コレステロール

[監修済] コレステロールの働きは何なの?

コレステロールは健康診断においても重要な数字となっているので、人によってはこの名前を聞いただけで嫌悪感を覚えてしまう人もいるでしょう。そこで、そんな毛嫌いされがちなコレステロールの働きについて紹介します。

コレステロールは脳の働きに不可欠?

コレステロールと言われると好印象を抱けない人が日本にはたくさんいるでしょうが、もともとコレステロールは動物にとって必須な脂肪で細胞膜の流動性を調整する働きがあるのです。人間の体の細胞は細胞膜という生体膜で被われていているので、それだけでいかに重要なのかが何となく見えてくるでしょう。

特に、このコレステロールは成人の体内コレステロール量の1/4ぐらいは脳に集中しており、神経系全体では1/3強はあると言われています。脳には神経細胞が多い人では1兆個はあると言われているのですが、その脳から発せられる情報を伝達するためにはコレステロールが不可欠となっているのです。

さらに、神経線維という神経細胞にとっての電線のようなものもコレステロールが覆うことでカバーを行い脳の情報を正確に伝えるための重要な物質となっているのです。コレステロールと聞くと悪玉コレステロールの数といったものについつい注目が集まってしまうのですが、生きていくために必須な活動もコレステロールが行っているということを理解してください。

コレステロールはホルモンや胆汁酸の働きに不可欠?

コレステロールは性ホルモン、ステロイドホルモンといったものの原料になります。これらのホルモンは聞いたことがあるかもしれませんが、副腎が合成する副腎皮質ホルモンはタンパク質代謝や糖質代謝に関係するホルモンで50種類にも及ぶと言われており、どれも欠かすことができないホルモンとなっているのです。そして卵巣でつくられる女性ホルモンや、睾丸でつくられるアンドロゲンといったものにも関与しているので、コレステロールが不足することは性ホルモンにも異常が出やすくなることだと理解しておいてください。

それ以外にも胆汁酸はコレステロールから合成されているものとなっており、脂肪の消化に不可欠なものとなっています。肝臓で作られる胆汁酸は脂肪の分解に不可欠でその後の胆汁酸はまた肝臓で吸収されることになるでしょう。膵臓からでる消化酵素のリパーゼの働きを活性化させる作用もあるので大変重要な役割があるのです。

コレステロールの何の働きが体に悪いの?

人間が生きていくためには必須と言われているコレステロールですが、今ではそのコレステロールは目の敵にされてできる限り摂取したくないと感じている人がたくさんいます。その理由は血液をドロドロにする原因となってしまうからでしょう。

まず、先ほど説明したようにコレステロールは細胞膜やホルモンの材料になるので、肝臓から血液を通して全身に運ばれるようになります。これをLDLコレステロールと呼ぶのですが、この名前はおそらく聞いたことがある人も多いでしょう。このLDLコレステロールは血管内壁に溜まることが多く危険な症状を誘発することが多いため悪玉コレステロールとも呼ばれております。健康診断で引っ掛かる人はこの数値が高い人たちです。

また、このコレステロールを回収して肝臓に戻す働きがあるのがHDLコレステロール、通称善玉コレステロールで肝臓にもどして胆汁酸の材料として再利用されることになります。このコレステロールは水溶性になって血液に溶けることになるのですが、悪玉コレステロールが多すぎると善玉コレステロールで回収が追い付かなくなりドロドロになってしまうということなのです。

性質上、LDLコレステロールも生きていくためには必須なのですが、量が多すぎることで弊害が発生してしまうのです。しかし、現代においては悪玉コレステロールが増える要因が多すぎるようになってしまったので問題としてあげられるようになってしまったのです。

コレステロールの働きを正常に戻したいなら?

LDLコレステロールもHDLコレステロールも両方とも必須なものではありますが、バランスが崩れてしまうことで問題が発生するようになるのです。そして、このバランスが崩れる要因が善玉コレステロールが減って悪玉コレステロールの増殖を抑えられなくなるといったものなのです。

そのため、大切なことが善玉コレステロールを増やしてコレステロールの働きを正常化させることなのですが、善玉コレステロールは日常生活によって簡単に減少してしまうことを覚えておいてください。例えば、ストレスが多すぎる・脂っこいものが大好き・規則正しい生活ができない・運動が大っ嫌い・メタボになっている・甘いものが大好きである・お菓子を大量に食べるといったものに該当する人は要注意です。

つまり、悪玉コレステロールが多すぎる人は善玉コレステロールによる回収が追い付いていないということなので、有酸素運動を行いつつ日常生活の改善を行う必要があるのです。

「コレステロールの働きは何なの?」のまとめ

コレステロールは決して悪ではなく人間が生きていくためには必須な働きをしているのです。ただし、バランスが崩れてしまうことで問題となるので、日常生活を見直してみてください。

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