きのこには種類がありますが、その多くは豊富な栄養を含むのに低カロリーな事から、ダイエットなどにも取り入れられます。きのこによっては、生活習慣病を予防する効果が期待できる成分を豊富に含む物や、ガン予防やガン治療に取り入れられている種もあります。ハナビラタケもその一つで、様々な効果が期待できる健康食品として注目されています。
ハナビラタケってどんな物?
ハナビラタケは、きのこの一種です。日本にも北関東から北海道にかけて、標高1,000m以上の山奥に自生しています。過酷な環境にしか自生しておらず、あまり数も多くないためスーパーなどでは販売されていません。ハナビラタケという名前からも想像できるように、花びらのようにヒラヒラとした形のきのこです。色は白や淡い黄色ですが、中華食材のきくらげを白くしたような印象です。
登山をして自然に自生しているハナビラタケを採って食べる以外は、一般には流通していません。ハナビラタケには、βグルカンが豊富に含まれているため、ガン予防やガン治療に取り入れられています。同じきのこでβグルカンが豊富な事で知られるアガリスク茸も、ガン予防や治療に効果が期待できると注目されましたが、ハナビラタケにはアガリスクの3倍近いβグルカンが含まれています。
数が少ないため、幻のきのこと呼ばれていました。ガン予防や治療に効果が期待できる事から、注目されるようになり平成8年から人工栽培が開始されています。人工栽培されるようになった事から、収穫できる量も増え、今では健康食品やサプリメント、粉末にした物なども市販されるようになっています。ただ、生のままのハナビラタケは相変わらず入手は難しいのが現状です。
ハナビラタケの効果や効能
ハナビラタケは他のきのこに比べて、βグルカンの含有量が多い事も注目された理由です。βグルカンは、白血球が減るのを抑え、白血球を増やし免疫力を高める働きがあります。この働きはガン予防やガンの治療に役立つ事から、注目度が高まりました。
一般的なガン治療は抗がん剤や放射線を使います。ガン細胞に対して高い効果が期待できる反面、正常な細胞までダメージを与えてしまいますし、強い副作用が伴います。ハナビラタケは自然に生息しているきのこですし、人工栽培された物も食用として食べられる安全な物だから、副作用のリスクがありません。元々きのことして食べられていた物ですから、副作用のない抗がん剤として、ガン治療の食事療法にも取り入れられています。
実際に人にも取り入れられていますが、マウスの実験ではハナビラタケを食べさせたマウスのガン細胞が消えたというケースも確認されています。免疫力を高める働きは、アレルギー症状を軽減させる効果も期待できます。
ハナビラタケの摂り方とおすすめレシピ
ハナビラタケは、生の物はほとんど出回っていないので、入手は難しくなります。ただし一部ではネット販売している物もありますし、一部の地域ではスーパーに並ぶ事もあります。見つけたらとても希少価値が高いきのこなので、購入して料理してみるのもいいかもしれません。入手が難しい場合は、サプリメントもあるのでサプリメントから取り入れる事ができます。
ハナビラタケは、他のきのこと同じように料理して食べる事もできますので、もし生のハナビラタケを入手できた場合に、美味しく食べられるおすすめレシピを紹介します。
ハナビラタケを食べやすい大きさに切ってさっと湯通しした物を、野菜サラダに混ぜてお好みのドレッシングと一緒に食べれば、簡単で美味しく食べられます。きのこですから、炊き込みご飯の具材にしても美味しいです。油炒めにしたり、パスタのソースに混ぜたりしても美味しくいただけます。ハナビラタケには独特のクセもないから、どんな料理にも使えるのがポイントです。
ハナビラタケを摂る時の注意やポイント
ハナビラタケは生の物を調理して食べる事もできますし、食事から摂る場合も豊富なβグルカンが摂取できるので、効果は期待できます。生のハナビラタケは入手が困難なため、取り入れるならサプリメントがおすすめです。サプリメントなら毎日続けやすいですし、ネットでも購入できます。
ハナビラタケは自然由来のきのこで、副作用などもありません。ハナビラタケには腸内環境を整え、老廃物を排出させる働きもあるので、過剰摂取をするとお腹がゆるくなる事があります。これは個人差もありますが、ハナビラタケを取り入れる場合は過剰摂取にならないよう注意してください。サプリメントから摂る事もできますが、粉末状の物を選べば、それを料理に使う事もできます。
「健康維持に役立つハナビラタケの効果とおすすめの摂り方」のまとめ
ハナビラタケは、「幻のきのこ」と呼ばれるとても珍しいきのこです。ガン予防に高い効果が期待できるβグルカンをいう成分を豊富に含んでいるので、ガン予防にも取り入れられるようになっています。ハナビラタケはそのまま食べる事もできますが、サプリメントからも摂取できます。