ブドウ糖

[監修済] 疲労回復だけじゃない!ブドウ糖の広い効果

疲れたら甘いもの、と言われるように疲労回復にはブドウ糖が効果的だと言われています。そこで、ここではブドウ糖が疲労回復に良い理由とそれ以外にも体内で得られる効果について紹介をしていきます。

ブドウ糖とは

受験生向け!と書かれたブドウ糖のキャンディを受験シーズンになるとよく目にします。ブドウ糖とはグルコースとも呼ばれ、ぶどうや柿、ハチミツといったものに含まれる単糖類の一種です。こう聞くと子難しくてその性質がわかりにくいです。

しかし、もっと身近なわかりやすいもので説明すると、ブドウ糖は私たちの日常の食事で体内でも作られます。ご飯やパンの炭水化物が原料です。炭水化物は体内で消化されると消化酵素の働きで分解されます。分解されて最も小さくなるとブドウ糖になるのです。受験生向けとか疲れた体にとかというキャッチコピーで販売されているブドウ糖というのは、消化させずダイレクトに体内に入れることで効果を早く得るために作られているものです。

血糖値を安定させるブドウ糖

私たちの脳でエネルギーとなっているのはブドウ糖です。もちろん他にもあるのですが、メインとなって脳を働かせているのがブドウ糖なのです。しかし、血糖値が下がってしまうと体の中でブドウ糖が不足しがちになります。そうすると体力が低下してきたり、エネルギー不足、集中力低下といったことが起きたり、体から疲れが抜けなくなっていきます。そこで、この悪い循環を断ち切るために摂取するのがブドウ糖です。ブドウ糖を摂取すると体内でエネルギーにすぐに変換がされて、血糖値の安定と疲労回復効果を生み出します。そのために疲れたらブドウ糖を摂取するようにと言われるのです。

ブドウ糖が疲労回復を行うメカニズム

誰もが一度は疲れた時や仕事の休憩中、勉強後に甘いものが欲しいと思ったことがあるものです。この状況は疲れてお腹が減ったためではありません。きちんとメカニズムがあって起きていることなのです。私たちの脳というのは主にブドウ糖の動きを利用して活動が行われています。脳が仕事や勉強で疲れて疲労回復をしたいということで、ブドウ糖を送れというサインを出すのです。これが甘いものが欲しくなる理由なのです。血糖値が安定すると仕事や勉強、スポーツといったものに集中できるようになるので、安定した摂取が求められます。

ただし、ブドウ糖の摂取量というのは摂りすぎることは避けるべきものです。糖という名前がついている通り、砂糖と同じ糖分です。糖分の取りすぎは体に良くないということを聞いたことがある人もいるものです。ブドウ糖キャンディーのようなものを食べるというのは糖分を口の中に入れるものなので、まずは虫歯が心配になります。歯磨きや摂取量の調整で予防をすることが重要です。

次に、ブドウ糖をそのまま摂取するということは体内に吸収されやすい形で取り込まれます。そのために、吸収をされやすく効果を得やすい反面体内の血糖値の急上昇が起こることがあるのです。血糖値が上昇すると膵臓からインスリンの分泌が行われます。このインスリンの分泌量を増やすと膵臓が疲れてしまい糖尿病を引き起こす原因となります。そのため、摂取量には加減が必要です。

ブドウ糖の効率良い取り方

もちろん、必要に応じて飴を舐めたりブドウ糖溶液を飲んだりしてブドウ糖を摂取することも有効です。しかし、先に述べた通りに急にブドウ糖の摂取を行うと糖尿病の原因にもつながります。そこで、日頃の食生活の中で血糖値を安定させる食事を心がけることが重要です。ブドウ糖を摂取する食事を心がけることは、集中力向上や脳の疲れを助けるだけでなく、体全体の疲労回復効果もあります。そこで、食事の中で炭水化物を摂取するようにしましょう。

最近、女性の中で、炭水化物を抜くダイエットが流行しています。炭水化物を抜くことでカロリーを減らすこと、低血糖状態を作って脂肪を燃焼させることが目的です。確かに体質的に炭水化物が脂肪としてつきやすい人もいます。そのような人は控えることでカロリー量のコントロールに効果が持てます。しかし、ブドウ糖不足が起こりますから、仕事や勉強に支障が出ることもあり得ますからダイエットとして行う際には慎重に行うことが重要です。

もしも炭水化物での摂取が木になる人はフルーツでの摂取もオススメです。フルーツに含まれるブドウ糖はエネルギー変換が早く行われるので疲労回復効果が高いのです。また、ぶどう類には皮にポリフェノールが含まれています。このポリフェノールの中にアントシアニンがあり、抗酸化作用をもたらしてくれます。疲労の原因となる活性酸素の排出効果があるので疲れを取るとともにアンチエイジング効果も期待できます。

「疲労回復だけじゃない!ブドウ糖の広い効果」のまとめ

ブドウ糖は集中力アップに役立つものです。ただし、過剰摂取は糖尿病の原因にもなるので食事で上手に摂取をすることが望まれます。

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