フコキサンチン

[監修済] 美容や生活習慣病の予防に働きや効能があるとされるフコキサンチンについて

カロテノイドの一種であるフコキサンチンは活性酸素の抑制や血流改善などとともに美肌にも効果があるといわれています。フコキサンチンの具体的な働きや効能について考えてみましょう。

フコキサンチンの働き

フコキサンチンは自然界に600種類以上あるといわれているカロテノイドの一種で海藻の一部に多く含まれています。ルテインなどと同様にアルコールに溶けることのないキサントフィル類に分類されます。フコキサンチンは20世紀に入ってから発見され化学構造が決定された新しい栄養素として注目を浴び、様々な機能性があることでも知られています。細胞を老化させてしまう活性酸素の抑制や血流改善などに効能があるとされている話題の栄養素のひとつです。

フコキサンチンはカロテノイドのなかでも強い抗酸化力を持っており、体内では血液中ではフコキサンチノール、肝臓ではアマロウシアキサンチンに変化して働きます。活性酸素の生成を抑制するとともに血流の流れを促し心筋梗塞などの血管に関わる病気の予防に効能があるといわれています。褐色脂肪細胞にはエネルギーをつくりだし熱を生み出してくれます。フコキサンチンは脂肪のうち消費されないで体内に蓄積されてしまう白色脂肪細胞に働きかけその燃焼を促す働きがあるとされ生活習慣病の予防に期待されています。

メタボリックシンドロームへの効能

欧米化の食事スタイル、不規則な食生活、便利になってあまり動く必要がなく運動不足になりやすい現代社会などの様々な要因からメタボリックシンドローム患者、予備軍が増加しているといわれています。内臓脂肪が過剰に蓄積されることから本来内臓脂肪細胞から分泌されるべき物質がバランスを崩してしまいメタボリックシンドロームを引き起こしていることがわかっています。ファストフードやジャンクフードに囲まれほとんど歩く必要がない生活で意識的に内臓脂肪の蓄積を予防するのはとても難しいことであるといえます。

過去に行われた研究ではワカメから抽出したフコキサンチンをマウスに投与したところ白色脂肪細胞が減少したという結果が出ています。さらに脂肪細胞にフコキサンチンを投与したところ、脂肪蓄積を抑制することも判明しており、メタボリックシンドロームや肥満抑制に効能があることがわかっています。肥満そのものもですが、将来様々な生活習慣病を引き起こすリスクとなるメタボリックシンドロームの予防にも働きかけてくれるフコキサンチンは現代人には欠かすことができない栄養素といえるでしょう。

糖尿病の予防

フコキサンチンを摂取することにより血糖値、血中のインスリン、レプチン濃度を低下する働きがあることがわかっています。レプチンは脂肪組織から分泌されるものでありフコキサンチンを摂取して血中のレプチンの濃度が低下するということは白色脂肪細胞が減少したということを示すものであり、高血糖の改善に効能が期待されるということになります。糖の代謝を促して血糖値を上昇させるアディポサイトカインの分泌を抑制する働きもあることから糖尿病の予防にも効能が期待されています。

フコキサンチンには強い抗酸化力があることから活性酸素の増加を抑制して老化を予防してくれる働きがあるといわれています。脳卒中や心筋梗塞、動脈硬化などの血管系の病気にかかるリスクを軽減してくれて免疫力や自然治癒力を高めながら老化防止にも効能が期待されています。外部から侵入してきたウイルスや細菌などを除去する作用がある活性酸素ですが過剰に発生すると細胞を傷つけてしまうことから老化や生活習慣病の原因にもなってしまうのです。加齢だけでなく大気汚染やアルコール、喫煙やストレスなど様々な活性酸素を生み出す環境にある現代人の生活にフコキサンチンは必要なものといえるでしょう。

フコキサンチンの美容効果

フコキサンチンは美容や美白にも優れた働きがあるといわれています。真皮全体に分布していて皮膚に適度な弾性や強度を与えているコラーゲンは、紫外線などの外部刺激を受けることによりコラーゲンを分解してコラゲナーゼに変化してしまいます。これによってコラーゲンが減少しシミやたるみなど肌の老化が引き起こされてしまうのです。フコキサンチンはコラゲナーゼが活性化するのを抑制しコラーゲンが分解されないように働きかけるため肌のアンチエイジングにも効果が期待されます。

肌のくすみやシミ、黒色化はメラニンが原因です。メラニンは酵素の一種であるチロキシナーゼの働きによって生成が活性化されます。フコキサンチンは、チロキシナーゼの働きを阻害することがわかっており摂取することによって肌のくすみやシミなどをつくりにくくするため美白にも効能があるといえるでしょう。コラーゲンやメラニンは美肌を心がける女性にとって気にする物質であるだけにフコキサンチンの摂取にも関心が高いでしょう。

「美容や生活習慣病の予防に働きや効能があるとされるフコキサンチンについて」のまとめ

フコキサンチンはこれまでに様々な研究により血糖値や脂肪細胞、肌細胞などにも様々な働きや効能が認められています。生活習慣病の予防にも有効なため積極的に摂取することが望ましいといえるでしょう。

関連記事

  1. [監修済] 飽和脂肪酸の働きと効能
  2. [監修済] 最近注目されている不飽和脂肪酸の働きと効能
  3. [監修済] フルーツの一種でもあるプルーンに含まれる成分の働きや…
  4. [監修済] ステアリン酸の働きや効能についてご紹介!
  5. [監修済] 様々なメリットをもたらすとされているコンドロイチンの…
  6. [監修済] 美と健康に効能のある働きを持つ重要な成分RNA(リボ…
  7. [監修済] カスピ海ヨーグルトの成分と有名なラクトビオン酸の働き…
  8. [監修済] 古来から伝わるイチョウ葉エキスの働きとその効能 

ピックアップ記事

カテゴリー

PAGE TOP