システイン

[監修済] システインの働きや効能について

アミノ酸の一種であるシステインは美容といったカテゴリーに敏感な人なら一度は聞いたことがある言葉で、働きや効能を気にしている人も多いでしょう。そこで、今回はシステインの働きや効能についてく解説します。

システインの働きや効能は何なの?

システインとはアミノ酸の1つでチオセリンと呼ばれており略号Cysです。もともと人間の体内で合成される成分なのですが、健康に欠かせない成分ともいえるでしょう。代表的な作用として体外に悪いものを排出する作用があるので、酔い止めの薬の中に含まれていることが多くなっております。

しかし、美白効果があると発見されたことからそちらの方向で爆発的な知名度を誇るようになり、多くの方に知られる成分となりました。自然界では「L-システイン」と呼ばれているので、そちらの名前を商品に入れているものもあります。実際に健康食品やサプリメントではこちらの「L-システイン」という表記のほうが多いでしょう。

システインの働きの一つである美白とは?

美白効果があると言われている化粧品はだいぶ前からたくさん存在しておりましたが、このような商品は賛否両論が大きく全く効果が無いという声が一定数あらわれるものなのです。しかし、このシステインの美白効果はある程度、理論だっているので納得できるものと言えるのではないでしょうか。

まず、システインは効能の一つにメラニン色素の産生を抑えるといったものがあります。もともとメラニン色素が色素沈着を引き起こすことでシミになってしまうので、この色素を抑えられればシミ予防に繋がるということなのです。さらに、システインは美しい白い肌に必須な黄色メラニンにチロシンという原料を変化させる働きがあるので、肌を白くしやすいのです。

結構知らない方もいるようですが、メラニンというのは黒いもの以外にも黄色メラニンというものがあり、黄色メラニンは多ければ多いほど白い肌を維持できるようになるのです。

システインの効能として肝機能改善作用がある?

システインの働きの一つに肝機能を改善させる作用があります。アルコールの分解する酵素に作用してアルコール分解速度を高めてくれるので二日酔いの薬の成分としても使われていましたが、肝臓の代謝促進にはシステインが欠かせないと言われており、二日酔いに役に立つ以上の効果があると言われているのです。この肝機能改善はメラニン色素の生成を抑えることができるので、この肝機能改善作用も美肌効果に繋がると言えるでしょう。直接的にも間接的にも肌の改善作用が強いので美肌を入手したい方には大切な成分と言えるのではないでしょうか。

また、システインは体の代謝をスムーズにする効果があり、エネルギー効率が向上する作用があるので疲れやだるさといったものから回復しやすくしてくれます。

システインは何から摂取すると働きや効能を発揮しやすい?

システインはもともと体内で作られるアミノ酸なので、合成される量を増やすのが大切になります。なので、システインの材料を摂取するようにしてください。その材料となるのがシスチンとメチオニンです。シスチンとシステインは体内で相互変換されるのでシスチンの摂取はそのままシステインの摂取になります。そしてシステインの原料はメチオニンとなっているので、システインを増やしたいならシスチンとメチオニンを多く摂取するこが有効ということなのでしょう。

シスチンやメチオニンを多く含んでいるのは肉類・魚介類で、時点で豆類・穀類といったところになります。具体的に説明すると100g中に牛のひき肉はシスチンとメチオニンが合計で700mg含まれており、牛のサーロインは合計で530mg含まれています。豚や鶏も多く含まれているようです。また、カツオは990mgで、しろさけは910mg、まいわしは770mgほど含まれています。さらに、カシューナッツは910mgで納豆は550mgほど含まれているようです。

肉類を大量に摂るのはコレステロール的にも気になるので、魚介類やカシューナッツや摂取するのがいいでしょう。ある程度食生活に気を付けていれば日々の生活から十分な量を摂取できるはずです。

システインの効能や働きが出る量について?

システインの推奨摂取量はWHOにおいて定められており、一日あたりの量が体重1kgにつき15mgと言われております。例えばかりに60kgの人が摂取すると考えると一日900mg摂取する必要があるということなのでしょう。

そう考えるとかなり多くの人が摂取量を満たしているでしょうが、システインは目細胞を修復するときにかなりたくさん使っているので、パソコンを使う仕事についている方やスマホをいじるか椅子が多い方は大量にシステインを消費している可能性があります。他にも酒を大量に飲む人はアルコール分解のために消費されるので、要注意と言えるでしょう。

目を酷使することが多い現代社会の人たちは推奨の量よりもはるかに多く摂取する必要があると思われます。

「システインの働きや効能について」のまとめ

システインは美肌効果があるものですが、目をたくさん使うことで消耗してしまうので、可能な限り多めに摂取しましょう。サプリメントに頼るのもありだと思われます。

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