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【第2回コラム:シミその2】シミ対策には美白化粧品

コラム
テーマはシミに関して
今回のテーマは前回に引き続き「美容」についてです。前回は美容、特にシミについて焦点を当てて説明しました。その中でも予防方法について述べました。具体的には、⓵紫外線対策、②正しいスキンケアを行う、③ストレスをなくし十分な睡眠をとる、④ビタミンC、Eを含んだ食品を取ることが重要です。これらを十分に行えば、シミの生成は今よりも抑制できるはずです。
今週のコラムではもう少し「シミ」に焦点を当てます。特に今回述べなかった、出来てしまったシミに対する対策について述べたいと思います。その中でも、今回は外側からのアプローチ法 (美白化粧品、クリニックでの施術)について紹介します。

「シミ」対策には美白化粧品
前回話したようにシミが出来る一番の原因は紫外線によるものです。紫外線によってメラニンが発生してしまいます。しかし、通常は肌の新陳代謝が活発であると、このメラニンの黒ずみもやがて無くなります。しかし、年齢を重ねることによって新陳代謝の機能が衰え、メラニンが体内に残ってしまう事があります。これがシミの原因と発生のメカニズムです。その為、なるべく紫外線を浴びない様にすれば先ずは一次対策が出来ます。日傘をさしたり、日焼け止めを塗ったりすることはこの様な観点で、シミ対策には非常に有効です。

しかし、この方法で予防しようとしても完全ではありません。既にシミがある場合もありますし、原因も紫外線以外の要素もある為、紫外線予防をしていてもシミが出来てしまう事は起こり得ます。そうなると、出来てしまったシミを消す方法を知りたくなります。

先ずは一番よく知られている方法として、美白化粧品を使ったケアを始めることが有効です。今は様々なメーカーから美白化粧品が販売されています。これらの美白化粧品の中には、肌に透明感を与えたり、シミを薄くしたりできる美白成分というものが必ず配合されています。この美白成分が配合されていることで美白効果を得ることができるのです。具体的には「メラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐ」あるいはこれに類似した効能を表示することが認められた成分です。
代表的な成分としては下記があげられます。
<アルブチン>
コケモモや梨などの植物から抽出された成分で、メラニン合成に関係するチロシナーゼに直接働き、メラニン合成を阻止することができると言われています。
<エグラ酸>
ラズベリーといったベリー類から抽出された成分。天然のポリフェノールがたっぷり含まれていて抗酸化作用があります。チロシナーゼと言う物質は体内に存在し、これはメラニンの生成を促す美白の阻害物質です。そのチロシナーゼの活性化を抑制し、シミの発生をできにくくしてくれます。
<ルシノール>
シベリアモミの木に含まれる成分です。メラニンの元をブロックするため、シミが作られにくいです。ルシノールは、ビタミンC誘導体との相乗効果が期待されていて、一緒に使うことでより肌が美白に近づくでしょう。ルシノールは、シミを薄くするというよりは、シミを予防するという効果の大きい成分です。
<ビタミンC誘導体>
水溶性のビタミンCは肌に吸収されにくいという特徴があります。そのビタミンCを角質層までしっかりと浸透させやすくしたのがビタミンC誘導体です。ビタミンC誘導体は、メラニン生成を抑制し、シミを予防する効果があります。コラーゲンを生成する働きがあるので、シミだけでなく、シワなどをできにくくするなどアンチエイジング効果のある成分です。ニキビ予防や改善にも一役かってくれます。
<プラセンタエキス>
プラセンタエキスは、哺乳動物の胎盤から抽出された成分で複数のビタミンやアミノ酸が豊富に含まれています。メラニン色素の元となるチロシナーゼを阻害することでシミの発生を抑えてくれる働きがあります。シミ予防の他にもニキビなどの炎症を抑えたり、コラーゲンやエラスチンの生成を促進し、ハリや潤いを与えてくれます。
<トラネキサム酸>
トラネキサム酸の効果は、紫外線や老化によってできる一般的なシミではなく、肝斑のシミに限られているといっていいでしょう。トラネキサム酸を使用するときは、ビタミンC誘導体など他の美白成分や肌の新陳代謝を活性化する成分と一緒に使うことでより効果を生むことができます。
<リノール酸>
サフラワー油から抽出する成分です。肌のターンオーバーを促進し、チロシナーゼの量を減らすことができると同時に分解してしまうという驚きの働きがあることで知られています。ちなみに肝斑の治療にも注目されているとのことです。
<カモメラET>
カモメラというハーブから抽出された成分です。カモメラETは、メラニン合成の情報伝達を抑制する物質で紫外線によるメラニン合成が始まる初期の段階で作用することが分かっています。シミやそばかすができるのを早めの段階で防ぐのです。
<T-シクロアミノ酸誘導体>
紫外線を浴びるとメラニンが生成されます。プロスタグラジンと呼ばれる物質が分泌されることでメラニンは生成され、シミができたり、濃くなったりします。T-シクロアミノ酸誘導体は、プロスタグラジン物質を抑える働きがあります。その結果、シミやそばかすができにくい肌にします。美白効果のみならず、肌荒れ防止にも効果を発揮してくれます。

