口臭予防というのは本当に大切なもので、周りの人に不快感を与えないようにするための重要な因子となっております。そのために役に立つと言われているのがペパーミントです。そこで、今回はこのペパーミントが口臭予防に役立つのかを詳しく解説します。
口臭予防にはペパーミントは効果的なのか?
口臭予防は昔から色々な方が気にされている分野で、掘りつくされた鉱脈のようにかなりの研究がしつくされておりましたが、次々と新発見が続き様々なものが効果的と常々言われるようになっております。その中の一つがペパーミントで、ペパーミントは口臭予防に効果的という声も多数挙がっているのです。
その声の基本がペパーミントにある胃腸トラブルを抑え込む作用でしょう。ペパーミントには消化器官系の働きを補助するように胆汁の分泌効率を上昇させるので、胃もたれや消化不良といったトラブル発生確率を下げます。消化効率が低下すればするほど口臭も悪化するので、消化関連で口臭が悪化している人には効果的と言われているのです。
しかし、口臭の悪化には老化や虫歯といったものもあるので口内環境の悪化による臭いを完全に防ぐことはできないでしょうが、口臭予防には効果的なものと言えるのではないでしょうか。
ペパーミントが口臭を悪化させることもあるの?
ペパーミントといったミント系のものは口臭予防として効果的長い間言われ続けており、様々な関連商品が売られるようになりました。しかし、一部の専門家や評論家の方々からはミント系の口臭予防は効果的ではあるが、逆効果にもなりうると評している方もいるのです。
この理論の根拠にあるのがミントによる冷涼感作用で、ペパーミントを摂取しすぎると唾液分泌量が低下すると言われているのです。唾液分泌量が低下すると口の中の菌を減らす清浄化作用が働きにくくなるので口臭が悪化しやすくなるということなのでしょう。理論的に考えるとこの話はまさに「一理ある」ものなので、無視することはできません。
ただし、逆にミントのような甘味を味覚が捉えると唾液が出やすくなるので口臭予防に効果的という説もあるので、完全に矛盾しております。インターネット上でも両方の説が流れているので、どちらの説をとるのかなかなか難しいものとなっていますが、消化不良予防には使えるものとなっているので個人的には口臭を悪化させる説よりも、口臭を予防する説を推したいと思います。
ペパーミントの口臭予防効果はかなりシンプル?
ペパーミントにおける口臭予防作用は消化不良を起こしにくくすることや、唾液を促進させることと解説いたしましたが、それよりも最もシンプルなものがあります。それはペパーミントそのものが良い臭いなので、ペパーミントを利用した食品を摂取した場合マスキング効果が発生して臭いをごまかすことができるのではないでしょうか。いわゆる、悪い臭いがあったとしても良い臭いで打ち消してしまうということなのです。
口臭トラブルの原因は消化不良といったもの以外にも、虫歯によるものや歯周病によるものもあります。これらの原因で口臭が悪化している人はその治療を行わない限る根本的な解決にはなりませんが、良い香りがあれば一時的にですがごまかすことは可能と言えるのではないでしょうか。
そのため、一時的にでも口臭を予防したいと考えている方にもペパーミントは役立つものと言えると思います。
ペパーミントの口臭予防における注意点は?
ペパーミントにおける口臭予防の注意点はとってもシンプルで、臭いをごまかす作用があったとしても臭いの素を取り除く作用が働いているわけではないということです。消化不良を防ぐといったものの場合は、原因を取り除く作用が働くのですが、虫歯や歯周病といったものが原因だった場合はただ単に臭いをごまかしているだけなので原因解決には全くなっておりません。
そのため、本格的に口臭が悪化している人は口内環境がどうなっているのかをまず歯医者で確認してもらうようにしてください。口臭は自分自身では気が付かないことが多いので、周りの人たちから口臭が臭いといった批判を受けるようになったら、気を付けるようにしましょう。
ただし、日本人は率直に意見を言う人はなかなかいないので、面と向かって「あなた息が臭い」という人はなかなかいないでしょう。むしろ言われた人は言われることで不快感を覚えてしまう人もいるのではないでしょうか。そのため、例え口臭が悪化していたとしても気が付かないこともあるのです。
そうならないためにも、エチケットは当たり前のものと考えてしっかりと歯磨きをして、かつペパーミントを利用して口臭予防をする意識を持つといいかもしれません。
「ペパーミントは口臭対策に本当に効果があるものなのか?」のまとめ
ペパーミントは口臭予防に役立つものとなっておりますが、虫歯といったものが原因なら根本的な解決はできません。消化不良といったものならサプリメントも利用できますが、歯周病といったものが原因なら歯医者に行って診てもらいましょう。