カフェイン

カフェインの過剰摂取のリスクと対策【摂りすぎに注意】

カフェインは体に悪い物というイメージがありますが、これは摂り過ぎた場合の事です。摂取方法もいくつかありますが、眠気覚ましのカフェイン入りドリンクを飲みすぎて死亡者が出たというケースもありますので、カフェインの摂り過ぎは軽視できません。死亡まではいかないものの、カフェインの摂り過ぎには体に負担をかけてしまいます。

カフェインの効果や作用について

カフェインには

  • むくみの予防・改善
  • 冷え症の改善
  • 体脂肪の燃焼サポート作用
  • 脳の活性化
  • 眠気覚まし
  • 認知症の予防

など、様々な効能・効果があります。

カフェインのうれしい効能はこちら⇒カフェインの認知症予防効果! カフェイン摂取で脂肪燃焼!

しかしこれは適量を守っているという前提での話ですから、カフェインを摂り過ぎれば、本来いい作用をするものも逆効果となってしまいます。

カフェインはコーヒーや紅茶、烏龍茶や緑茶といった、身近な物から摂取できます。特にカフェインを摂取しようと意識していなくても、毎日コーヒーやお茶を飲んでいれば自然と摂取できるものです。ただしカフェインには中毒性や依存症になる危険もあるので、摂取量を意識していないと、摂り過ぎになってしまう可能性があります。

普段からコーヒーやお茶でカフェインを摂取しているなら、量を考えれば特に変える必要はありません。しかし今までコーヒーやお茶を飲まなかった人が、体にいいからと急にたくさん飲むと急性中毒になる危険性もあります。カフェインは正しく取り入れないと危険な面もある事を覚えておきましょう。

カフェインを摂り過ぎるとどうなる?

夜遅い時間にカフェインを含むコーヒーや濃いお茶を飲むと、眠れなくなる事があります。これもある意味ではカフェインの副作用と考えていいかもしれません。カフェインには脳を覚醒させ、交感神経を優位にさせます。昼間はこの作用も役に立ちますが、眠る前に脳が興奮状態になると、眠ろうとしても目が冴えてしまい、睡眠不足となってしまいます。

この場合はカフェインを摂取する時間を、朝と昼間、夜は夕食後などに決めておけば、解決できます。

他にもカフェインを摂り過ぎると、むくみや冷え症が悪化する事も確認されています。毎食後にコーヒーやお茶を飲む程度なら問題ありませんが、飲み過ぎは控えた方がいいでしょう。

カフェインと冷え性についてはこちら⇒カフェインと冷え性の関係

カフェインとむくみについてはこちら⇒カフェインの過剰摂取はむくみの原因?

カフェインは眠気覚ましの効果もあるので、眠気覚まし用のドリンクもあります。眠い時に飲むとカフェインの作用で頭がスッキリして、目が覚めます。しかしドリンクの場合は1日1本までと決まっています。少し前にエナジードリンクを飲み過ぎた男性が死亡したというニュースがありました。これはカフェインの摂り過ぎにより中毒症状を起こした事が原因だそうです。

このようにカフェインの過剰摂取はとても危険な事なのです。

カフェインの摂取量を把握しよう

カフェインは1日あたり300mgから400mgが目安とされています。認知症予防には1日500mgのカフェイン摂取がいいとされていますが、WHOでは1日300mg、海外では1日200mgとなっているところもあります。

これは人種による違いもあります。認知症予防には1日500mgとなっていますが、500mgは上限であり、500mgを超えて毎日カフェインを摂取すると、過剰摂取となってしまいます。このように状況により量が違います。

あくまでも目安なので、自分にとっての適量を見極める事が大切です。ちなみに3,000mgを超えると致死量に達すると言われているので、摂り過ぎには十分注意してください。

妊娠中のカフェイン摂取は良くないと言われています。これは、摂取したカフェインは胎児にも巡りますが、胎児は代謝機能が未熟なためカフェインの排出に時間がかかるためだと言われています。母体には影響がなくても、胎児にとっては大きなリスクがあるので、摂取を控えるよう推奨しています。

中には我慢できずに飲んでしまうという方もいますが、リスクがある場合は避けておくのが賢明でしょう。大人と赤ちゃんでは体にかかる負担は全く違います。

カフェインは摂らなくてはいけないの?

カフェインには適量なら健康効果が期待できますが、無理に摂る必要はありません。健康効果を期待して取り入れるのは問題ありませんが、コーヒーやお茶が嫌いなのに、無理して飲む必要はありません。カフェインはサプリメントからも摂取できますが、ダイエット効果を期待する場合は、ダイエット中だけサプリメントを取り入れるのもいいかもしれません。カフェインを摂取する人としない人では、健康効果も変わってきますが、カフェイン以外でも健康維持に役立つ物はたくさんありますから、他の物で代用すればいいのです。

カフェインを摂取していても、生活習慣が乱れていたり、暴飲暴食をしたりしていれば意味がありません。何事もバランスが重要です。

カフェインの過剰摂取のリスクと対策【摂りすぎに注意】のまとめ

カフェインは1日あたりの摂取量に注意していれば、様々な健康効果も期待できます。どんな物でもそうですが、体にいい物でも過剰摂取をすると逆効果になってしまいます。これはカフェインにも言える事ですから、摂取量は目安を意識するのが大切です。

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