リコピンはトマトに豊富に含まれている最近話題の健康成分です。野菜には健康に効果のある様々な成分が含まれていますが、トマトも例外ではありません。リコピンを活用して血流を円滑にして、ダイエットに活用しているケースが多いです。
リコピンの働き
毎日の食卓に彩を添えるトマト。ジュースやケチャップなどなど様々な食品に加工されるなど、トマトは食材として重宝されています。栄養価が非常に高いトマトはビタミンCやビタミンE、そしてベータカロテンなどが豊富に含まれています。健康だけでなく美容に活かす人も少なくありません。
トマトの健康成分についてはこちら⇒トマトエキスで錆付き防止!
トマトに含まれる数々の栄養成分の中で最近注目を集めているのがリコピンで、ダイエットで活用している人も多いです。トマトといえば赤色ですが、その赤色の正体がリコピンだったのです。リコピンの特徴として挙げられるのは非常に強力な抗酸化力です。
リコピンの抗酸化力はベータカロテンの倍、ビタミンEの100倍もあります。この力によって体内に入っている老化の原因となる活性酸素を一気に除去していきます。
活性酸素が体内に多く入ってしまうと老化が進んでしまうだけでなく、動脈硬化の原因となってしまいます。これは血管を覆っている細胞に徐々にダメージが入っていき、その血管の細胞に悪玉コレステロールをくっつけてしまう状況を生み出します。そして活性酸素が悪玉コレステロールを時間とともに酸化させていき、動脈硬化を進めていきます。
リコピンはこれらの流れを防止することができます。血流を改善し、生活習慣病の1つである動脈硬化を予防してくれるのはありがたいですね。
リコピンと生活習慣病についてはこちら⇒リコピンは生活習慣病の予防に良いの?
リコピンで血流を改善する
血流の悪化から生じる症状として、血栓があります。血管の中にできる血の塊「血栓」が血流を遮ってしまう障害物になってしまいます。血栓が衝撃を受けると移動することがあり、心筋梗塞や肺塞栓を引き起こしてしまうこともあります。
リコピンを摂取していくと、血流を改善していく効果が期待できます。リコピンが持っている抗酸化作用が悪玉コレステロールを除去してくれるので、血流を健康な状態へと戻していきます。
血流が改善されると、酵素や栄養を体内へより効率よく摂り入れていくことができます。血流が悪くなると酸素や栄養が十分に体内へ行き届かなくなってしまいます。体温調節もできなくなってしまうので、血流は非常に重要と言えるでしょう。
サプリメントを服用して生活習慣病を防ぐ
生活習慣病を予防したり、改善する効果をリコピンは持っています。生活習慣病は動脈硬化や高血圧、さらに糖尿病などが代表的な病気となっています。これらの病気の原因の1つとして挙げられるのが活性酸素です。
活性酸素には細菌やウイルスを駆逐するという非常に重要な働きがありますが、活性酸素が体内で増加してしまうと正常な細胞も攻撃してしまいます。この活性酸素の好ましくない働きが生活習慣病につながるのです。増加している活性酸素を除去しなければ、血液の中に存在している悪玉コレステロールなどを増加させてしまいます。
この活性酸素をリコピンの抗酸化作用で除去することによって、生活習慣病を改善することができます。このリコピンの働き、食生活で摂り入れていくのはもちろんですが、それが難しい場合はサプリメントを活用して定期的に摂取していきたいですね。
リコピンによって血流が改善されると、肥満の解消にもつながります。世間ではトマトダイエットが紹介されていることもありますが、リコピンの血流改善効果によって代謝が活発になり、それがエネルギー消費効率の上昇につながるからなのです。
リコピンとダイエットの関係についてはこちら⇒リコピンで肥満になりにくい身体に!
理想的なリコピンの摂取量
特に多く摂取しても副作用を引き起こすことがないリコピンは、トマトから摂取すると簡単です。リコピンの1日あたり理想的な摂取量は15mg~20mgとなっています。トマトを3個食べることによって、その量を補っていくことができます。
大きいトマトにはリコピンは7mgから8mgほど入っています。そしてトマトジュースだと市販の量でリコピンを十分摂取することができます。リコピンは脂溶性となっており、生のトマトをサラダなどで食べていくと効果を発揮していきます。
また、加熱するとさらにリコピンの吸収効率が上昇するので、アラビアータなどのソースとして摂取するとさらに効率よく摂り入れることができます。
リコピンの効率的な摂取方法はこちら⇒リコピンを食品として摂ろう!
サプリメントだと他の成分によって副作用を引き起こすこともありますので、詳細をチェックして服用するようにしましょう。医薬品と併せて摂取する場合は、医師や薬剤師とも相談してみてください。
リコピンで血流を改善!【サプリメントも活用】のまとめ
リコピンはサプリメントでも取り入れていくことができます。赤くなったトマトだと十分摂取することができますが、どうしても取り入れることができない時は血流改善のためにもサプリメントを利用しましょう。