大豆に含まれているイソフラボンには、女性に嬉しい効果がいくつか期待できます。その中の一つが美肌効果です。大豆に含まれているイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンによく似た性質があるので、エストロゲンが減少する更年期には積極的に摂取したい成分です。スキンケアに物足りなさを感じたら、イソフラボンを試してみてください。
イソフラボンが持つ美肌効果について
イソフラボンは女性に嬉しい効果がたくさん期待できますが、スキンケアに関しても嬉しい効果が期待できます。イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンによく似た性質を持つ事でも知られていますが、エストロゲンには、美肌作りに欠かせないコラーゲンやヒアルロン酸といった成分の生成をサポートする働きもあります。若い時はエストロゲンも正常に分泌されており、基礎代謝やターンオーバーも活発ですから、特に気にせず過ごせます。
しかし更年期に差しかかり、卵巣の活動が徐々に低下してくると、エストロゲンを作る卵巣自体の働きが低下していくので、エストロゲンが不足してしまいます。これによりいくら外側からのスキンケアを念入りにしても、体の中から美肌をサポートするエストロゲンが足りないと、コラーゲンやヒアルロン酸も生成できなくなります。こういう時は、大豆に含まれているイソフラボンなら、美肌作りにも安心して取り入れる事ができます。イソフラボンが持つエストロゲンに似た作用と、大豆イソフラボンが持つフラボノイドの抗酸化作用は、肌の老化予防にも役だちます。イソフラボン美肌効果は、化粧品だけでなくサプリメントでも実感できます。
イソフラボンは更年期のスキンケアにに欠かせない
更年期というのは、閉経前後の10年間をさしますが、この時期はエストロゲンの減少が加速するため、肌の老化やトラブルが気になり始めます。エストロゲンには、美肌作りに欠かせないコラーゲンやヒアルロン酸の生成をサポートする作用があるため、肌の弾力が低下して、シワやほうれい線が目立つようになります。
更年期は個人差もありますが、だいたい40代後半から50代前半に該当します。この時期は肌の老化も目立ち始めるので、化粧品だけのスキンケアでは追いつかなくなってきます。これはエストロゲンの減少が大きく関係していますが、年齢的にも美肌成分が著しく不足する時期に差し掛かるため、体の外側と内側からのダブルのケアが必要です。イソフラボンは化粧品にも配合されていますので、イソフラボン配合の化粧品を使うと同時に、サプリメントや食事でイソフラボンを摂取するのがポイントとなります。
イソフラボンが美肌に導いてくれる理由
イソフラボンがなぜ美肌に導いてくれるのかを、もう少し詳しく説明します。イソフラボンが持つエストロゲンによく似た性質、フラボノイドの抗酸化作用は、肌の老化防止や美肌成分不足を補うのに役立ちます。しかしこれだけではなく、大豆製品を積極的に食べる事で、さらに美肌作りに役立つ効果が期待できる事がわかってきています。
大豆製品を積極的に食べる事で、大豆の成分が腸内細菌により、エクオールという成分を誕生させます。エクオールには、イソフラボン以上のパワーがあり、エストロゲン不足を解消し、より高い抗酸化作用を発揮して、肌を若返らせる作用や、シミを防ぎ美白効果を発揮する事も確認されています。
腸内細菌によりエクオールを作りやすくなるのは、蒸した大豆や納豆と言われています。しかし誰でもエクオールを作れるかというと、これも個人差があって、エクオールを作れる人と作れない人がいます。若い頃から毎日のように、大豆製品を食べていると、腸内細菌が活発になるため、エクオールを作りやすいと言われています。更年期に差し差し掛かってから慌てて大豆製品を食べるのではなく、若い頃から毎日の習慣として、大豆製品を積極的に摂取する事が、エクオールを作りやすい体に導き、それが結果的に美肌作りに役立っていくのです。
イソフラボンの取り入れ方と注意点
イソフラボンは食事からも摂取できますし、食事に不安がある場合はサプリメントからも摂取できます。食事から摂取する場合は、大豆の加工食品となる、豆腐や油揚げなどにも含まれていますし、納豆や豆乳からも摂取できます。毎日和食を食べていれば、調味料に使うも味噌や醤油にもイソフラボンは含まれていますが、必要量をクリアするには、食事だけでは不安もあります。
こういう時はサプリメントからの摂取も考えてみましょう。ただしイソフラボンは、エストロゲンに似た性質を持っているため、過剰摂取をすると副作用が出たり、体調を崩したりする可能性があります。サプリメントから摂取する場合は、食事とのバランスを考え、1日あたりの目安を超えないように注意してください。
「イソフラボンには美肌効果も期待できるって本当?」のまとめ
大豆に含まれるイソフラボンには、美肌効果が期待できます。これはイソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンに似た性質を持っている事、イソフラボンが持つ高い抗酸化作用が関係しています。特にエストロゲンが減少し始める、更年期には欠かせない物となります。