ステアリン酸

[監修済] ステアリン酸の働きや効能についてご紹介!

ステアリン酸は美容に気を付けている人ならば聞いたことがある成分でしょうが、まだ詳しい効能は知らない人も多いでしょう。そこで、今回はステアリン酸の働きや効能について説明します。

ステアリン酸の働きや効能はどのようなものなのか?

ステアリン酸は牛脂などの動物性脂肪や、ヤシ油やパーム油といった植物性脂肪で最も多く含まれる飽和脂肪酸に該当します。そのため、昔から色々なものに使われており、今ではろうそく・石鹸・化粧品・医薬品・界面活性剤・食品添加物などに使われています。ちなみに、このステアリン酸はサプリメントや薬のカプセルや錠剤に多く使われており、粉末の吸水防止剤として使われることも多いようです。

そんなステアリン酸の効果として代表的なものは抗酸化作用と美肌効果です。酸性の雨を浴び続けると露出されていた柱などが溶けてしまうように、人体も酸化すると錆びて老化していってしまうので、ステアリン酸はその作用を防止してくれる効果があるということなのです。

また、美肌効果とはステアリン酸は高い保湿効果があり、体内で水分と脂分を乳化させる作用があるので水分を逃がさない状態にしてくれるのです。さらに抗菌作用もあるので肌を清潔に保つ作用もあります。

そして、このステアリン酸はそのまま使われるのではなく他の多くの化学物質と結合されることでその効果を特化させた誘導体として使われることもおおくなっております。具体的にはステアリン酸コレステロールやステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウムといったところでしょうか。

ステアリン酸の働きを実感したいなら何から摂る?

ステアリン酸は牛肉の脂身に多い成分ですが、バターやチョコレートにも豊富に含まれているので、毎日摂取することは可能でしょう。ステアリン酸は飽和脂肪酸でありながら悪玉コレステロール値を上昇させないので、お勧めできる飽和脂肪酸となっています。

そのため、毎日摂取したいという方は甘さ控えめでカロリー控えめなチョコレートを毎日少しずつ摂るといいのではないでしょうか。チョコレートやお肉から摂取できるものではありますが食べ過ぎると肥満の原因になるので気を付けてください。健康に良いと言われても食べ過ぎたら他の悪影響が出てしまうのです。

ステアリン酸の効能はどれくらい摂取したら出てくる?

飽和脂肪酸の摂取量の目安は成人男女が総エネルギー量に占める4.5%以上7%未満と言われているので、これは食べ過ぎると簡単にオーバーしてしまう値です。そのため、肉好きな方でチョコレート好きな方はおそらく食べ過ぎの状態に気を付ける必要性が出てきます。そのため、そのような方はちょっと工夫として調理する際の油を少なめにするといった低カロリーにする努力を行うようにしてください。

どんなに効果的な栄養素でも、摂り過ぎは要注意なので、1日摂取量をしっかりと把握して自分が摂り過ぎているか、また全くとっていないかを確認するようにしましょう。栄養に良いからと言って食べ過ぎて太ってしまっては元も子もありません。

ステアリン酸の働きに毒に繋がるものはないの?

ステアリン酸は脂肪酸から作られた界面活性剤としても用いられますが、この界面活性剤という言葉を聞くと、毒性を気にする人はおそらくネットにある「界面活性剤=危険」という情報を見たことがある人なのでしょう。実際に、化粧品やヘアケア用品では界面活性剤は悪だと考えて、界面活性剤が入っていいないものを選ぶ人もかなり多くなっています。そのため、界面活性剤とは悪であるという認識が強い方もいるのです。そのことから界面活性剤ならば毒性がないかを気にする人も出てくるのです。

まず、界面活性剤には2種類あり植物などから作られることが多い天然由来界面活性剤と石油といったものから作られる石油由来界面活性剤といったものがあります。そして、石油由来界面活性剤のほうは刺激が強く毒性を持っていることもあるのですが、ステアリン酸は天然由来界面活性剤に該当し、毒性もかなり低いものとなっているのです。また、かなり低刺激となっているので肌に優しいものともいえるでしょう。(記述がおかしいので全面訂正しました)

また、ステアリン酸は天然由来の成分なので毒性がかなり低いものとなっていわれており、安全性は高いという記述が目立ちます。たしかに、汚れやメイクを落とすのなら刺激0は不可能ですが、そこまで強力なものではなく用法容量を守れば、毒性をそこまで気にする必要はないでしょう。ただし、アトピー性皮膚炎といった皮膚疾患があったり、肌荒れがかなりひどくなっているなら話が変わってくるので、その時は使用を控えましょう。

そして、このように肌のバリア機能を破壊する作用は洗浄目的でつくられたステアリン酸なので、他の乳液・化粧水・ハンドクリームなどは毒性はもはや気にする必要はほとんどないと言えます。

結論として界面活性剤であったとしてもステアリン酸ならばそこまで気にする必要性はありません。

「ステアリン酸の働きや効能についてご紹介!」のまとめ

ステアリン酸はいろんな化粧品や食品に含まれているものとなっていますが、食品の場合摂取しすぎると太る可能性が高いので、ダイエットも行っている方はサプリメントといったものも利用しましょう。

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