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核酸

核酸

 

はじめに

今回は核酸と言う成分について紹介致します。核酸とはDNAとRNAを総称した生体高分子の総称です。その意味自体は非常に広く、全てを記載するとかなり分かりにくいと思います。今回は栄養素としての核酸を説明します。しかし、サプリメント等に興味のある人でなければ、核酸とはあまりなじみのない成分だと思います。核酸とはいったいどのようなものでしょうか?

 

核酸とはどの様な成分なのか?

核酸とはDNAとRNAを総称した生体高分子の総称です。私たちの身体は約60兆個の細胞で出来ています。皮膚、筋肉、内臓、脳、髪、歯、爪も全て細胞が集まり出来たものです。

私たちの命の始まりは、たったひとつの細胞からです。その後、20歳頃までにひとつだった細胞が60兆個まで細胞が分裂します。この細胞の分裂の時にDNAが分裂をコントロールしています。具体的にはDNAとは設計図の様なもので、この設計図に基づいてRNAがアミノ酸 (タンパク質)を生成していいます。この様に、核酸は私たちの身体の誕生から成長、老化、死までを支配しているものなのです。

老化を支配する核酸

老化現象と核酸の関連は、DNAの果たす役割が理解できれば納得できると思います。先に述べた様に、人間は成長過程において細胞を分裂させて身体をつくります。ここまでは前記で述べた通りです。その後、身体が完成すると、今度は古くなった細胞を新しいものと交換する作業 (新陳代謝)を行います。この作業はDNAが細胞の分裂をするにあたって、まず自分のコピーDNAを新しい細胞の中につくります。こうしてできた新しい細胞は当然のことながら、古い細胞とまったく同じ細胞になるはずです。しかし、問題はコピーをする時にエラーが起きる場合があることです。エラーで作り出された細胞は、悪性腫瘍のような形であらわれることもあります。しかし、大半はもっと漠然とした機能低下、皮膚や毛髪の老化、肝臓、心臓の衰えという形で現われます。こういったコピーエラーが増えてくる事が老化現象と言われるものです。

 

核酸の効果は?

核酸の効果を以下に纏めました。一部は既に触れましたが、大きく6つの効果があります。

  • 新陳代謝の促進

ほとんどの細胞は平均120~200日で入れ替わります(新陳代謝)。ところが場所によってはもっと早いサイクルで新陳代謝がおこなわれています。例えば、皮膚は20日間、精子は5日間、毛髪は毎日50~60本が生え変わります。つまり、核酸を補給し始めると新陳代謝の促進につながります、そして、その効果はこうした場所から効果が確認できます。核酸を補給した人は「肌にハリとツヤが戻った」「白髪が少なくなった」「青春が甦った」といった報告もあります。

  • 血流を良くし、冷え性を予防

冷え性は血流障害と密接な関係にあると言えます。核酸を構成する成分のひとつであるアデノシンには、強力な末梢血管拡張作用があり血流が増加します。

  • 抗酸化作用で加齢や生活習慣病を予防

核酸には抗酸化作用があります。抗酸化作用は体内で発生する活性酸素を除去する働きがあります。活性酸素はその強い反応性で、体を傷つけ加齢や生活習慣病の原因を作り出します。

  • ダイエット効果

核酸は新陳代謝を促進します。これは体内のカロリー消費を促すので必然的にダイエットにつながります。これは細胞レベルのことなので、核酸をとる以外にダイエットのために何か (運動など)を行なう必要もありません。更に、核酸を構成する成分には、糖の分解を遅らせる働き、脂肪の吸収を遅らせる働きを持つものもあります。その相乗効果でダイエットに最適です。

  • 認知症予防

核酸は脳細胞の働きを活発にする働きをもっています。脳細胞は他の細胞と違って細胞分裂はしません。その為、脳にはDNAは必要ありません。しかし、RNAは脳細胞の活性を高めることが知られています。核酸の持つ抗酸化作用と末梢血管拡張作用は認知症の防止に役立ちと言われています。認知症にはアルツハイマー型と脳血管性のものがあります。アルツハイマー型は活性酸素が関与しています。一方、脳血管性の痴呆症は脳の血流が悪くなる文字通り「血の巡りが悪くなった」状態です。核酸成分のアデノシンは末梢血管を拡張して血流を良くしますから、このタイプの痴呆症にも効果的なのです。

  • 感染症予防

核酸は免疫抗体やT細胞の増殖活性を高め、更に免疫力を高めるアルギニンを多量に含むために感染症予防として効果的です。

 

核酸の接種方法は?

私たちが日常摂取している食品は、ほとんどが細胞をもった生物が原料です。含有量の多い少ないはあっても、肉魚、穀類、野菜などは生鮮・冷凍・調理・加工の区別なく核酸が含まれています。基本的には核酸は重要なタンパク源である肉、魚介類、豆腐などに多く含まれ、逆にビタミン類中心の野菜や果物などに少ないといえます。また、白砂糖や食用油といった精製食品には含まれていません。1日に必要な摂取量は、体格病気の有無生活スタイル年齢などによって多少異なりますが、目安としては1日約2gです。これに対し、普通の食事を通して摂取できる核酸の量は1日に平均約1g程度と言われていますその為に差し引いた約1gの不足分を補給する必要があります。更に、肝機能が弱っている人、肥満気味の人、運動量の多い人などは1日の摂取量の目安が3.0gになります。そうなると、不足分がますます増えることになります。この様な状況を改善する為には、やはりサプリメントでの補給が好ましいと思います。

 

サプリの選び方

上記で上げた様な様々な食品を積極的に取っていくことが好ましいですが、既に述べた様に通常の食事をとっている限り不足してしまうことが分かっています。その為、サプリメントを利用しながら積極的に取っていくことが好ましいと思います。核酸のサプリは含有量や価格に幅があり、どれを選んでいいのか分からない方も多いと思います。そこで核酸サプリの選び方を紹介します。主には以下の4つの観点が重要です。

  • DNA, RNAの両方が含まれていること

核酸はDNAとRNAからなります。その為、それらを同時に摂取したほうが効果的なので両方が配合されていることが最低条件と言えます。ほとんどの商品には両方の成分が入っているので心配はいりません。しかし、購入前には確認が必要です。

  • 核酸の含有量

サプリで重要な点はその含有量です。あくまで核酸が何mg含まれているかを確認しましょう。1日あたりの目安量は1g程度です。

  • 核酸以外の有効成分

核酸は他の成分と一緒に摂取するほうが相乗効果を発揮する場合があります。単独では細胞の原料にならないため、ビタミンやミネラルも同時に摂った方がより効果的です。特にビタミンC・E、鉄分と相性がいいため、これらの成分が入っているものを選びましょう。

  • 1日あたりの価格

サプリを選ぶ大事なポイントとして継続して飲み続けられることが重要です。サプリメントは薬と違って、飲み続けることで徐々に効果を実感できます。最低でも3ヶ月は続けるとしたら、”続けやすい価格”であることが重要です。目安として1日200円以下が望ましいでしょう。

 

「核酸について」のまとめ

核酸とはDNAとRNAを総称した生体高分子の総称です。効果として新陳代謝の促進、血流を良くし、冷え性を予防、抗酸化作用で加齢や生活習慣病を予防、ダイエット効果、認知症予防、感染症予防が期待できます。食事での摂取ででは限界があるので、サプリメントを利用することが好ましいでしょう。

 

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