ローズマリーは料理に使うハーブとしてもお馴染みです。シソ科の植物で少し強い香りが特徴的です。スパイシーな香りは肉料理や魚料理の臭み消しに便利です。ハーブやアロマとしても幅広く使われています。ローズマリーの効果や取り入れ方を紹介します。
ローズマリーの特徴や成分について
ローズマリーは、肉や魚料理に香り付けとして使うスパイスハーブとしてよく知られています。確かに料理に使うととてもいい香りがします。ハーブの中でも強い香りが特徴的ですが、香りにもいくつかの効果が期待できます。ローズマリーはハーブの中でも強い香りが特徴ですが、これはシオネールという成分や、ロスマリネシンという成分が含まれているからです。これらの香り成分にも効果や効能があります。
ローズマリーには、ポリフェノールの一種フラボノイドやタンニンが含まれています。
タンニンについてはこちら⇒タンニンの美肌効果!
ローズマリーのような香りが強い成分は、高い効果・効能が期待できます。その中の一つロズマリン酸は、ローズマリーの主成分でポリフェノールの一種です。ロズマリン酸には、高い抗酸化作用があります。
そもそもポリフェノールとは?
最近耳にすることの多いポリフェノールですが、このポリフェノールとは
ほとんどすべての植物に含まれる、植物特有の色素や苦み・渋み成分
を総称したものです。その種類は5000を超えるともいわれています。
ポリフェノールにはこんなにもの種類が!⇒ポリフェノールの驚きの種類!
ローズマリーの効果について
ローズマリーに含まれているロズマリン酸という成分には、老化防止効果が期待できます。これはロズマリン酸がポリフェノールの一種で高い抗酸化作用を持っているからです。老化の原因は主に加齢と、年齢や生活習慣によって増える傾向がある活性酸素が関係しています。ローズマリーに含まれるロズマリン酸には老化の原因となる活性酸素を除去する働きがあるので、老化防止につながると言われています。
ローズマリーに含まれるポリフェノールは、老化防止にも効果が期待できますが、カルノシン酸という成分には、脳のストレスを軽減させ、脳の働きを活性化させる作用があると言われています。老化防止というと見た目の衰えを防ぐアンチエイジングのイメージがありますが、ローズマリーには脳という人にとって重要なところの老化防止をサポートする働きもあるのです。
ローズマリーは体の中からの作用以外にも、外用的な効果も期待できます。収れん作用は化粧品として使う事で、肌を引き締める効果が期待できます。
ローズマリーの効能についてはこちら⇒ローズマリーの美肌効果!
ローズマリーの摂り入れ方
ローズマリーは
- スパイス
- ハーブティー
- サプリメント
- 化粧品
と幅広く使われているので、取り入れ方にも選択肢があります。一般的にはハーブティーや料理のスパイスとして使いますが、ローズマリーが持つ効果を期待したい場合は効率よく摂取できるサプリメントもあります。サプリメントから摂取する場合は、ローズマリーエキスとして、その中には老化防止効果が期待できるロズマリン酸や、カルノシン酸が含まれています。
ローズマリーは料理の時にスパイスとして使う事もできますが、オリーブオイルにローズマリーの葉を漬け込んで、ローズマリーオイルとして使う事もできます。サプリメントの場合は、他の成分をプラス配合する事もできるので、目的に合わせて成分をチェックして選ぶのがおすすめです。サプリメントにもいろいろ種類がありますので、身体に負担をかける物を使用しない天然由来成分を使用した物がおすすめです。
ローズマリーは自宅で栽培する事もできます。葉を乾燥させ、スパイスとして使ったり、ハーブティーにして飲んだりできます。プランターでも栽培できますし、ローズマリーの強い香りは害虫よけ効果も期待できるのでベランダや室内でも育てやすい事から人気があります。フレッシュなローズマリーは料理に使うととてもいい香りがしますので、香りを楽しみたい方は自宅でローズマリーを育ててみるのもいいかもしれません。
ローズマリーの他の魅力についてはこちら⇒ローズマリーエキスの効能
ローズマリーの注意点
ローズマリーには、子宮を収縮させる作用があります。妊娠中の方がローズマリーを摂取すると、流産のリスクがあるので使用しないようにしてください。妊娠中でも料理に香り付けとして使う分には問題ないと言われていますが、大量に使うと強い香りが素材の良さを消してしまうので、量は加減します。
妊娠中は、ハーブティーやサプリメントからローズマリーを摂取するのはNGと覚えておきましょう。
ローズマリーは過剰摂取すると、麻痺という副作用が出る事があると言われています。ハーブとしてはとても強い効能を持つので、サプリメントの場合は1日あたりの目安を守ってください。ハーブティーとして飲む時は1日1杯か2杯でも十分にローズマリーの有効成分を摂取できます。ハーブティーでも飲みすぎには注意が必要です。
アロマテラピーにローズマリーの精油を使う場合は、刺激が強いので妊娠中やてんかん持ちの方は使用を控えるようにしてください。
ローズマリーの魅力は老化防止効果!【ロズマリン酸とカルノシン酸】のまとめ
ローズマリーは、料理に使ったりお茶として飲んだりする事が多いハーブです。ローズマリーには様々な効果が期待できますが、老化防止に役立つ事でもよく知られています。食事やサプリメントからも取り入れられますので、エイジングケアにもおすすめです。