ロディオラ・ロゼア

[監修済] ロディオラ・ロゼアとはいったい何、どんな効果があるの?

健康食品や健康に繋がる成分が色々と大衆にも知られるようになったので、○○が効果的とか○○は健康に良いという紹介文や宣伝はたくさん見られるようになりました。それでも中にはよく分からないものも混じっていることがあります。そこで、今回はまだちょっと知名度が低いロディオラ・ロゼアついて詳しく解説します。

ロディオラ・ロゼアっていったい何?

凄い簡単に説明すると、ロディオラ・ロゼアとは別名イワベンケイ(岩弁慶)と呼ばれる植物、イワベンケイ科の多年生草本です。このイワベンケイという名前なら中には聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。この名前の由来はシンプルで武蔵坊弁慶並みのタフネスがあり高山地帯という、普通の植物では生きることができない環境でも問題なく過ごせることから命名されたそうです。

このロディオラ・ロゼアという名前があることからも分かるように、日本以外にも北米・欧州・アジア各地の高地で見られる植物となっております。このロディオラ・ロゼアはロディオラ属の一種で、このロディオラ属は200種類以上いて非常に種類が豊富となっております。中国にも群生しており近縁種が紅景天という名前がついているようです。中国では康煕帝が仙人から紅景天をもらって反乱軍を鎮圧したというエピソードが残されています。はるか昔から、人々の活力を付けるための薬草として効果的と言われていたようです。

このような逸話も残っているロディオラ・ロゼアですが、今ではハーブティーとして用いたり、サプリメントとして用いるのが一般的となっております。

ロディオラ・ロゼアの効果って何?

ハーブに詳しい方なら知っている人もいるでしょうが、このロディオラ・ロゼアの効果は記憶力向上・注意力向上・抗酸化作用・滋養強壮・ストレス解消作用・うつ症状軽減作用があると言われております。これらの作用の元には様々な人に行われた臨床試験結果がもとになっており、研究報告結果に、記憶力向上が見られたという記述や注意力向上が見られたというものがあるのです。

また、うつ病患者においてもプラス作用があるのかどうかを臨床試験しており結果として、うつ症状は軽減されたという報告もあるのでそのことから精神疾患改善にも効果があると言われるようになったのでしょう。

他にも、ストレスを軽減する作用があったとか疲労感を回復させる効果があったという記述があったので、臨床試験を実施した国ではこれらの効果があるとして用いられてきたと言われております。

ロディオラ・ロゼアの成分はどうなっているの?

臨床試験の結果のみでは、何がどうしてそうなったのかが全く見えてきません。そこで、ここでは成分を見てどのような働きをしてくれるのかを調べていこうと思います。まず、有効成分として最も効果的と言われているのはプロアントシアニジンといったフラボノイド類やロザビン、ロジン、ロザリンといったロザビン類も含まれております。

このプロアントシアニジンはあまり知られていないかもしれませんが、カテキンの結合したもので非常に抗酸化作用が強いです。これはブドウの皮や趣旨に含まれておりますが、苦み成分なので食べない人も多いでしょう。もちろんワインにも含まれているので、抗酸化作用が強いこの成分が含まれているものを飲みながらお肉を食べるのは効果的とも言われているのです。

ロザビン、ロジン、ロザリンといったものはロゼア特有の成分でこの成分には抗ストレス作用や運動耐久能力改善作用があると言われております。

ロディオラ・ロゼアを摂取するなら何に気を付ければよい?

基本的な摂取方法はサプリメントとなるでしょう。ただし、このロディオラ・ロゼアは臨床試験でも条件がバラバラで行っているため、規格が統一されておらずどの成分が危険をもたらすかといったものもはっきりとわかっていないようです。一応の決まりとしてロディオラ・ロゼア抽出物は1日500mgを上限とするといった情報は流されているようですが、サプリメントで摂取する場合は、それに記載してある用法容量を守れば特に問題ないと言えるでしょう。

臨床試験といった段階では大きな副作用は引き起こされていないと言われておりますが、人によっては相性によって摂取できないということも稀にあるようで、その問いは下痢・便秘・腹痛といった症状が出ると言われております。

それと、他の薬との相互作用も報告が挙がっているわけではありませんが、研究不足の面もあると言われているので、他の薬と合わせて飲む際には気を付けたほうがいいかもしれません。この部分はこれから解明されていくところなのでしょう。

「ロディオラ・ロゼアとはいったい何、どんな効果があるの?」のまとめ

ロディオラ・ロゼアは記憶力向上や注意力向上作用がある、いかにも社会人に役立つサプリメントと言えそうですが、いまだに解っていないところもあるのでこれからの解明に期待といったところではないでしょうか。

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