最近注目度が高まりつつある物質の一つであるベタインですが、まだまだ注目度が低いためどのような食品に含まれているのか、効率の良い摂り方はどのようなものか知らない方も多いでしょう。そこで、今回はベタインの摂り方について詳しく解説します。
ベタインはどのような食品に含まれているのか?
ベタインとはアミノ酸の一種で調味料として使われているものとなっております。ものによってはシャンプーや化粧品といった食べ物以外にも使われているようです。このアミノ酸は水産物や植物に多く含まれているのでエビ・タコ・イカ・貝類・きのこ・ほうれん草・甜菜などに多く含まれております。その他にもめんつゆやドレッシングなどにも使われていることがあるので、身近な食品の成分表をよく確認してみるといいでしょう。
特に多いと言われているのがカニで、カニ肉エキスには100g中に多い場合は700mgも含まれていると言われております。逆に魚類には含まれている割合がかなり少ないようです。植物から摂取したいと考えている方は耐塩性があって耐凍性があるものがこのベタインをふくんでいる確率が高いと言われております。ほうれん草や甜菜はまさに代表的なものでしょう。
また、思いつきにくいところとしては味をまろやかにする作用や臭いを抑える作用、そして塩分を抑える作用を狙って加わっていることもあるので、ラーメンのスープ・塩辛・生ハム・ビーフジャーキー・イカの珍味・フライドチキンといったものにも含まれているのです。
ベタインの食品からの摂り方における注意点は?
カニや貝類、そしてほうれん草といったものから摂取する場合はそこまで注意する必要性は減るでしょうが、フライドチキンやラーメンといったものから摂取したいと考えた場合は要注意となります。フライドチキンといったものにも確かに含まれてはいますが、そこまで大量に含まれているものではなく、効率の良い摂取方法とは言えません。むしろ、フライドチキンの大量摂取はカロリーオーバーになりやすくなるので、急速に太ることが考えられます。これはラーメンといったものでも一緒です。
なので、食品から摂取したいと考えている場合はベタインの過剰摂取を考えるのではなく、その食品を大量摂取した場合どうなるのかを考えるようにしてください。いろんな食品に含まれている成分とはいえますが、食品は様々な成分で成り立っているので食べ過ぎたりした場合ベタインによる異常が発生しなくても他の成分による異常が発生する確率は非常に高いのです。
良い効果があるのは皆さんも知っていることでしょうが、摂り方を考えないとその効果が出る前に様々な悪影響が出ることを視野に入れておいてください。
ベタインの摂り方を気にする人はどんな人?
ベタインはまだまだ知名度が低い物質なので、知らない人も多いのではないでしょうか。しかし、このアミノ酸の天然成分は様々なプラス効果があるので、成分に詳しい人や医学に詳しい人に勧められている人もいるのです。そのような人たちはおそらく、肝機能に不安がある人や、糖尿病や動脈硬化といったものが気になる人だと思われます。
何故なら、ベタインは脂肪肝を防いで肝臓に脂肪が溜まるのを抑制し、肝臓のトラブルが発生する確率を下げると言われているのです。このような作用が気になる人はおそらく大酒のみの方や甘いものやお肉が大好きで糖質と脂質を摂り過ぎている方になるはずです。
また、動脈硬化の原因となるホモシステインの異常発生防止効果もあり、糖の吸収効率を低下させて、コレステロール値をできるだけ上げない作用も働くので生活習慣病が気になる人も推奨されることが多いのです。
それ以外には胃液の量や酸の強さを整える作用もあるので、消化にトラブルが生じている方にも推奨されるものとなっております。この消化トラブルを解決するために医薬品としても使われているようです。
ベタインは食品以外からの摂り方はあるの?
ベタインを摂取する方法は食品に含まれているものを摂ること。そして、効率の良い摂り方はカニ肉エキスのような大量に含まれているものが使われているものを摂取することにあります。しかし、人によっては好き嫌いというものがあってエビやカニといったものが食べられないという方やほうれん草や甜菜といったものが好きではないという方もいるのではないでしょうか。
そのような方に推奨されるのがやっぱりサプリメントになります。ベタインは別名でベタイングリシンとかTMG(トリメチルグリシン)とも言われているので、そちらの名前で記載してあるサプリメントも多いでしょう。そのため、サプリメントでベタインを探したい場合はこれらの名前を知っておいてください。
「ベタインはどの食品から摂取するのか、効率の良い摂り方は?」のまとめ
ベタインは一部の方にとって食品からは非常に摂取のし難いものとなっておりましたが、複合調味料としても多く用いられているので気が付かないうちに摂取している人も多いでしょう。しかし、効率よく摂取したい方はやっぱりサプリメントを利用するようにしてください。