[監修済] ザクロのむくみ予防効果について

むくみ予防

[監修済] ザクロのむくみ予防効果について

ザクロは日本人にとってもなじみ深いものなっておりますが、ザクロを食べたことが無い人も多いのではないでしょうか。そこで、今回はザクロの効果の一つむくみ予防についてどのような関連性があるのかを詳しく解説します。

ザクロはむくみ予防効果があるの？

ザクロは国内の広い地域で見かけるものですが、実は旧約聖書や古代の医学書などにも登場している歴史のある果皮で古くから健康や美容に役立つと言われてきました。そんなザクロの美容効果の一つとしてむくみ予防効果があると言われているのです。

このむくみ予防の効果は間違いなくザクロに大量に含まれているカリウムの作用でしょう。カリウムは体内で余剰となっているナトリウムを除去する力があるので高血圧予防とむくみ予防を行ってくれます。

結論からすると、成分を見た限りカリウムが多く含まれているのでむくみ予防やむくみ解決といったものに期待することができるのです

ザクロのカリウムがどうむくみ予防に繋がるの？

このカリウムの作用は増えすぎたナトリウムの排出を促進することです。もう少し詳しく解説すると体内に塩分として摂りいれられるとナトリウムになってカリウムが骨や血液にナトリウムを運ぶようになるということなのです。ここでカリウムが足りないと体内でナトリウムを運搬することができなくなるので、体内の塩分濃度を薄めるために水分を摂り込もうとする作用が働くようになるのです。

そして、このナトリウム自体も水分を多く摂り込む性質があり、血液中の塩分濃度が高まると血液が増えて毛細血管の水分が高まって毛細血管から水分が漏れ出すようになります。こうなると体のあちこちでむくみが発生するようになるのです。

なので、体内のナトリウム濃度を水分摂取でしのぐのではなく、カリウム摂取でしのぐことが最も効果的となり、むくみを防止したいのならばカリウムを摂取する必要があると言われているのです。

ザクロの成分からむくみ予防効果を解説する

ザクロの成分について解説します。ザクロの成分は食べれる部分の100gあたりで、水分83.9g・炭水化物15.5g、カリウム250mgとなっております。他にもビタミンEやビタミンB群が少量含まれております。

成分を見るとわかるようにやっぱりカリウムは比較的高いと言えます。ちなみに、カリウムが豊富に含まれることで知られているアボカドは720mg、バナナは360mg、キウイは290mgほどカリウムが含まれています。これらに比べ遜色ないレベルです (日本語がつながっていません。カリウムが多いと言っているのにそれよりも多いアボガドを紹介するなら繋がりの分を考えた方が良いです。訂正しておきました。)。これらの食べ物は全てむくみ解消に良いと言われているので、気になる方はチェックしてみるといいでしょう。カリウムの量はかなり含まれているものはむくみ予防に効果的なので、これらの食品もむくみ予防に使えると紹介されていることでしょう。

他にも健康にプラスとなる成分はあるのですが、むくみに効果があるのはカリウムのみではないでしょうか。サポニンやビタミンB1、ビタミンB6といったものもむくみに効果的ですがビタミンB1などはそこまで多く含まれていないのでむくみ解消に繋がるとは言えないと思われます。他にむくみ解消効果がある成分はシトルリン・メリロート・ポリフェノールなどが該当します。

むくみ予防となるカリウムはザクロ何個分？

むくみを解消するためにはカリウムが非常に役に立つということなのですが、このカリウムの目安量は実はかなり高いのです。それは成人男子2500mg、成人女子は2000mgです。目標量は成人男子3000mg以上、成人女性は2600mg以上になります。

目安量とは最低でもこれくらいは摂取してほしいと言われている量なのですが、健康面で本格的に気を付けたい方は目標量に達成する必要があるのです。ちなみに、WHOから推奨されている量は高血圧予防を含めて2012年に3510mg／日と言われているので、できる限りたくさん摂取する必要があるということなのでしょう。

なので、ザクロには100g中に250mgほど含まれているので3000mgと考えるとだいたい1200gも摂取する必要があるということになります。これははっきり言って不可能なのでサプリメントに頼ったほうがいいかもしれません。さすがに1200gも食べるのは不可能です。

また、カリウムの上限量は設定されていないので、過剰摂取に関してはそこまで気にしなくてもいいでしょう。ただし、腎機能に障害のある方は過剰摂取するのは危険と言われているので、その点は注意してください。

ザクロによるむくみ予防はどのような人たちに必要？

むくみ予防が必要な方々はむくみが多発している人なのですが、それ以外に汗や利尿の多い人も要注意となります。汗や尿の量が多い人は水分が体外に排出されている状態が続くので、カリウムが排出されてしまっている可能性が高いです。そのような方はカリウム不足になる可能性が高いので、積極的にカリウムを摂取してください。

他には、塩分を摂り過ぎる人、加工食品を大量に食べる人も要注意です。このような方は体内のナトリウムが過剰になってしまうのでむくみ予防が大切となるのです。