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核酸にはどんな健康効果があるの?【ダイエット効果や認知症の予防も】

核酸は細胞内に存在しています。細胞は新陳代謝により生まれ変わりますが、核酸は新しい細胞を作る時に欠かせないものです。新陳代謝は体の部位によりサイクルが異なります。核酸を取り入れるメリットや、おすすめの摂り方を紹介します。

核酸とはどういうもの?

核酸は体内の細胞に存在していて、細胞を修復したり、新しい細胞を作ったりする働きがあります。核酸には2つの種類があり、それぞれに違う働きをしています。

核酸はDNA(デオキシリボ核酸)RNA(リボ核酸)の総称で、

  • DNAは遺伝子情報を持っていて
  • RNAはタンパク質を作る働き

があります。体の中には膨大な数の細胞がありますが、すべての細胞の生まれ変わりには核酸が欠かせません。

核酸は体内で合成されますが、合成の仕方にも種類があります。核酸の合成方法は

  • デノボ合成
  • サルベージ合成

に分かれます。デノボ合成は、肝臓がアミノ酸から核酸を合成します。タンパク質は酵素で消化分解されますが、分解される時に肝臓によりアミノ酸になり、必要な場所で再びアミノ酸からタンパク質に再合成されます。ただしデノボ合成は年齢とともに機能が低下していくため、20歳を過ぎた頃からデノボ合成機能は著しく低下します。

サルベージ合成は、食事に含まれる核酸を使い合成する方法です。

このように核酸の合成には2つの方法がありますが、20歳以降はサルベージ合成のみとなるため、食事やサプリメントから核酸を補うことが大切です。

核酸の働きや効果について

核酸には様々な効果が期待できます。

体内の細胞は毎日新陳代謝をして、新しい細胞に生まれ変わっていきます。細胞が生まれ変わるサイクルは部位による違いがあるため、全て同じではありません。早いところでは数日で新しい細胞が生まれるところもありますし、10日、20日、100日、200日とそれぞれサイクルが違います。核酸を取り入れた時、生まれかわるまでの時間が短いところほど、核酸の効果を実感しやすくなります。

核酸の持つ細胞の新陳代謝を促す働きから、次のような効果が期待できます。

美肌効果

皮膚の細胞生まれ変わりが身体の他の部分よりも早いことが特徴として挙げられます。ターンオーバーは皮膚を新しく生まれ変わらせることですが、核酸が不足してしまうと肌のターンオーバーのサイクルが乱れ、様々な肌の老化現象が現れてくることがあります。

肌のターンオーバーを表したイラスト

核酸を摂ることにより、ターンオーバーのサイクルを改善し、美肌効果が期待できるようになります。

血流の改善

核酸を構成する成分のアデノシンには末梢血管を広げ、血流を改善する働きがあります。これにより血行が促進され、冷え性が改善したり、消化力を高める効果が期待できます。

ダイエット効果

核酸は細胞の新生に欠かせない成分ですが、この細胞の生まれ変わりは基礎代謝の1つともいえる働きです。核酸を摂取することで細胞の再生が活性化し、その結果基礎代謝も向上します。基礎代謝は生命維持に必要な活動で、活動の際にはエネルギーが必要になります。

基礎代謝には本来吸収される脂肪がエネルギー源に使われるので、核酸にはダイエット効果も期待できるのです。

認知症の予防

脳

核酸の細胞の働きを活性化させる働きは、脳にも役立ちます。脳細胞も活性化され、末梢血管を広げ血流を改善する働きは、認知症予防にも役立つと期待されています。

核酸の摂り方

核酸を含む食品はいくつかあるので、食事から摂ることができます。核酸を多く含む食品は、

  • 白子
  • ハマグリ
  • 海苔
  • 牡蠣
  • ビール酵母
  • ちりめんじゃこ

などです。どれも身近な食材ですし、食べやすい物ばかりですが、毎日食べることと必要量を考えるとデメリットもあります。

核酸は1日あたり2,000mg-2,500mg必要とされています。肝臓を酷使する方や高齢、肥満体型の方は1日に500mgから1,500mgの核酸が必要と言われています。この量を食品から摂るとなると、かなりの量が必要です。核酸を含む食品はコレステロールが多い傾向があるので、毎日大量に食べられたとしても今度は別の問題が出てきてしまいます。

カロリーやコレステロールのことを考えた時、少量で1日の目安をクリアしやすいサプリメントがおすすめです。サプリメントなら核酸の含有量も1日に必要な目安に近づけられます。他の成分をプラス配合することもできるので、核酸と相性がいい成分を同時摂取できます。

核酸のサプリメントを選ぶなら、ビタミンやミネラルを同時に摂取できる物がおすすめです。特にビタミンCビタミンEは核酸と相性がいいので含有量の多い物を探してください。サプリメントは安全なイメージですが、中には添加物や化学的に合成した成分を配合している物があります。健康のために取り入れるのに、体に負担をかける物は不向きです。

出来るだけ無添加で体に負担をかけないサプリメントを探しましょう。

核酸を摂る時の注意点

〇 ×

核酸は1日あたりの目安が2000mgから2500mgとなっています。少し幅がありますが、自分に必要な量は日常生活からも見極められます。多少多めに摂っても排出されますし、特に副作用も確認はされていません。ただしサプリメントから摂る場合は、1日の目安を守るようにしましょう。

核酸を摂取し始めてしばらくすると、特徴的な症状が出ることがあります。

核酸を摂取し始めてから

  • お腹が張る
  • ガスが溜まりやすくおならがよく出る
  • 急に眠くなる
  • 血圧が上がる

という症状が出た場合は、好転反応の可能性があります。核酸は細胞を活性化させるので、このような反応は出た場合は少し量を減らしてみるのもいいかもしれません。

核酸にはどんな健康効果があるの?【ダイエット効果や認知症の予防も】のまとめ

核酸は人が生きていくために欠かせないものです。核酸には様々な役目があり、その全てが重要なものです。核酸にも種類があり、それぞれに働きは異なりますが、食品やサプリメントなどで積極的に摂取するのがおすすめです。

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