[監修済] ペプチドが不足した時に起こる現象とその対策

ペプチド

[監修済] ペプチドが不足した時に起こる現象とその対策

ペプチドは、サプリメントや健康食品に配合されているので、よく耳にしたり目にしたりします。ペプチドというのは、アミノ酸がいくつか結合した状態の事を言います。アミノ酸がいくつか繋がる事で、ペプチドとなりこの時、アミノ酸とタンパク質の両方の性質を持つ成分となります。ペプチドにもいろいろな種類があり、種類ごとに性質や働きは異なります。ペプチドは健康維持や美容にも欠かせない物ですから、不足すると様々な問題が生じます。

ペプチドってどんな成分？

ペプチドはサプリメントなどの健康食品や化粧品に配合される成分です。パッケージに表示されている成分や原材料に、ペプチドと名がつく物を見た事があるはずです。ペプチドはアミノ酸がいくつか結合してできた物質です。アミノ酸はタンパク質が集結してできる物ですから、そのアミノ酸がいくつか結合してできるペプチドには、アミノ酸とタンパク質の両方の性質が備わっています。

ペプチドにはいくつか種類があって、種類により期待できる効果が変わってきます。ペプチドの種類としては、大豆を原料している大豆ペプチド、牛乳を原料にしたミルクペプチド、魚を原料としたイワシペプチドなどがあります。美容成分として使われるコラーゲンペプチドは、コラーゲン由来のペプチドです。

ペプチドは何由来かによって呼び名も特徴も変わりますが、アミノ酸の数によっても変わってきます。ペプチドはアミノ酸が2個結合した物で、3個の場合はトリペプチドと呼びます。さらに多く10個以上になるとオリゴペプチド、100個前後ではポリペプチドと呼ばれます。

ペプチドは体にどう影響しているの？

アミノ酸は健康維持には欠かせない成分です。食事やサプリメントからも摂取できますが、アミノ酸のままでは一度分解してから吸収されるので、効果を発揮するまでに時間がかかります。ペプチドは分解された状態で結合するので、分子が小さく素早く吸収されます。健康維持や美容目的でアミノ酸を摂る場合は、そのままよりもペプチドとして摂る方が効率がよく、効果を実感しやすいというメリットがあります。

ペプチドには種類があると言いましたが、種類により働き方も変わってきます。大豆由来の大豆ペプチドは、大豆に含まれる成分もそのまま含まれるので、必須アミノ酸が豊富に含まれます。大豆には植物性タンパク質も豊富に含まれていて、動物タンパク質に比べるとヘルシーです。大豆ペプチドを摂取する事で、筋肉をサポートして代謝を促進する効果が期待できます。運動能力を高めたい時、素早く疲労を回復したい時に役立ちます。

魚由来ではイワシペプチドや魚肉ペプチドがよく使われますが、原料に含まれる成分を豊富に含んでいるので、イワシペプチドの場合は豊富な必須アミノ酸が含まれます。魚肉ペプチドには高い抗酸化作用が期待できます。魚由来のペプチドは生活習慣病予防にも役立つので、健康維持には積極的に取り入れたい成分です。

ペプチド不足によるリスク

ペプチドはアミノ酸が結合した物ですから、アミノ酸が不足するとペプチドも不足します。アミノ酸が不足すると、健康維持にも影響が出ますので不足しないよう積極的に摂取する必要があります。ただし普通に食事をしていれば、食品に含まれるアミノ酸を摂取できますので、1日3回栄養バランスを考えた食事を食べていれば、アミノ酸不足に陥る事はありません。

しかし高齢者や激しいスポーツをする方は、ちょっとした油断から、アミノ酸不足に陥る事があります。年を取ると誰でも老化により、体の機能は衰えていきます。筋力も衰えていくので、外出する頻度が減り家に引きこもりがちになります。年だから仕方ないと、動かずにいれば筋肉はどんどん弱っていき、そのうち寝たきりになる可能性も高まります。

筋肉を強化するにはアミノ酸が欠かせませんから、食事やサプリメントから意識して摂る事が大切です。激しいスポーツをしている方も、アミノ酸を多く必要としますし、強靭な筋力を維持するにもアミノ酸は欠かせません。特に必須アミノ酸は体内では合成できないので、食事やサプリメントからの摂取が必要です。吸収率にすぐれたペプチドとして摂る事で、素早く吸収され効果も実感しやすくなります。

ペプチドの摂り方と注意点

ペプチドはアミノ酸を摂取していれば、体内で合成されるので不足する事はほとんどありません。食事からも摂取できますし、食事が不規則な方や高齢者の方、激しいスポーツをしている方は不足分をサプリメントから補う事ができます。

しかしアミノ酸を摂取する時、カロリーもあるので注意していないとカロリーオーバーになる可能性があります。食事から摂る場合は特にカロリーに注意してください。カロリー計算が面倒な場合は、サプリメントから摂るのがおすすめです。サプリメントならカロリーも控えめに、必要な量を摂取できます。最初からペプチドとして配合されているので、吸収率にも優れています。