育毛に関してはずっと昔から研究されており、育毛に効果があるものに関しては日本でも長期間話題になり続けております。しかし、育毛に効果があるものは常に賛否両論となってしまっております。そこで、今回はワカメに本当に育毛効果があるのかを詳しく解説します。
ワカメには育毛効果があるの?
ワカメは健康に良い食品として紹介されることが非常に多くなったので、なにかと摂取する機会が増えた人もいるのではないでしょうか。そんなワカメの効果は便秘解消・むくみ解消・高血圧予防・骨粗しょう症予防・ダイエット補助効果・目の疲労改善・抗酸化作用・免疫力向上といったものがありますが、それ以外にもヨウ素の補給できることから肌や爪、そして髪を健康な状態に戻す作用が働くと言われております。
ヨウ素は甲状腺の働きを正常にさせて、よりよいものに切り替えてくれるのです。甲状腺がしっかり働くようになると体内でのタンパク質合成もスムーズに行くようになりますし、新陳代謝も向上するようになるので、そのことからも育毛に効果があると言われているのでしょう。
ワカメの成分から育毛効果を確認する!
ワカメのような海藻から育毛に繋がる成分が含まれているかを見ていきましょう。ヨウ素が含まれていることは先ほど説明しましたが、それ以外にもβカロテンやビタミンB群、ビタミンC・E・Kといった様々なビタミン、ナトリウム・カリウム・マグネシウム・カルシウム・亜鉛・鉄分といった様々なミネラルも含まれております。
まず、育毛において大切な栄養素は良質なタンパク質とタンパク質の吸収を高めるビタミン類、AGAの脱毛を防いで髪の栄養としてタンパク質を使わせやすくする亜鉛の3つとなります。他にも効果があると解説する人がいますが、この3つはまず欠かせないでしょう。
そのことから、様々なビタミンを補給できて、亜鉛を補給できるワカメは育毛に効果があるとはいえそうです。特に亜鉛が足りないで育毛効果が出ないという方も多いので、ワカメは亜鉛摂取に向いていると言えるでしょう。
ワカメに含まれる亜鉛が不足すると育毛は失敗する?
失敗すると断言できるわけではありませんが、亜鉛が不足することで薄毛や抜け毛が加速するのは事実です。実際に亜鉛不足が発生すると抜け毛が増える・白髪が増える・髪が細くなるといった髪のトラブルが多発するようになります。無理なダイエットをしている方々で、髪の毛に異常が発生した場合、亜鉛不足である可能性が高いのです。理由はシンプルでビタミンやタンパク質といったものは大事な栄養素であることは多くの方に知られていますが、亜鉛の重要性を知っている人が少ないため全く摂取されないといったことがよくあるからです。
ちなみに、亜鉛が不足すると、このような髪の毛トラブル以外にも味覚障害・免疫力低下・気代謝低下・男性生殖機能低下といったトラブルが発生するようになります。
しかし、ここで問題となるのが亜鉛の摂取量の成人男性目安である12~15mgを摂っていたとしても、ある理由から不足する可能性が現代人はかなり高いということです。なぜなら強いストレスを受けたり、大量のお酒を飲んだり、著しい疲労を感じると亜鉛が大量に消費されてしまうからです。つまり、あまりにも仕事が忙しすぎてストレスを感じすぎ、帰ってからストレス解消にお酒を大量に飲む人は目安量を摂っていても不足するということなのです。
ワカメは育毛効果が無いとよく聞くけど?
インターネット上で育毛効果があるとかないという意見は常に発生しているので、何を信じたらいいのかわからない状況が育毛関係には永遠に付きまといます。どのような育毛商品であっても必ずこの傾向は出ているのです。実際に「ワカメ 育毛 効果が無い」と検索すれば大量の記事を発見できると思います。
はっきり言いますが、ワカメのみでは育毛効果が無いのは事実です。理由はタンパク質やアミノ酸をそこまで含んでいないのでワカメのみに頼ったら効果は出ないといったものです。そのため、ワカメのみに頼るのではなく他にもタンパク質を他の食材から補給したり、ビタミンを補給することも重要になるのです。
また、薄毛の原因が亜鉛不足や栄養素不足ではない場合は、いくら栄養補給でごまかそうとしても効果が薄くなります。薄毛の原因は男性ホルモン過多・過剰なストレス・ヘアケア不足・紫外線の受けすぎ・喫煙・血行不良・過度の飲酒・不規則な生活・睡眠不足・偏った食事などなど非常に豊富なので、これらの原因をどうにかしないと薄毛は治りません。
そのため、ワカメの摂取で全く効果が無いと感じる人は、良質なタンパク質の摂取以外にもこれらの原因に当てはまるものがないかをチェックしてください。
「 ワカメは本当に育毛効果があるものなのか?」のまとめ
薄毛になってしまう原因は非常にたくさんあるので、どれが原因かをまず突き止めないとワカメの育毛効果は発揮されにくくなります。薄毛が気になるなら原因を探ってください。