βカロテン

ケールが目に良い理由【ケールの働き】

ケールは青汁の原料としてすっかり有名ですね。近年の栄養補助食品・サプリメントの普及には目を見張るものがあり、目に効果があると言われているケールも注目されるようになりました。そこで、今回はケールの目に役立つ作用とは何なのかを解説します。

ケールの目への働きは何?

ケールはキャベツの一種青汁によく使われている野菜です。青汁に使われているということをご存知の方もいるかもしれませんが、栄養素が高いということです。この高い栄養素の中にカロテノイドの一種であるルテインが含まれているので、その作用により目に効果があると言われるようになっているのです。

カロテノイドの効能についてはこちら⇒カロテノイドの働きや効能について

カロテノイドは野菜や果物などの食品に含まれている色素なのですが、カロテノイドには抗酸化作用があることで知られています。そして、ルテインにも強い抗酸化作用があるので、活性酸素による悪影響を防ぐ働きが期待されます。ルテインは眼の網膜中心部にある黄斑や水晶体に存在している栄養素です。つまりルテインは眼に悪影響を与える紫外線から目を守ってくれるのです。そのため、目に異常をきたす症状の予防にも役に立つとも言われているのです。

ルテインの効能についてはこちら⇒ルテインで目の健康を守る!

ケールの目への働きは現代だからこそ必須?

ケールの目への作用が特に注目されてきたのは現代だからこそ、という面があります。ルテインは紫外線にも効果がありますがブルーライトからも目を守る作用があるのです。このブルーライトは現代になってから急激に増えたものなのです。

人間が目でとらえられる可視光線の波長400ナノメートルから800ナノメートルです。しかし、ブルーライトの波長380ナノメートルから500ナノメートルとなっています。ちなみに紫外線は400ナノメートル以下、赤外線は800ナノメートル以上です。すなわち紫外線とブルーライトは波長が近く強いエネルギーを持つ光ということになります。ブルーライトは目の負担が紫外線並みに強力なのです。

厚生労働省でも

1時間ブルーライトを使った画像を見ているのなら、15分程度の休憩を取る必要がある」

との見解を示しているので、見すぎるのは目に良くないことがわかります。

しかし、現代では省エネに繋がるということでLEDが急速に普及してブルーライトを使っている機械が非常に増えました。例えば、スマホ・パソコン・液晶テレビが該当します。そのため、ブルーライトによる目のダメージをいかに減らすかが重要となるのです。

ケールに含まれる目に良い成分はルテインのみ?

ルテインブルーライトや紫外線から目を保護する作用があることから「天然のサングラス」と呼ばれています。しかし、ケールにはそれ以外にも目にプラスの作用があるのです。目の網膜にはロドプシンというタンパク質がありますが、このタンパク質質は光を感じるものです。ロドプシンを生成するのにビタミンAが必要なのです。

このビタミンAは、ケールなどに含まれるβ-カロテンが体内でビタミンAに変わることで摂取できるので、ロドプシンの生成効率が向上し眼精疲労の予防につながると言われているのです。

ケールにはβ-カロテンとルテインが豊富に含まれていることから、ケールは目に対して大変効果的な食べ物だと言われるようになりました。

β-カロテンについてはこちら⇒βカロテンは体内でビタミンAとして働く

ケールの目への働きは他の食べ物では無理?

ルテインやビタミンAを摂取することができれば、ケールから摂取する必要はないと考えられてしまうかもしれません。でも、ビタミンAに関してはちょっとした問題があります。なぜならビタミンAは脂溶性ビタミンなので、摂取後もしばらくは体内で貯蔵されるようになってしまうという点です。おそらく皆さんが一度は聞いたことがある「ビタミンは過剰摂取の心配はない」という言葉ですが、このビタミンAには当てはまりません。

ビタミンAは過剰摂取してしまうと副作用が出るようになるので、摂り過ぎはNGとなります。しかし、β-カロテンの場合はいくら蓄積しても問題ないので、過剰摂取による弊害が無いというのは相当大きいと言えるでしょう。

β-カロテンは必要量だけビタミンAになってくれるので、非常に使い勝手が良くなっております。

ケールの目に効果のある成分の摂取効率を上げるには?

ルテインの摂取効率を上げる方法は、調理の際に油を使用することです。また、ルテインは熱に強いので、油を使って炒めたりフライにするのもいいでしょう。様々な健康成分が今の世の中では重要だと叫ばれていますが、それらの成分も効率よく体内に摂取できなかったら効果が薄れてしまうので、効率よく摂取できるようにうまく油を使って調理するようにしてください。

オリーブオイルなどの油を使ったドレッシングで和えて、サラダとして食するのも効果的になります。しかし、毎日大量のケールを食べるのはちょっと難しいものがあるので、手軽にルテインを摂取したいという方はサプリメントに頼るのもありでしょう。

ケールを原材料にした青汁もあるので、そちらから摂取するという選択肢もあります。

ケールにはこんなうれしい働きも⇒ケールが持つ驚きの効能とは?

ケールが目に良い理由【ケールの作用】のまとめ

ケールは眼に良い作用を間違いなく持っている食品ではありますが、毎日摂取するのが大変という人も多いでしょう。なので、手軽な方法であるサプリメントを活用するのも1つの方法です。

 

関連記事

  1. カテキンで生活習慣病予防!【緑茶で健康的な生活を】
  2. カロテノイドの過剰摂取と不足の影響【健康な毎日を過ごすために】
  3. [監修済] 目の疲れにはアントシアニン
  4. オレガノは食品からも摂取できる【おすすめの摂り方】
  5. ケールが持つ驚きの効能とは?【便秘解消だけじゃない!】
  6. [監修済] ブルーベリーのサプリメントで視力維持
  7. カシスを食品として上手に摂り入れる方法【お手軽簡単】
  8. ヘスペリジンの驚くべき効能と効果【ビタミンPと呼ばれるポリフェノ…

ピックアップ記事

カテゴリー

PAGE TOP