栄養

[監修済] ただの脇役なんかじゃない!栄養たっぷりの青じそエキスに注目

大葉という名前でも知られている青じそ。そう、あのお刺身の下に敷かれている緑の葉っぱです。でもただお刺身を引き立てる彩りとして置かれているわけではないんです。青じそのエキスには栄養がたっぷりと詰め込まれています。今回はそんな脇役に見られがちな青じそエキスに詰まっている栄養についてご紹介します。

β-カロテンがたっぷり

青じそエキスに含まれる栄養の中でも特に注目すべきなのは、β-カロテンの多さです。イメージとしてはβ-カロテンというとニンジンという気がしますが、ニンジンに含まれている量が100gあたり約9100μgなのに対し、青じそには100gあたり約11000μgものβ-カロテンが含まれています。β-カロテンは活性酸素を除去する力がとても強い成分です。活性酸素はもともとは私たちの体に必要な物質ですが、過剰に増えると細胞などを傷つけてしまうのです。私たちの体は細胞からできているので、その影響が老化現象となってダイレクトに表れ始めます。さらに活性酸素は、紫外線、ストレス、ジャンクフードなどといったものが原因で増えていくので、私たちは活性酸素を増やすものに囲まれて生活しています。ですからその活性酸素を除去してくれる働きのある、β-カロテンをたっぷり含んだ青じそエキスを積極的に摂ると良いです。

青じそエキスにはビタミンも豊富

青じそエキスには私たちの肌をきれいにし、健康にも役立つ栄養素のビタミンも豊富に含まれています。青じそエキスに含まれているβ-カロテンは、体の中で必要な分だけビタミンAになります。ビタミンAには目の健康を守るのに欠かせないビタミンです。特に暗い場所でも目を慣れさせて、物を見えるようにする物質を作るのに必要な成分です。夜の車の運転をする人などには特に必要な成分だと言えます。またビタミンAには皮膚や粘膜に必要な細胞を作るためにも必要な成分です。青じそエキスには他にもビタミンB1、B2、B6、ビタミンKが含まれています。ビタミンB1は糖質を効率よくエネルギーに変えるために必要なビタミンです。また足りないとイライラしたり、集中力が続かなくなるといった症状が出てくる場合があります。ビタミンB2は特に脂質の代謝を高める働きがあるので、ダイエットに向いているビタミンです。また皮膚などを作る細胞の成長を助けるので(B1にはその働きはない)美容に欠かせない成分です。さらに、ビタミンB6は主にたんぱく質の代謝に必要とされる成分です。ホルモンバランスを調整する役割もあるので生理前に起こるつらい症状を緩和する作用を期待できます。ビタミンKは指を切ってしまったり、転んで擦りむいてしまった時に、血が止まるように止血の働きをします。また骨からカルシウムが流れ出ていかないようにする働きもあるので、骨を状態を守る役割もあります。他にも抗酸化作用のあるビタミンEが100gあたり3,9mg、ストレスに対処するのに必要なビタミンCも100gあたり26mg含まれています。

青じそエキスにはミネラルも豊富

青じそには100gあたりカルシウムが230mg、鉄分が1,7mg、カリウム500mg、マグネシウム70mg含まれていて、ミネラルの種類も豊富です。カルシウムは骨や歯などを健康に保つのに欠かせない成分です。不足すると骨がもろくなってしまいます。不足しやすい栄養素なので意識して摂る必要があります。マグネシウムもカルシウムと協力して骨の健康を守っている成分です。骨の弾力を高めるので折れにくくなります。またカルシウムとのバランスが良ければイライラなどを抑える事ができ、自律神経を整える働きも期待できます。鉄分も女性は特に不足しやすい栄養素のひとつです。鉄分の3分の2は酸素を運ぶヘモグロビンを作る材料になります。不足すると体のすみずみまで酸素を運べなくなるので、貧血がおこりやすくなるので注意が必要です。ビタミンCは鉄が吸収されやすいように働きかけるので一緒に摂ることが理想的です。青じそエキスには鉄分とビタミンCのどちらも含まれています。また、カリウムはむくみを予防したり、血圧が上がりすぎを防いだりといった効果を期待できる栄養素です。

青じそエキスに含まれる抗菌作用と栄養の摂り方

さて、お刺身の下に敷かれている青じそですが、それには青じそエキス特有の成分と関係があります。それはファイトケミカルの一種で、青じその香りを構成している成分、ペリルアルデヒドです。この香りには食欲を増進させる働きがあります。また抗菌作用や腐りにくくさせる作用もあるので、食中毒などを防ぐためにもよく使われています。この香り成分は、青じそを細かく刻むことで更に引き出されてきます。このように青じそエキスには、私たちの体に必要な栄養がギュッと詰まっています。青じそエキスの栄養は普段の食事に青じそを積極的に使うことで摂取できます。青じそエキスに含まれるビタミンKは、青じそを10枚ほど摂ると一日に必要な量の半分ほどを摂取できます。ビタミンKは熱に強く、油と合わせて摂ると吸収が良くなるので、パスタや炒め物などにも青じそを使うことができます。またミキサーにかけてソースやドレッシングにして摂ることもできます。そのほかの青じそエキスの成分も効率よく、簡単に摂りたい場合はサプリメントを摂取することもできます。

「ただの脇役なんかじゃない!栄養たっぷりの青じそエキスに注目」のまとめ

青じそエキスには、β-カロテンやビタミン類、ミネラルや防腐成分などの栄養素が沢山詰まっていて、ただ見た目を良くするだけのものでないことがわかります。普段の生活からおかずの一品に加えたり、青じそエキスのサプリメントなどを摂ったりして、その栄養を私たちの体に役立てましょう。

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