[監修済] ペパーミントで胃腸をパワーアップ！デトックス効果で体内から内臓を温める

ペパーミント

[監修済] ペパーミントで胃腸をパワーアップ！デトックス効果で体内から内臓を温める

ペパーミントと聞けば、ハーブティーやアロマが思い浮かぶ方も多いと思います。実は、ペパーミントには整腸作用が期待できます。ペパーミントは、消化器系のトラブルを回復させる働きがあり、暴飲暴食などによる胃もたれ、吐き気、胸やけを改善してくれます。胃腸が弱い方、飲み会が多い方は、ペパーミントを取り入れる事で、胃腸をトラブルから守り、正常に保つ事ができますよ。

ペパーミントは胃腸をパワーアップしてくれる

消化器がスムーズに働くように手助けしてくれるペパーミントは、胆汁の分泌を促してくれる作用があります。消化液である胆汁がパワーアップすれば、飲食物によって胃腸が傷つくのを防ぐ事ができるのです。口から飲食物を摂取し、消化しつつも身体に必要な栄養素を取り入れ、余分な老廃物を便や尿として排出するといった一連の作業を滞りなく進めてくれるのがペパーミントです。

消化液である胆汁は、脂肪を分解する事を得意としています。ペパーミントのおかげで胆汁がパワーアップすると、消化を正常に進め、胃腸をトラブルから守る事ができます。また、心臓をはじめ、人間の体内にある臓器は活発に動く事で熱を発しています。「冷えは万病のもと」と言われるように、もし臓器が冷えてしまうと癌細胞の温床になる可能性があります。心臓に癌ができない理由は、常に絶え間なく動き、高い温度を発しているからです。それくらい、ウイルスや有害物質は熱に弱いのです。胃腸も同じく、活発に動いて熱を発しておけば、病気になりにくい健康的な身体を作る事ができます。ペパーミントで消化能力を高め、胃腸の働きを活発化させましょう。

ペパーミントは過敏性腸症候群にも利用されている

ペパーミントには、胃腸の働きを活性化させるだけでなく、胃の筋肉の硬直を解きほぐす作用があります。胃の筋肉がリラックス状態にあれば、胃痙攣といった症状の緩和にも役立ちます。ペパーミントが胃に対する優れた効能を見込んで行われた研究では、過敏性腸症候群の症状が改善したという結果も出ています。

過敏性腸症候群は、下痢と便秘をともなう辛い症状です。日常に蔓延するストレスが原因だとも言われており、現在、過敏性腸症候群の治療薬としてペパーミントが利用されるようになりました。ペパーミントには殺菌作用とも言えるデトックス効果があり、このデトックス効果を活かした商品の代表が歯磨き粉です。歯磨き粉を使用して、リフレッシュした感覚を味わう方も多いですが、これにはペパーミントの持つデトックス効果と、爽やかな香りが副交感神経を刺激して起こるリラックス効果の相乗効果によるものです。この効果は過敏性腸症候群にも有効で、身体の老廃物を排出しながらも、過敏性腸症候群の原因となるストレスをリラックス状態に持ち込むといった二つの効果で治療に取り入れられています。

ペパーミントは胃腸以外にも有効的？

ペパーミントの効能は胃腸以外にも有効的です。例えば、口臭はペパーミントが活用されている代表的な例ですが、これには殺菌作用の他にも消化器の働きを手助けしてくれる作用がかかわっています。口臭には、遺伝的なもの、食べ物を食べた後の生理的なもの、加齢的なものなど様々ですが、実は、胃腸に疾患がある場合も口臭に繋がります。

胃腸に疾患がある場合の口臭は、念入りに歯磨きすれば何とかなるものでもなく、胃腸の疾患が治らない限り口臭も治りません。ですが、消化器の働きを正常化してくれるペパーミントは、胃腸の疾患で発生する口臭にも優れた効果を発揮してくれます。その上、ペパーミントが配合された歯磨き粉は直接的に口臭を予防してくれます。身体の内側から、そして歯からといった二つの相乗効果で、口臭に対して優秀な効能が得られるのです。

もちろん、ペパーミントにはアロマ的な役割もあります。あの独特な清涼感漂う香りには、高ぶった精神を落ち着かせる効果があります。疲労や憂鬱を感じている時にはリラックス効果が得られ、怒りや悲しみを感じている時には感情の鎮静効果が得られます。また、通常の神経状態の際も、脳の活動を促進したり、集中力を高めたりするといった効果が得られます。どんな気分の時でも、ペパーミントはすんなりと寄り添ってくれるのです。