄養を必要とする木です。
太古の昔から重宝されており、ペルーやアマゾンの原住民の間では「宝の樹」と呼ばれており、昔からその樹皮や葉を干して煎じて飲むというキャッツクロー茶のようなことが行われてきました。キャッツクローには、強力な免疫作用がありますので、さまざまな疾患に効果があることが知られています。現在でもそんなキャッツクローの成分を根や樹皮から抽出してお茶にしていただくことができます。
キャッツクローのお茶、驚くべき効果とは?
キャッツクローのお茶には、さまざまな効果があります。実は、有効成分はキャッツクローの根や樹皮から抽出した五環系インドールアルカロイドです。その中にはイソテロポディンなど6種類のアルカロイドが含まれており、いろいろな効果をもたらしてくれます。
例えば、キャッツクロー特有のアルカロイドとして知られるイソテロボディンは、免疫作用に多大な貢献をします。免疫力が強化されるだけでなく、抗炎症作用や関節の炎症を抑えるといった作用があります。そのため、病気になりにくくなったり、リウマチや腰痛なども改善します。
他にも炎症を抑えるだけでなく、血流をよくするといった作用もあります。血流が良くなる結果、筋肉の動きが良くなりますので、関節の痛みに悩んでいる人がその痛みを解消したり和らげたりという効果があります。
さらには、キャッツクローに含まれているアルカロイドの一つであるイソリンコフィリンは、血管を拡張して血栓をできにくくする働きがあります。そのため、高齢により血管が詰まることによる疾患のリスクを下げることもできます。さらには抗酸化作用や抗炎症作用、抗腫瘍作用などがありますので広く身体の不調に悩んでいる人に効果があります。
キャッツクローの効能についてはこちら⇒キャッツクローの副作用は?
キャッツクローのお茶を飲むメリットは?
キャッツクローはインカ文明の太古の時代から好まれてきた健康的なハーブです。そのため、ハーブ茶などに関心のある人にはこのお茶は好評です。キャッツクロー茶にはカフェインなどの有害物質が含まれていませんので、子どもでも飲むことができるというメリットがあります。そして、ミントハーブのような良い香りがしますので、とてもおいしいという意見もあります。
含有成分であるオキシインドールが免疫力を強化すると同時に、植物性ステロールが炎症を抑制してくれます。その為、しつこい神経痛に悩んでいる人や、高齢などにより免疫力を強化したい人には最適です。お茶にすることで、キャッツクローの独特の香りを味わうこともできます。
ただ、キャッツクローには女性ホルモンを調整する働きや避妊作用があるという研究結果もあるようなので、妊娠中または妊活中の方は摂取を控えた方が良いかもしれません。
キャッツクローのお茶を味わおう!
キャッツクローのお茶はインターネット通販などで販売されています。その中から自分に合ったものを選ぶことが必要です。より効果のあるキャッツクローのお茶を選ぶ際には、まず樹齢が長いものが良いでしょう。よく大地の肥沃な栄養分を吸っているからです。次に、配合成分がしっかりと書かれていることです。そして、保存料や添加物を使用していないことなどです。
キャッツクローはお茶だけでなく、サプリメントなどもあります。お茶は、ミントハーブのような香りがしますので、ハーブティーが苦手な人はサプリメントで摂取することも一つの方法です。キャッツクローには副作用はあまり報告されていませんが、摂り過ぎもよくありませんので、用法用量を守ってまずは少なめから始めてみるのも一つの方法です。
注意点としては、血圧を下げる効果がありますので低血圧の人や、妊娠中の人なども医者に相談するとよいでしょう。
キャッツクローをお茶で摂る【驚きの効能・効果】のまとめ
キャッツクロー茶とは南米アンデス地方にある大きな木の茶葉であり、その高い免疫作用などが注目されています。希少性の高い植物であり、その栄養成分アルカロイドなどには、免疫増強作用や、痛みを抑える力、血流をよくする力など、さまざまな効果効能があります。太古の昔からお茶としても原住民に使用されており現在ではサプリメントなどで販売されています。キャッツクロー茶は、ミントティーのような香りで、癖になる味わいですが、カフェインなどの有害物質を含んでいませんので、安心して飲用することができます。