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糖質制限ダイエットの落とし穴【糖質不足のリスク】

糖質制限ダイエットは話題に上ることが多いダイエット法です。糖質は太る原因にもなりますし、肥満から生活習慣病のリスクも高まります。この糖質の摂取量を抑えるのが糖質制限ダイエットの特徴ですが、糖質は生きていきために必要な三大栄養素の一つなので、全く摂らないのも問題です。このように、糖質は多すぎてもよくありませんが不足するのも問題です。糖質制限ダイエットの正しいやり方を知らないと体に与えるダメージが大きくなってしまいます。

糖質が体に与える影響について

糖質は甘い物に含まれているイメージですが、甘い物以外の炭水化物にも多く含まれています。炭水化物は日本人の主食である米、パン、パスタ、ラーメン、うどんやそばなどに多く含まれています。暴飲暴食をしていなくても、3食きっちり炭水化物を食べている方は、年齢とともに糖質の摂り過ぎになる可能性があるので注意が必要です。たくさん食べる方は、知らない間に炭水化物に含まれる糖質を摂り過ぎている可能性があります。

糖質を摂り過ぎると血糖値を高くして糖尿病のリスクを高めます。糖質は中性脂肪を増やし、高血圧の原因にもなります。血糖値を下げるために多くのインスリンを消費するので、今度は空腹感を覚え食事をしてからそれほど時間が経ってないのにお腹がすいて間食してしまうという悪循環に陥ります。

糖質制限ダイエットは、摂取する糖質の量の制限をする事で健康的な生活を目指す目的があります。しかし昨日まで多くの糖質を摂っていたのに、急に制限してしまうと糖質不足による問題も出てきます。糖質は健康な生活をするのに必要な栄養素ですが、過剰摂取も不足もよくありません。糖質制限ダイエットをする場合は、適量を見極め正しく実践する事が大切です。

糖質不足で起こるリスク

炭水化物抜きダイエットも、糖質制限ダイエットも要は糖質を制限するという意味では同じです。しかし糖質は体を支えるためにも必要な栄養素ですから、制限しすぎて全く食べないのも問題です。

糖質が不足する事で生じるリスクを覚えておきましょう。

脳の働きに悪影響

脳

糖質脳のエネルギー源となる重要な栄養素です。糖質が不足すると、肝臓に蓄えていた糖質を脳に回します。しかし今度は肝臓もエネルギー不足となり、正常に機能できなくなってしまいます。肝臓の分も使い果たすと、今度はピンチヒッターがいなくなるので、脳も働きが低下してしまい、集中力や記憶力が低下します。

ストレスがたまる

糖質が不足すると血糖値が下がります。血糖値は高すぎるのも問題ですが、低すぎると低血糖となり意識を失う事もあります。この状態を回避しようと脳はアドレナリンやノルアドレナリンを分泌させるので、精神が不安定になり、イライラしたり不安になったりします。ストレスが大きくなるため、不眠症からうつ病を発症する事もあります。

糖質は体のエネルギー源ですから、それが不足すれば様々な不調の原因にもつながります。糖質ダイエットをする場合、糖質は減らしますが、脂質やタンパク質は普通に食べられます。ただし、つい食べ過ぎてしまうと、栄養バランスが崩れ、高タンパクや高脂質による影響が出るのでバランスにも注意しましょう。

糖質制限ダイエットの正しいやり方

糖質制限ダイエットをする場合は、思い込みで間違ったダイエットをしない事も大切です。正しいやり方を覚えておけば、ダイエット成功率も高まりますし、体に負担やストレスをかける事もないから、リバウンドも防げます。

糖質制限ダイエットは、糖質を減らしますが完全に抜くわけではありません。ダイエットだから食事の回数を減らそうと勘違いしやすいのですが、3食規則正しく食べるのもポイントです。糖質は減らしますが、エネルギー源の確保のために、最低限の量は摂ります。食事の糖質は減らしますが、カロリーはある程度維持しますので、食べる内容にも注意が必要です。

糖質は制限しますが、タンパク質と脂質は普通に食べてOKです。ステーキなども食べられますので、食事制限があっても、空腹感のストレスはかなり軽減できます。糖質の少ない物ならデザートやスイーツも食べてもOKです。食事を食べる時は、野菜から食べ始めます。野菜を先に食べておくと、脂肪の吸収を抑えてくれるのでダイエット効果も高まりますし、血糖値の急激な上昇も抑えられます。

糖質が多い食品

糖質不足にならないためには適度に糖質も取り入れる事が大切です。糖質制限ダイエット中は、主食の炭水化物を減らしますが、肉や魚、野菜は普通に食べられます。しかし野菜の中にも糖質が多い物があるので、食べる場合は量を調整します。

糖質を多く含む野菜は、

  • じゃがいも
  • さつまいも
  • ごぼう
  • 玉ねぎ

などです。野菜なのでヘルシーなイメージですが、これらは糖質を多く含むので、糖質制限ダイエット中は量を減らします。

小麦粉を使った食材は糖質も多くなりますが、主食のお米を食べないとしても、カレーは使う食材とルーに含まれる糖質が多いので、あまりおすすめではありません。

カレーの場合は、野菜を選び、市販のルーを使わずにスパイスで調整すれば、糖質を抑えつつ糖質不足も回避できます。

糖質制限ダイエットの落とし穴【糖質不足のリスク】のまとめ

糖質は体に悪い物というイメージもありますが、脳には必要な栄養ですし、糖質を制限しすぎてしまうと体の様々なところにも悪影響を与えます。糖質制限ダイエットをする時は、完全にカットするのではなく、最低限必要な量を摂り、不足状態にならないよう注意が必要です。

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