糖質や脂質といった言葉を聞くたびにうんざりする日本人は昔と比べると圧倒的に増えました。しかし、この糖質制限が必要なんだな・・と頭では理解していても、実際にどのような食材を選べばよいのかにお悩みの方も多いかと思います。そこで、今回は糖質が含まれている食品との付き合い方について詳しく紹介します。
糖質が多く含まれている食品は?
糖質が多く含まれている食品はとにかく甘いものです。お菓子や甘い飲み物、そしてご飯や麺類など色々なものに糖質は含まれております。特に主食で多いのはお米・パン・うどん・ラーメン・パスタなどといった皆さんよく食べられるものです。おそらくこれらの食べ物が大っ嫌いという人は少ないのではないでしょうか。
他にも
- 砂糖
- 蜂蜜
- ソース
- ケチャップ
- みりん
などといった調味料にも多く含まれております。
また、一部の野菜や果物といったものにも糖質は多く含まれており、
- ジャガイモ
- サツマイモ
- かぼちゃ
- トウモロコシ
- バナナ
- マンゴー
- ブドウ
などのほかに、甘くしている果物の缶詰などは要注意となっているのです。
これらの糖質が多い食べ物が大好きな人は多いのではないでしょうか。糖質が多めの食べ物を食べると幸福感が得られるとも言われているので、エネルギー不足以外にもこの幸福感を得るために糖質を求めてしまう人もいると言われているのです。
糖質が多い食品を食べると肥満になる?
一昔前までは脂肪を食べ過ぎる人間は太りやすくなり、お肉が大好きな人は太るという説が流れましたが、最近では糖質を過剰摂取している人のほうが太るという説が有力視されております。というのも、糖質はブドウ糖として吸収されてエネルギーとして使われる大切なものとなるのですが、このブドウ糖が現代人においてすべて使われる人は稀なのです。
ブドウ糖もある程度の量ならインスリンによってエネルギーとして活用され、グリコーゲンとして筋肉や肝臓に蓄積されていきます。ですが、余ったブドウ糖は脂肪細胞として蓄積されてしまうので、糖質オーバーの人は簡単に太ってしまうのです。
そのため、昨今のダイエットとして主流となっているのが糖質制限ダイエットなのです。できる限り糖質を摂取しないで痩せる方法が海外でも流行となっていると言われております。
糖質制限ダイエットは炭水化物を極限まで減らすダイエットなので、お米やパンといったものを摂取しないダイエットということになります。
糖質を多く含む食品を制限するのは危険なの?
糖質制限ダイエットに代表される、糖質を多く含む食品を禁じるダイエットには賛否両論様々な意見・考えがあり結論を出すには難しい状況にあります。欧米各国では肥満になってしまった場合糖質制限をすることが推奨されており、病院でも導入している箇所もあると言われているのですが、一方で日本ではこの安全性を保障できないということで推奨されていないのです。
実際にこの糖質制限について日本糖尿病学会は
根拠不足で勧められないので、カロリー制限食を優先してほしい
旨の発表がされているようです。ただ、このカロリー制限食に関してもまだまだ検討不足と言われており、はっきり言って何も定かではない状態が続いているというしかありません。
ただし、糖質制限ダイエットを本格的に行えば急速的に痩せることができるのは事実です。糖質制限ダイエットは糖質のみをターゲットにしているので、他の栄養素は積極的に摂取する必要があります。
糖質が少ない食品はどれ?
糖質が少ない食品、一言でいうと甘味が無い食品です。具体的に記載すると
- 肉類
- 魚類
- 大豆製品
- きのこ類
- 海藻類
といったものでしょうか。よくボクサーやボディビルダーの方が減量や体重制限を気にしながら行っている食事に近づければよいと考えてください。
糖質が少ない食品は
- 鶏のささみ
- 鶏胸肉
- 鶏ひき肉
- 豚モモ肉
- 豚ヒレ肉
- 牛ヒレ肉
などの畜肉品、
- 鮭
- アジ
などの魚介類、
- 油揚げ
- 豆腐
- 納豆
などの大豆製品、
- 海苔
- わかめ
- めかぶ
などの海藻類、
- エノキ
- マイタケ
- 椎茸
などのキノコ類のほかに
- こんにゃく
- しらたき
などが該当します。
卵やカマンベールチーズも糖質が少なめになっています。
野菜も甘さが控えめなものなら概ね大丈夫な食品に該当します。ただし、甘くないのですが根菜やイモ類は避けてください。
糖質は100%悪ではありませんが、摂取しすぎると太ります。そして美味しい食品ほど糖質がたっぷり含まれているので、糖質がどうしても摂取したい方は脂肪を燃焼させるために有酸素運動を行う量を増やしてエネルギーを燃焼させてください。
運動もしないけど糖質も摂取したいという方は甘んじて太るのを受け入れるしかないでしょう。
糖質の多い食品・少ない食品【糖質制限ダイエットに役立てよう】のまとめ
糖質は絶対的な悪ではありませんが、食べ物が豊富な日本においては摂取しすぎな人が多いかもしれません。そのため、どうしても肥満が気になる人は栄養バランスを考えた食事と有酸素運動を摂り入れることをお勧めします。