アルギン酸

[監修済] 腸内環境を整えたい時はアルギン酸がおすすめ

アルギン酸は、海藻に含まれている水溶性食物繊維の事です。昆布やワカメカロリーが低くヘルシーだから、少しくらい多めに食べても太る事を心配せずに済みます。水溶性食物繊維は、腸内環境を整えたい時にも欠かせない物です。アルギン酸が腸内環境にどのような影響を与えるのかを紹介します。

アルギン酸で腸内環境を整えよう

アルギン酸は、ワカメや昆布に含まれている水溶性の食物繊維です。ワカメや昆布は水に濡れると滑りが出ますが、その中にアルギン酸が含まれています。アルギン酸のような水溶性の食物繊維は、水分を含むとドロドロになります。ゲル状になるため、体内をゆっくりと移動し、移動しながら老廃物を絡めとり体外に排出するという働きがあります。

食物繊維にはアルギン酸のような水に溶けてドロドロになる水溶性食物繊維と、水に溶け内不溶性食物繊維があります。不溶性食物繊維も老廃物を絡めとり、排外に排出させる作用がありますが、どちらかが多く、どちらかが少ないとバランスが悪くなり、その結果腸内環境も悪化します。アルギン酸は腸内環境を整えるのに役立ちますが、不溶性食物繊維とのバランスを考えておかないといけません。両方のバランスが整っていれば、常に腸内環境をいい状態に保てます。

アルギン酸がどのように腸内環境に影響するかについて

アルギン酸は水分を含むとドロドロになり、ゲル状の塊になります。これがゆっくりと体内を移動しながら、老廃物を絡めとり最終的に体外へ排出されます。ドロドロのゲル状になった水溶性食物繊維は、腸にたどりついた時、元々腸内に存在している腸内細菌によって、発酵しやすくなります。発酵すると乳酸菌が増え、乳酸菌を餌にしている善玉菌は悪玉菌よりも優位に立ちます。

この時、短鎖脂肪酸が生成され、これも腸内環境を整えるのに役立ちます。アルギン酸は体内でゲル状になりゆっくりと移動していきます。これは腸にたどり着き、排出されるまでの間ゆっくりと進むため、腸の蠕動運動をサポートする作用もあります。これは不溶性食物繊維にもある作用ですが、ゲル状になっている分、不溶性食物繊維よりも優しく作用します。

アルギン酸サプリを利用するメリット

アルギン酸は体内で水分を含むと、ドロドロのゲル状になります。ゲル状になったアルギン酸はゆっくりと体内を進んでいくので、持続性に優れています。食前にアルギン酸を摂取しておけば、体内で水分を吸収してドロドロに溶けるから、食べ物に含まれる糖質や脂質を吸着します。

この時に何もない状態だと、脂質も糖質も吸収されていくので食べた物の栄養もすべて吸収されます。アルギン酸があれば、糖質や脂質の吸収を穏やかにするため、トクホとしても認められています。アルギン酸は腸内環境を整えるのにも役立ちますが、つい食べ過ぎてしまう人には、栄養の吸収を穏やかにする作用もメリットになります。

アルギン酸はゲル状になり腸にたどり着きますが、この時腸内にある細菌によって発酵し、短鎖脂肪酸が発生します。短鎖脂肪酸は、腸管を強くする働きもあるから、これも腸内環境改善に役立ちます。

便秘症の人におすすめなアルギン酸

食物繊維は便秘解消にも役立ちます。食物繊維には種類があって、アルギン酸のように水分を含みドロドロになる水溶性食物繊維と、水分を含み膨張はするが、水に溶けない不溶性食物繊維があります。不溶性食物繊維も便秘解消に役立ちますが、不溶性食物繊維が多いと、便が硬くなる可能性があります。こうなるとスムーズに排出できなくなり、食物繊維を摂取していても、老廃物を排出できないと、腸内環境は悪化します。

こういう時に役立つのが、アルギン酸のような水溶性食物繊維です。ドロドロのゲル状になっているから、便が硬くなりすぎるのを防ぎます。アルギン酸は腸内環境を整えるのに役立ちますが、不溶性食物繊維とのバランスが重要となります。理想は不溶性食物繊維2に対し、水溶性食物繊維が1の割合です。これを意識すると、便秘を解消し腸内環境を整える効果も高まります。

アルギン酸をサプリメントをおすすめする理由

不溶性食物繊維は食事からも摂取しやすいのですが、水溶性食物繊維はワカメやコブを食べてもアルギン酸自体の吸収率があまりよくないため、サプリメントで摂取する方が効率がよくなります。食事からも摂取できますが、必要量を摂取するために、毎日大量の海藻を食べ続けるというのも無理がありますから、サプリメントから取り入れる事で手軽になります。

アルギン酸は海藻から抽出される成分ですから、カロリーは低いですが、毎日続ける事、腸内環境を整えるためにも、続けやすいサプリメントがおすすめです。

「腸内環境を整えたい時はアルギン酸がおすすめ」のまとめ

アルギン酸は腸内環境を整えたい時に、積極的に取り入れたい成分です。ワカメや昆布などの海藻に含まれていますが、毎日続けるとなると食べ飽きてしまうなどデメリットがあります。サプリメントにすれば、毎日手軽に続けられます。

関連記事

  1. オリゴ糖の効能と効果【ダイエットにも良い理由】
  2. オリゴ乳酸は天然由来なので安心!【腸内環境を整える強い味方】
  3. [監修済] アルギン酸が持つ驚くべきダイエットパワー
  4. フラクトオリゴ糖はダイエットにもおススメ【フラクトオリゴ糖の効能…
  5. オリゴ糖を食品から摂ろう!【理想的な摂り入れ方】
  6. オリゴ糖は子どもが摂取してもよいの?【乳幼児の頑固な便秘を解消】…
  7. オリゴ糖で美肌を目指す方法【腸内環境の改善がカギ】
  8. オリゴ乳酸はアンチエイジング効果も期待できる【腸内環境がキーポイ…

ピックアップ記事

  1. バナジウム

カテゴリー

PAGE TOP