コーヒー

[監修済] 知っておこう・コーヒー飲みすぎは体に良くないのか 

コーヒーの飲みすぎはあまり良くないと言われますが、現実的にどのような弊害があるのでしょうか。最近多くの効能が紹介されているはずのコーヒーが、どのようなのデメリットを持つのか確かめます。

カフェインの効能

コーヒーを立てる時の匂いは格別なものがありますが、この香りを嗅ぐ事でリラックス効果が得られる事がわかっています。香りが漂った時に、嗅覚から脳でそれを感じている時にはアルファ波を出しているのがその証拠です。カフェインの作用には真逆の効果があり、覚醒効果がある事が知られています。このカフェインが体内から吸収される事で「交感神経」に作用するために、このような現象が起こるのです。逆にリラックスしている場合には、「副交感神経」が作用しており、この矛盾するような相反する作用が、どう体の中で関わっているのでしょうか。このメカニズムには、香りによって支配されている副交感神経を、さらに活性化させる現象が、体の内部で起こっているからなのです。つまり、カフェインが副交感神経そのものを覚醒させていると言うわけなのです。この状態では人間の脳内部が、リラックスしながらも頭が回転している状態となり、集中するには最適な状況を作り出しているのです。ただし、覚醒すると言っても、長時間連続では体の方が疲れてしまいますので適度な休息が必要です。

コーヒーの飲みすぎによる弊害

コーヒーの飲みすぎに注意しなければならない理由として、挙げられるのがカフェインです。カフェインは飲料用によく使われているもので、緑茶やウーロン茶に紅茶といった茶葉に多く含まれ、ココアやコーラなどの飲料の他、栄養ドリンクなどにも使われています。チョコレートにも含まれており、こうした材料を用いたお菓子などにも使われているのです。カフェインはアルカロイドの一種で、興奮作用があり覚醒作用や解熱鎮痛作用がある事でも知られ、強心作用や利尿作用もある為に、医療用の薬品にも使われており、風邪薬である感冒薬や鎮痛剤にも入っている事をご存知の方も多いでしょう。しかし、毒性もある為に大量に摂取すると弊害もあるのです。副作用としては不眠やめまいなどが起こることがあり、過度な飲用はカフェイン中毒と言った症状も現れます。また、小さなお子さんにも悪い影響がある為に、妊娠中や授乳中はこれらが含まれる食品は、あまり口にしないようにしなければなりません。また薬によっては、効き目を強くする効果がありますので注意の必要があります。

コーヒーの害について

コーヒーに限らずマスコミは、話題性のあるものを大袈裟にとらえる事もよくあり、コーヒーに関しても同じ事が言えるでしょう。この世にあるどの様な健康食品であっても、良い部分と悪い部分があり、100%安全な食品などはこの世に存在しません。ひと昔前までは、コーヒーを始めとする炭化した食品には発がん性が指摘され、一気にコーヒー離れが進んだものでしたが、現在では炭を使った料理もあり、炭を練り込んだうどんやそうめん、パスタなども健康食品として、もてはやされているほどであきれ返る程です。ただし、薬も飲み過ぎれば毒になるのと同じで、効果があると言って食べすぎたり飲みすぎたりするのは、危険とだけ言っておきましょう。何事も過ぎたるはなお及ばざるがごとしなのです。コーヒーには健胃効果があり、胃酸の分泌を促してくれる反面、胃酸過多を起こすと消化性胃潰瘍の可能性もあります。また、タンニンも含まれていますので、食事中に一緒に飲むと食品中の鉄分と結びついて、体の吸収を抑えてしまいます。こうした事も踏まえて嗜んで行きましょう。

コーヒーの逸話

コーヒーに限らず、口に入るものは安全なものを選びたいというのは、誰しも思うところでしょう。実際にスーパーで、野菜を手に取って見たりするのもその表れです。コーヒー豆にも同じ事が言え、賞味期限を過ぎた豆は酸化して成分が変化を起こしていきます。抗酸化作用が人間にとって、良い効果をもたらす事はご存知でしょうが、こうした酸化物質を体内に取り入れることは、非常に危険な事なのです。そうした事も踏まえて賞味期限はしっかり見ていかなければなりません。コーヒー豆選びも重要で、少しでも鮮度の良いものを選ぶ事に越した事はありません。良く真空パックの豆を見かけますが、このコーヒー豆が真空パックでしっかりと空気が抜かれているものは、実は避けなければならないという事をご存知でしょうか。実はコーヒー豆は生きており、煎られた後には酸素を取り込み、二酸化炭素を吐き出しているのです。豆はそうして熟成していき、やがて二酸化炭素を出さなくなり味も落ちます。つまり真空パックできっちり包装されているものは、劣化している可能性があるのです。

「知っておこう・コーヒー飲みすぎは体に良くないのか 」のまとめ

コーヒー豆の保存は、空気や湿気を遮断出来るキャニスターか缶やビン、あるいはチャック付きの袋などに入れておくと長持ちします。早めに飲み切るのが確実ですが、一人住まいなどでは冷凍庫で保存するのもアリです。

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