エルダーフラワーはハーブの一種です。初夏に白く小さい花を咲かせます。花、枝、根の全てに薬効があり、セイヨウニワトコとも呼ばれています。マスカットのような爽やかな香りは、ハーブが苦手な方にも取り入れやすく甘いシロップやジャムとしても使う事ができます。
エルダーフラワー(セイヨウニワトコ)の効果や効能
エルダーフラワーは、ヨーロッパでは昔から人々の生活に多く取り入れられてきたハーブの一種です。初夏(5月から6月頃)に小さくて白い花を咲かせますが、ハーブとしては花、茎、根全てに薬効があります。マスカットに似た爽やかな香りは、ハーブ初心者にも受け入れやすく、ハーブティーにしても飲みやすいです。
エルダーフラワーはセイヨウニワトコとも呼ばれていて、エルダーフラワーを生活に取り入れているヨーロッパでは、ジャムやシロップとしても使われています。日本ではエルダーフラワーの炭酸水が販売され、とても飲みやすいと評判になった事があります。
エルダーフラワーには、
- 不安や緊張を和らげる作用
- 発汗・利尿作用
- 粘膜の炎症を鎮める作用
- アレルギー症状を緩和させる作用
- 美白作用
などがあります。
発汗・利尿作用
エルダーフラワーの発汗作用や利尿作用はデトックス効果につながるので、体の巡りを改善したい時におすすめです。
抗炎症作用
抗炎症作用は、特に粘膜に良いと言われていて、風邪のひき始めに使うのがポイントです。粘膜の炎症を伴うアレルギー症状の緩和にも役立つとされています。
美白作用
エルダーフラワーには美白効果も期待できます。
エルダーフラワーに副作用はないの?
エルダーフラワーは花、茎、根の全てに薬効があるので、オールマイティに使用できるハーブとしても知られています。粘膜の炎症を鎮める作用は、風邪のひき始めに効果的で、風邪かな?と思った時に、エルダーフラワーのハーブティーを飲むと良いと言われています。ヨーロッパでは、風邪やインフルエンザの治療にも、エルダーフラワーが取り入れられています。のどが痛い時に、冷ましたハーブティーでうがいをするのもおすすめです。
エルダーフラワーはスイカズラ科の植物で、ハーブとして使う分には副作用などもありません。ただ、
エルダーベリーの実と、葉には毒性がある
のでこれは使えません。枯れる前の花、茎、根だけを使います。
エルダーフラワーの取り入れ方
エルダーフラワーは、ハーブティーや、ジャムやシロップにして取り入れるのが一般的です。寝る前に飲むとリラックスできますし、エルダーフラワーにはカフェインは含まれないので、寝る前に飲む事もできます。ジャムやシロップはいろいろな物に使えますから、その日の気分で使い分けてもいいかもしれません。
またエルダーフラワーを原料にしたサプリメントも市販されています。サプリメントなら水かぬるま湯と一緒に飲むだけなので、毎日の習慣にしやすいです。
美白化粧水や乳液を選ぶ時に、エルダーフラワーが配合されている物を使うのもおすすめです。自宅でエルダーフラワーを栽培して、花が咲いた時に、シロップを作っておけば、ソーダ水や紅茶に入れて飲む事もできます。エルダーフラワーのシロップやジャムは市販もされているので、そういう物を購入して使えばさらに便利です。
エキスを購入して手作り化粧水を作る事もできます。ネットで手作り化粧水の専門店などを探すと見つかるので、興味がある方はチェックしてみてください。
エルダーフラワーの注意点
エルダーフラワーはハーブですから、自宅で栽培する事もできます。ただし自宅で栽培したエルダーフラワーを使う場合は、いくつか注意が必要です。
エルダーフラワーは花、茎、根に薬効があるので全て使えますが、
葉や枯れてからできるエルダーベリーという実には毒性
があります。
ハーブの多くは葉も使いますが、エルダーフラワーに関して、葉は使えません。サプリメントにはエルダーベリーを使った物もありますが、熟している実なら使えます。
ただ、素人では熟しているかどうかの判断が難しいので、自宅で栽培したエルダーフラワーを使う場合は、葉と実は使わない方がいいかもしれません。
いろいろな効果効能があるのもエルダーフラワーの魅力ですが、過剰摂取をするとお腹を壊す可能性があります。ハーブティーとして取り入れる場合は、薬効が高いので1日1回までとされています。ポットで入れる場合は、数杯飲めますが、体調と相談しながら適量を見極めていきます。
エキスとして取り入れる場合は、5日に1回とされていますので、使用する種類により、使用頻度も調整しなければいけません。サプリメントの場合は1日の目安を守るように気を付けましょう。
エルダーフラワーの効能や効果【おすすめの摂り方】のまとめ
エルダーフラワーは、ハーブの中でも使いやすく、ハーブティーは昔から風邪の初期に飲むと良いと効果があると言われてきまいた。効果も複数あり、クセがなく取り入れやすいのでハーブの中でも人気があります。