アンチエイジング

[監修済] パパインがアンチエイジング効果があるとされる理由

最近美容に興味関心がある人が注目しているものにパパインというものがあります。ここではパパインがどのようなものでありどういった効果があるのか、そして多くの人が関心を抱くアンチエイジング効果について紹介をしていきます。

パパインとは

パパインとは、パパイヤから発見されたことによってつけられた名前です。プロテアーゼというタンパク質の分解酵素の中にあるシステインプロテアーゼに分類される酵素のことです。パパインというのはパパイアから発見されたものの熟したパパイヤからはパパインにはほとんど含まれていません。似たような酵素にブロメラインというものがありこれは生のパイナップフに多く含まれています。酢豚にパイナップルが入れられるのはこのブロメラインが含まれているためです。肉を柔らかくする効果があるために調理の際に用いられています。キウイフルーツにも似たような効果が得られる酵素が含まれています。

パパイヤは日本では果物というイメージが強いですが、外国では野菜と捉えられており、食事の際にも多く用いられています。ビタミンやミネラルも豊富に含まれており、特にビタミンCの含有量はとても多く美容のためにも是非とも摂取しておきたい食品なのです。その中でも特に注目すべき栄養素がパパインなのです。

パパインというのは熟す前の青パパイヤの状態の時に多く含まれているものです。分解力が強いために酵素の王様という名前がつけられています。最近ではパパインが含まれた石鹸や洗剤が販売されているのですが、サプリメントとして使用することが禁止されています。これは、パパインの作用の強さから医薬品に指定されているためです。そのために摂取をするためには果物として食べることが必要です。

パパインで得られるアンチエイジング効果

パパインにはポリフェノールやβークリプトキサンチン、イソチオシアネート、カルパインといった活性酸素を除去する抗酸化作用成分がたくさん含まれています。活性酸素は体内に必要なものでありながら、体内に増えすぎると良くない効果がでてきます。活性酸素は活発な酸素であるために、体内の細胞を酸化させる効果があります。酸化をすると体内が錆びやすくなるために老化の原因となります。そこで、活性酸素を除去することで体内の老化を防ぐことができます。

これがパパインのアンチエイジング効果が高いとされる理由です。アンチエイジングが何かということを具体的に理解できていない人も多いものです。アンチエイジングを直訳すれば抗老化、となり老化の速度を遅らせたり老化している部分を再生して若返る効果を得たりすることです。体内の細胞が若返ることで元気になったり見た目にも若返ったりという効果があります。

パパインによるダイエット効果や美肌効果

パパインのアンチエイジング効果以外にも、パパイヤには様々な栄養素が含まれています。例えば、肝パパインやカルパインといった酵素が含まれています。これらは脂肪・タンパク質・糖分という三大栄養素を分解する働きがあります。これらを分解する栄養素は他にもあるのですが、青パパイヤに含まれる酵素は熱に強く壊れないこと、胃酸によって変質しないことからとても効果を得やすいのです。

また、パパインの酵素の中にあるリパーゼは脂肪を分解する消化酵素です。脂肪を分解することで中性脂肪や肝脂肪を燃焼することができ肥満や動脈硬化、メタボリックシンドローム対策にも効果的です。そのために生活習慣病を改善するために摂取することも望ましいのです。

また、パパインには古い角質を取り除く効果があり、これは古い角質だけを取り除けるというとても優秀なものとなっています。角質を除去することで肌は乾燥せず潤いを得ることができ、吹き出物の予防やシミやしわの原因を予防することができます。また、手触りの良いきめ細かい肌を作ることもできます。

パパインの効果的な摂取方法

青パパイヤはあまり日頃食べ慣れていないためにその食べ方がわからないという人も多くいます。果物であるためにそのままフルーツとして食べることをイメージする人も多いですが、実際には野菜のように調理して食べることが多いです。黄色く熟したパパイヤはフルーツとして食べやすいですが、青パパイヤはそのまま食べるのは食べにくいために加工することが望ましいです。

青パパイヤも生で食べることはできます。ただし、灰汁抜きをしてから食べる必要があります。灰汁抜きは半分に切ってたねを取り除き、皮むきをしたら千切りして水にさらすという手順になります。この下処理が済めばそのまま生でも食べられますし、調理しても食べられます。青パパイヤの栄養は加熱しても壊れないので調理して味をつけたほうが食べやすくなるのでまずは加工して食べるのがオススメです。タンパク質を分解する酵素があるので、肉と調理すれば肉が柔らかくなり美味しく食べやすくなります。生の場合にはそのままでは食べにくければ、ジュースに加工したりヨーグルトに混ぜたりという方法もあります。

「パパインがアンチエイジング効果があるとされる理由」のまとめ

パパインは青パパイヤに含まれる消化酵素であり、食事からしか摂取ができません。アンチエイジングのためにも様々な方法で摂取を試みることが望ましいものです。

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