[監修済] 健康維持のために特に役立たせたい必須脂肪酸の一つω-6

ω-6

[監修済] 健康維持のために特に役立たせたい必須脂肪酸の一つω-6

ω-6は不飽和脂肪酸であり、体外からの摂取が必要な成分です。特に生活習慣病などの予防や改善に役立ちますが、どのように役立つのでしょうか。また摂取はどんな方法が望ましいのでしょうか。

生活習慣病の改善に役立つω-6

ω-6の仲間であるγリノレン酸は血流を促す効果が期待できます。血流が悪くなると細胞にとって必要な栄養を届けることができません。血流は健康の基礎を作るものですから常に血流が良くなくてはなりません。そこでω-6を摂取することによって細胞を生き生きと働かせる環境を作っていくことができます。

ω-6の仲間であるアラキドン酸はコレステロールの値を下げてくれる効果を期待することができます。また血圧の調整も行ってくれるので高血圧の改善に役立ちます。高血圧になると血管に大きな負担を与えてしまいますし、めまいなどを引き起こしてしまいます。とても怖い症状なので正しい食生活や運動が大切になります。その上でω-6を摂取していくとより一層改善に役立たせることができます。

生活習慣病の予防と改善は毎日コツコツと行っていかなければ改善を期待することは難しいものです。苦痛を感じるほどストイックに実行する必要はありませんが、少しでも食事や運動を継続していく努力が必要になります。またω-6を上手に取り入れた美味しい料理を毎日の献立に組み込んでいけば楽しく対策を行っていくことができるものです。

アレルギー症状の改善に役立つω-6

ω-6の中には体をコントロールする生理活性物質であるプロスタグランジンを作り出す材料となるアラキドン酸などが含まれています。プロスタグランジンはアレルギー症状の緩和に役立ちます。そのためω-6はアレルギー症状の改善に効果があると言えます。アレルギー症状を引き起こすとかゆみが発生します。かゆみが発生した部位はどうしてもひっかいてしまうことがあり、それによって症状が悪化してしまう場合もあります。

アレルギー症状は精神的にも辛いものです。かゆみなどによってイライラすることも多く、ストレスが溜まって余計にアレルギーが悪化するという悪循環も生じる場合があります。そういった辛いアレルギー症状を緩和するために毎日ω-6を取り入れた生活を送ってみるといいでしょう。ω-6は脂肪に含まれていることが多いので過剰摂取は避けなければなりませんが、適度に摂取することで健康にアレルギー症状を改善するのを助けてくれます。

ω-6は食事から自然と取り入れていくことが大切

ω-6は毎日少しずつ体に取り入れていくことで健康維持を図っていくことができます。ω-6を多く含んでいる食品は大豆油、コーン油、ゴマ油、マーガリンなどがあります。どれも油脂類ですが、これらから摂取が可能です。比較的他の栄養素よりも摂取が容易だと言えます。しかしダイエットなどを行っていてノンオイルの食事を行っているような方の場合適度に取り入れていく必要があります。油を全く摂取しないような生活ではω-6を取り入れていくことができません。また脂肪は必須栄養素なので適度に摂取しなければ健康を害してしまいます。ですからω-6の摂取目的でも必要なものと言えます。

ω-6を多く含んでいる食品は調理の際に使用することで簡単に摂取ができます。炒め物に使用すれば特にいろんな食材と一緒に食べることが可能です。しかし、気を付けたいのはどれも油脂なのでカロリーが多いという点です。あまり多く口にしてしまうとカロリーオーバーになってしまい、肥満の原因になってしまいます。ですから適度に摂ることを心がけなければなりません。不足ももちろん健康を損ねてしまいますが、逆に過剰摂取も体には良くないのです。

ω-6サプリメントを上手に活用する

普段からあまりω-6を含む食品を好んで口にしないという方にとってなかなか毎日食生活の中にω-6を取り入れていくことが難しいという方もいることでしょう。普段から大豆油などを多く活用している方はたっぷりとω-6を摂取できているので特に問題はないものです。ω-6を多く含む食品の摂取が毎日ないというような方はω-6を含むサプリメントを活用してみるといいでしょう。特に油が苦手な方にとっては積極的な活用が必要です。

ω-6の配合されたサプリメントは油っぽさがありませんしクセもありません。ですから普段から油を使った料理が苦手な方でも安心して活用することができます。利用方法としてはω-6を含む食品を使って料理をしなかったという日に適量飲むといいでしょう。ただ多く飲む必要はありません。毎日食事かサプリメントによってω-6を取り入れていく生活を送ることが何よりも大切です。特に食事からの摂取が多くなると油の過剰摂取が起こります。ですから気を付けてω-6を摂取するように心がけなければなりません。