[監修済] 全ての栄養素がひとつで摂取できるスピルリナの効果や摂取方法について

スピルリナ

[監修済] 全ての栄養素がひとつで摂取できるスピルリナの効果や摂取方法について

スピルリナは、食物繊維や葉緑素、多種類のビタミンやミネラルなど様々な栄養素を豊富に含んでいるといわれています。スピルリナの成分や体に及ぼす具体的な効果、適切な摂取方法を考えます。

スピルリナの主要成分

スピルリナには食物繊維、γ-リノレン酸、リノール酸が報復に含まれているため全身の血の巡りをよくする作用が期待できます。血行が悪くなることが原因として起こる肩こりや片頭痛などの症状を改善してくれるため体が楽になるとともに血行がよくなることで冷え症にも効果があります。また、タンパク質やβカロテン、ビタミンや鉄分のほか、30種類以上のミネラル類も含んでおり、健康的な生活を維持するのに理想的な栄養素といえるでしょう。含有量に注意しながらサプリで効率よく補給を心がけることをおすすめします。

スピルリナにはクロロフィル、及び抗炎症作用や抗酸化作用などに作用するフィコシアニンも豊富に含まれています。このことにより血液中の有害物質を無毒化するとともにアレルギー症状を緩和してくれるといわれています。皮膚炎などの肌の不調に働きかけ正常な状態に戻してくれアンチエイジングにも有効です。タンパク質も良質なうえに多く含んでいることから、二枚爪などの爪の健康にもよく作用するため女性のスキンケアに活用されることも多いようです。

スピルリナの免疫力向上力

人間の体はもともと弱アルカリ性でありながら酸性に傾きやすいということをご存知でしょうか。肉中心の食事やストレスなどにより体内の細胞が活性酸素の影響を受けて、俗にいう体の中が錆びるという状態になります。インスタント食品やスナック類などいわゆるジャンクフードばかりを食べている人に多いようです。そうなるとなんとかアルカリ性にしようと体内の細胞や骨などからミネラルを分解してバランスをとろうとするため、ミネラルが大量に消費されて免疫力の低下をまねくことになるのです。

スピルリナはアルカリ性であるとともに免疫力向上に寄与する様々な栄養素を含んでいるため酸性に傾いた体を弱アルカリ性に戻し、必要なミネラル量を維持することができます。免疫力とは言い換えれば自然治癒力であり、薬などを服用しなくても体を正常に保とうとする人間に備えられている力です。欧米風の食事が定着しストレスの多い社会でもあるため私たちの体は常に酸性になりやすい傾向にあるといえます。スピルリナを積極的に摂取して抵抗力のある身体づくりに努めましょう。

肥満防止や血流改善にも作用する

スピルリナには豊富な食物繊維が含まれおり腸内環境を整えてくれる作用があります。便秘が解消されるとともに老廃物を排出してくれる効果があるためダイエットにも効果があるといえるでしょう。天然由来の植物性プランクトンであるため子どもや高齢者、妊娠中の方でも安心して摂取できるのも大きな魅力となっています。また、スピルリナには脂肪を分解する酵素を活性化するアミノ酸も豊富に含まれているため肥満防止にも効果が期待できます。

スピルリナは血流や血糖値にも働きかけてくれるので、血流をよくして血糖値やコレステロール値を正常に整えてくれるとともにレバーよりもはるかに多い鉄分を含んでいることから貧血の改善にも効果があります。特に女性に貧血気味の方が多いのですが、不足する鉄分を食品から摂取するのはなかなか大変です。スピルリナをサプリで服用すれば、すぐに一日に必要な鉄分を賄うことができます。さらに造血作用のある葉緑素やタンパク質、ビタミンも同時に摂取することができるため貧血の根本原因を除くことが期待できます。

スピルリナの摂取

スピルリナには、タンパク質や脂質、炭水化物やビタミン、ミネラルの5大栄養素と60種類以上の栄養素がバランスよく含まれており、人体に必要な栄養素が全て含まれていると言っても過言ではありません。様々なビタミン剤やサプリを飲むよりも優れた品質のスピルリナを一種類だけ摂取することをおすすめします。全ての栄養素を不足することなく補い栄養バランスを整えてくれるため健康な生活の土台をしっかりと築くことができます。

スピルリナは栄養素の質や量がともに優れたサプリを使って適切に摂取することが望まれます。一日の摂取量の目安は2g～6g程度といわれています。全ての栄養素を含んでいるだけに過剰摂取は様々な影響を体に与える可能性も考えられるため、適量を守って服用するようにしましょう。スピルリナを服用することによって大きな副作用があることは問題になっていませんが、体調や栄養素との相性によってまれに下痢や発疹などの症状が出ることもあるので異常が認められたら直ちに服用を中止し、医師に相談するようにしてください。