フコイダン

[監修済] フコイダンの抗酸化作用とはいったいどのようなものなのか?

健康に役立つ成分とは今では非常に豊富にあって飽和している状態ともいえます。そのような状態では何が何やら分からな人も多いでしょう。そこで、今回は最近話題の抗酸化作用があると言われているフコイダンについて詳しく解説します。

フコイダンは抗酸化作用があるのか?

フコイダンとは海藻の粘つきに含まれている物質となっており、人体において様々なプラス要素があると言われており、研究が進められております。その中でも特に注目されているのが抗酸化作用です。この抗酸化作用によって活性酸素が体内で暴れて、老化を促進したり体中をさび付かせるのを防止してくれると言われているのです。

もう少しわかりやすく説明すると、ビタミンCビタミンEにおける抗酸化作用がこのフコイダンでも行うことができるということになるのです。そのため、美容を気にしている方々から非常に注目される成分となりました。

老化を防げるということは、顔にできるシワやシミができにくくなるということなので、アンチエイジング効果があるともいえるからです。なので、男性の方々は全く聞いたことが無いかもしれませんが、女性の方々ならこのフコイダンという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

フコイダンの抗酸化作用について詳しく!

フコイダンには抗酸化作用があると安易に結論付けしてしまうのはいささか寂しいものがあるので、なぜ抗酸化作用があるのかをもう少し掘り下げて説明します。まず、人体における活性酸素は適量ならば使いようのあるものなのですが、この活性酸素の数が多すぎると老化の原因となってしまいます。

しかし、この活性酸素の暴走を止めるために体の中ではグルタチオン・ペルオキシターゼといった酵素が活性酸素を抑制してくれるのですが、いかんせん数が足りません。そこで役に立つのがフコイダンの摂取といった外部からの補給となるのです。フコイダンにはリポフスチンという老化を促す物質の作成を抑制することが安定的に行えると言われているのです。

少しマニアックなお話になりますが、すべての抗酸化物質が安定しているかと言われるとそういうわけではなく、中にはそこまで安定性のない抗酸化物質があり役目を終えたとしてもなかなか還元されないものもあるのです。この状態を安定性に欠けると言われているのですが、フコイダンはそれらの物質と比べると分子量が大きめなので安定的に力を発揮することができると言われているのです。

そのため、一部の方々からは最も効果的で安心して使える抗酸化作用とも言われております。

抗酸化作用が強いフコイダンは何に含まれている?

フコイダンは海藻のネバネバした部分にある物質で、海藻に含まれているものとなっています。具体的に説明するとわかめ・昆布・もずく・ひじきといったものが該当するでしょう。特に多く含まれているのはもずくと言われおり、基本的に海藻にある成分と捉えておいてください。

実際にどれくらい含まれているかを数値で説明すると海藻1kgあたり、もずくは250g、わかめの葉っぱは15g、真昆布は15gと言われております。この数字だけ見てももずくに含まれている量は圧倒的に多いことが分かるでしょう。

実際に海藻のネバネバやヌルヌルに人体にプラス効果が無いのかは随分と過去から調べられており、このフコイダンにいたっては1913年に発見されたと言われているのです。聞いたことが無い人もいるでしょうが、だいぶ昔に発見されたものなのですよ。さらに、日本癌学会が1996年にこのフコイダンは癌細胞に対して効果があると公表してから日本でも大注目となっているのです。

フコイダンの抗酸化作用の恩恵を受ける摂取量目安は?

フコイダンは古代中国における秦の始皇帝にも薬として愛用されるほど大切に扱われており、日本においても平安時代から使われていたという記述が残っております。フコイダンの細かい効能は解っていなかったとしても、人体においてプラスの作用があるということは昔の人たちも理解していたのでしょう。

このフコイダンの摂取量目安はだいたい1g~3gとのことです。もずくは1kgあたり250gも含まれているので、1g摂取したいのならば4g食べればよいということになります。わかめのめかぶはもずくと比べると含有量が多少落ちますが1kgあたり80gは含まれていると言われているので、こちらを摂取するのもいいでしょう。

しかし、この含有量については何故か意見が極端に分かれており、もずくでも1kg食べないと1g摂取できないと記載している人もいるのです。他の説では40gで1gと記載している人もいるので、ちょっと何を信じたらいいのかわからない状態になっています。おそらく、天然にあるフコイダンの含有量は安定していないのが原因なのではないでしょうか。

このように情報が錯綜しているので、本格的にフコイダンの摂取を考えているのなら、含有量がはっきり書いてあるサプリメントに頼るのが一番いいかもしれません。

「フコイダンの抗酸化作用とはいったいどのようなものなのか?」のまとめ

フコイダンは強い抗酸化作用がある使える成分ではありますが、効率的に摂取したい場合はやっぱりサプリに頼るのが一番かもしれません。大量にもずくを食べるのがつらいという方は健康食品やサプリをご利用ください。

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