中性脂肪対策におすすめサプリを紹介していきます。先ずは中性脂肪に対策が必要な状態とはどの様な状態かを説明し、その状態を放っておくとどうなるか、そもそもの原因は何かを続いて説明します。そして、最後に中性脂肪対策に必要な食べ物を触れ、その成分をおすすめサプリと言う形で紹介したいと思います。
中性脂肪対策が必要な状態とはどの様な状態か?
中性脂肪とは人間の体を動かす重要なエネルギー元です。
別名では「トリグリセリド (トリアシルグリセロール)」と呼ばれています。健康診断の結果では「TG」の記号で表示されている値です。
食事によって体内に入った脂質は小腸で吸収されます。そして体内の生命維持活動に利用されますが、全ての脂質をエネルギーとして使いきれなかった場合には中性脂肪として体に蓄えられます。
中性脂肪自体はエネルギー源なので、中性脂肪自体=悪者ではありません。
一般的に中性脂肪の基準値は149mg/dl以下と言われています。
しかし、この数値自体が食後からの時間によって変化します。その為、健康診断では検査のタイミングが早朝の空腹時に設定されます。血液中の中性脂肪値が高すぎると「脂質異常症」という状態になり、全身の血管の動脈硬化が進む原因となり、注意が必要な境界域として扱われます、
医師からの生活習慣や食事の内容などの指導が必要になります。
逆に、中性脂肪値は低い程良いというわけではありません。低すぎることも問題を引き起こします。特に29mg/dl以下の場合は生活に支障を来す可能性があるため、医師による検査が行われることが通常です。
この様に、中性脂肪の値が高すぎる、低すぎる状態が、中性脂肪対策が必要な状態と言えます。特に、以下では中性脂肪が高すぎる場合のケースについて説明していきます。
中性脂肪対策をしないとどうなるか?
「中世脂肪対策が必要な人」とは、血中の中性脂肪値が高すぎる人であることを説明しました。
それでは、中性脂肪が高すぎる状態を放っておくとどの様な問題が発生するのでしょうか?主な影響を下記に示します。
まず、血液中の中性脂肪値が高いと、体内でさまざまな問題が起こります。
例えば、健康な状態の血液はサラサラですが、中性脂肪が高くなると血液がドロドロとした粘度の高い状態になります。この様なドロドロの血液では血管がつまりやすくなります。又、血管内壁の細胞も傷つきます。血管内壁の細胞が傷つくと炎症が起き、動脈硬化症の原因になります。動脈硬化症は、中性脂肪やコレステロール値が高いときに起きる合併症です。
そして、動脈硬化症が原因で引き起こされる病気には、脳梗塞、脳出血、狭心症、心筋梗塞・腎硬化症、腎不全・大動脈瘤(破裂)、閉塞性動脈硬化症、脱疽・脂肪肝・糖尿病などがあります。つまり、中性脂肪対策をしないとこれらの疾患にかかる可能性が高くなります。
中性脂肪が引き起こされる3つの原因
原因を把握してできるところから対策していきましょう!
中性脂肪がつく原因の1つ目は暴飲暴食です。
精製された炭水化物は中性脂肪値を高める原因になります。例えば、食事で言うと
- 白パン
- 白米
- 麺類
- 清涼飲料
- お菓子
- アルコール
が該当します。
これらの食事の過剰摂取は、インスリンの急激な上昇を招き、インスリンを作るすい臓に負担をかけます。インスリンは炭水化物の消化に必要不可欠ですが、炭水化物を過剰に摂取した場合にはインスリンの生成に不具合が生じ、消化しきれなかった炭水化物が中性脂肪として体内に残ってしまいます。
2つ目は運動不足です。
これは、1つ目とも関連しますが、摂取した炭水化物量が多くても運動等によってその糖質等が全てエネルギーとして消費されれば、中性脂肪にはなりません。
又運動不足と暴飲暴食は肥満の原因になります。肥満になると動かなくなり、エネルギーの消費が低下します。しかし、食欲は変わらないため、食事量はいつもと変わりません。そうすると、余分な糖質や脂質が溜まってしまうため中性脂肪も増えます。そして更にさらに太り、中性脂肪も増える、という悪循環が起きます。
3つ目は飲酒の習慣です。
お酒には、糖分が含まれていますので、飲酒によって中性脂肪が先ず増えます。
しかし、アルコールが直接、中性脂肪になるわけではありません。
