βカロテンはカロテノイドの1種で、植物の脂溶性の栄養素で体内でビタミンAになる特徴があります。健康に必要ですが妊娠中は過不足に気を付けていかなければなりません。注意すべき点はどんなところでしょうか。
妊娠中に過剰摂取を気を付けたいβ-カロテン
天然の色素成分カロテノイドの1つであるβ-カロテンは新陳代謝を促進したり肌の美しさを維持していくためには欠かせない栄養素となっています。特に加齢が進行している中高年になると特に不足しがちなのでしっかりと毎日摂取していかなければなりません。
カロテノイドについてはこちら⇒カロテノイドの働きや効能について
しかし注意しなければならないのは妊娠中の女性です。妊娠中にもβ-カロテンは必要なのですが、健康や美容にいいからといって過剰摂取になる方がいたら要注意です。一般に妊娠をしていない時期であれば特に摂取に関しては気を付けなくてもいいものですが、赤ちゃんが体内にいる妊娠中の時期は逆に慎重にならなければなりません。
β-カロテンは一般的に摂取の上限は2700μgREです。しかし妊娠中ではこれほどの量を摂取は避けた方がいいものです。
妊娠中での摂取量は2つの時期に分け、
- 妊娠初期から中期までは700μgRE
- 妊娠後期になると760μgRE
となっています。一般的な上限値に比べてかなり控えめな量となっています。不足はもちろん良くないですが、過剰摂取にならないようにしなければなりません。
βカロテンの過剰摂取は胎児に奇形が生じる可能性があると言われているので、注意をしなければなりません。
妊娠中にはβ-カロテンの不足も避けなければならない
健康や美容の維持のためにはどの栄養素も万遍なく摂取することが必要ですが、β-カロテンは特に過剰摂取をに気を付けなければなりません。そのため妊娠中にはβ-カロテンの摂取を気を付けなければならないと神経質になりすぎて不足してしまうこともあります。
β-カロテンは妊娠中でも必要な栄養素なため、必ず摂取はしなければなりません。妊娠中の推奨量あたりまでは摂取をしていくようにしたいものです。
妊娠中にはβ-カロテンのサプリメントも多く飲みすぎないように気を付ける必要があります。サプリメントの中にはβ-カロテンが多く含まれているものもあり、推奨量を超えてしまう可能性がある商品もあります。
妊娠をした際にはサプリメントに含まれているβ-カロテンの量をチェックし、一般的な推奨量よりも少なめになるような摂取を心がけるようにしたいものです。
妊娠中を過ぎたらβ-カロテンを多く摂取する
妊娠中では推奨量があり、また上限を超えてβ-カロテンを摂取することはくれぐれも気を付けなければなりません。しかしその妊娠期間を超えたら特に摂取では問題はないものですから、しっかり摂取していくことが大切です。健康に関してβ-カロテンは大きな影響を与えるものです。
出産後には体力をつけて育児に取り組まなければなりません。ですからβ-カロテンを含め様々な栄養をまんべんなく摂取する生活を送っていかなければなりません。
妊娠中を過ぎたら毎日の食事では様々な栄養素を摂るような献立を考えていく必要があります。特に積極的に摂りたいのは野菜です。ビタミンがたっぷりと含まれているので毎日欠かさず取り入りていきたいものです。特に緑黄色野菜にはβ-カロテンがたっぷりと含まれています。
そのため妊娠中を超えたら毎日しっかりと緑黄色野菜を食べて健康維持に努めていく必要があります。美容にもいい効果を期待することができる緑黄色野菜を食べてβ-カロテンをたっぷりと摂取しましょう。
妊娠中を過ぎたらサプリメントも併用してβ-カロテンを摂取
妊娠中にはβ-カロテンの過剰摂取に気を付けなければなりませんが、妊娠中を超えたらβ-カロテンはしっかりと摂るようにしたいものです。β-カロテンを多く含んでいる食品は緑黄色野菜ですが、独特のクセや苦みなどがあって苦手で食べられないという方もいるものです。そんな方の場合サプリメントも併用してβ-カロテンを上手に取り入れていくといいでしょう。
β-カロテンを含むサプリメントは緑黄色野菜が苦手な方、数日緑黄色野菜を食べていないという方には特にお勧めしたいアイテムです。手軽でいつでも簡単に飲んでβ-カロテンの摂取を図ることができますし、毎日必ずβ-カロテンを体内に取り入れていくことができます。
しかし大切なのは不定期にβ-カロテンを摂取するのではなく、食事とサプリメントでβ-カロテンを毎日少しずつでも摂取していくことです。この努力によっていつまでも美しく健康で生活を送っていくことができるのです。
βカロテンの妊娠中の摂り方【摂り過ぎに要注意!】のまとめ
妊娠中の前後ではβ-カロテンの摂取は気を付けなくてもいいものですが、妊娠中は体内の赤ちゃんのことも考えて過剰摂取をしないようにサプリメントなどの摂り方に気を付けなければなりません。