以上は、厚生労働省も認可した美白成分です。美白化粧品を購入する際にパッケージにこれらの成分が配合されているかどうかを確認し、購入の参考にして下さい。

シミ対策の別の方法
光治療
IPL(インテルス・パルス・ライト)という光線を顔に当てることでシミを薄くできる施術があります。光レーザーなどの部分集中ではなく、顔全体に当てるので、シミだけでなくシワやくすみ、赤ら顔など肌トラブル全般に効果を得ることができます。光線がシミに当たることでメラニン色素がおもてに押し出されてきます。濃くなったように感じるかと思いますが、それは一時的なもので、かさぶた化したものがいずれ剥がれ落ちていくので心配することはありません。
レーザー治療
レーザー治療とは、一定の波長の光をシミ部分のみピンポイントで照射する施術方法です。部分的に照射するため、周りの細胞を最小限に抑えることができます。レーザーを当てたあとは、軽いやけどのように赤くなってしまいますが、かさぶたが取れると徐々に普通の肌に戻っていきます。シミの大きさや濃さによって2.3回照射するケースもあります。
ハイドロキノンとレチノン酸の塗布
メラニン色素をつくるチロシナーゼ酵素の働きを抑制するハイドロキノン。ハイドロキノンは、美白作用に優れているため「肌の漂白剤」といわれています。そして、レチノン酸は、肌の新陳代謝を高めてくれる薬で古くなった角質やシミの元となるメラニンを含んだ表皮細胞を剥がしていきます。レチノン酸を使ったあと、ハイドロキノンを塗ることで2つの作用が相乗効果となり、シミをより効果的に薄くことができるのです。
ケミカルピーリング
ピーリングとは、古くなった角質を、ピーリング剤を塗ることで取り除く処方のことです。ケミカルとは、「化学物質」、ピーリングは「皮をむく」という言葉の意味があります。つまり、ケミカルピーリングとは、「化学物質を使って皮膚の皮をむく」ということになります。ケミカルピーリングを行うことで、皮膚のターンオーバーを活性化させることができます。シミの元となるメラニンをスムーズに排出し、結果的にシミができにくい肌ができます。

クリニックでの施術はシミを速攻薄くするのに効果大なので「絶対に消したい」というシミがある場合は、クリニック施術を受けるのは非常に有効です。

第2回コラム:シミ対策には美白化粧品のまとめ
今回は美容、特にシミを外部から消す方法について説明しました。シミ対策は美白化粧品が1つの方法であると述べました。クリニックの施術もその1つです。しかし、美白化粧品やクリニックでの施術は高いという問題もありますし、皮膚の外側からのアプローチである為、本質的とは言えません。やはり内側から栄養成分を取ってシミを改善することが好ましいでしょう。その為に、次週は内側からの対策を説明します。

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