アルコールは、体内で水と二酸化炭素に分解されますが、その分解過程で、中性脂肪の合成を促す酵素を発生させます。このために中性脂肪が増えてしまいます。ということになります。
中性脂肪対策に効果のある食べ物
ここまでお話した様に様々な原因で中性脂肪の問題は引き起こされます。一番の注意すべき点はどの様な食事をするかだと思います。
ここでは中性脂肪対策に効果のある食べ物の例とその効果を挙げていきましょう。
トマト
血液がサラサラになります。血液がサラサラになることによって体の代謝は活発化します。代謝が活発化することによって、摂取した脂肪分の吸収を抑えて、蓄積を防ぎ、エネルギーに交換され、効率よく脂肪や栄養が消費され、中性脂肪がつきにくい体になります。
果物 柑橘類
柑橘類には血管を柔らかくし、血流を改善する効果のある成分が含まれています。中性脂肪を下げる効果があると表示されているトクホ飲料にも広く利用されています。また、オレンジには脂肪肝を予防し、血液中のコレステロール値を正常にしてくれる働きもあります
青魚
イワシ、サンマ、サバなどの青魚をたくさん食べると、中性脂肪が減ることが知られています。
更に、過剰なコレステロールや中性脂肪を減らすことで血液をサラサラにする効果もあります。また、青魚は体内の糖の燃焼を助けます。青魚には、中性脂肪を下げると言われている、「EPA、DHA」が豊富に含まれています。EPAは青魚に多く含まれる油の一種(オメガ3脂肪酸)で、脂質異常症の治療薬としても使われています。
豚肉
豚肉には、コレステロールを下げる働きがあり、脂肪酸燃焼効果のある成分も含まれています。
梅干し
梅干しには、抗酸化物質の一種が含まれており肥満予防効果が期待できると言われています。この成分は小腸で吸収され、脂肪細胞を刺激します。その結果、脂肪が燃焼されやすくなる効果が得られます。
貝類、タコ、イカなどの魚介類
貝類やタコ、イカ、血合いの魚(カツオ、ブリなど)には、肝臓の働きを助け、コレステロールを排出する成分が含まれています。
おすすめサプリは?
上記で上げた様な食品を積極的に取っていくことが好ましいですが、毎日となると難しいと思います。それぞれの食品でどの様な成分に効果があるかを下記に述べました。こういった成分はサプリメントを利用しながら積極的に取っていくことが好ましいと思います。
リコピン:
トマトに含まれる成分です。
血液がサラサラになります。血液がサラサラになることによって体の代謝は活発化します。代謝が活発化することによって、摂取した脂肪分の吸収を抑えて、蓄積を防ぎ、エネルギーに交換され、効率よく脂肪や栄養が消費され、内臓脂肪がつきにくい体になります。
ヘスペリジン:
柑橘類に含まれる成分です。
血管を柔らかくし、血流を改善する効果がります。
イノシトール:
オレンジに含まれる成分です。
肝臓にたまった脂肪を洗い流す効果があるといわれています。体内の脂肪の流れを良くして、体に余分な脂肪がたまらないようにします。更に、血液をサラサラにして代謝を上げる働きもあります。
EPA、DHA:
青魚に含まれる成分です。
中性脂肪が減ることが知られています。更に、過剰なコレステロールや中性脂肪を減らすことで血液をサラサラにする効果もあります。EPAは青魚に多く含まれる油の一種(オメガ3脂肪酸)で、脂質異常症の治療薬としても使われています。
カルニチン:
豚肉に含まれる成分です。
基礎代謝量に関わる筋肉量を増やし、余分な脂肪を燃焼させる働きがあります。他にはコレステロールを下げる働きがあります。
バニリン
梅干しに含まれる成分です。
抗酸化物質の一種で。肥満予防効果が期待できると言われています。この成分は小腸で吸収され、脂肪細胞を刺激します。その結果、脂肪が燃焼されやすくなる効果が得られます。
タウリン
貝類やタコ、イカ、血合いの魚(カツオ、ブリなど)に含まれる成分です。
肝臓の働きを助け、コレステロールを排出する胆汁酸の合成を促します。
中性脂肪対策におすすめサプリは?【暴飲暴食や運動不足の方は注意!】のまとめ
中性脂肪対策にはリコピン、ヘスペリジン、イノシトール、EPA・DHA、カルニチン、バニリン、タウリンの摂取がお薦めです。