パセリエキス

[監修済] パセリエキスの驚くほどの秘めた効能 

パセリには優れた効能のある栄養成分が含まれており、パセリエキスとしてサプリメントや健康食品にされるほどです。このエキスにはどのような有効成分があり、どのような効果があるのか理解しておきましょう。

イタリアンパセリと日本のパセリ

イタリアンパセリは、日本に古くから見かける品種と同じくオランダせりの一種ですが、その見かけやくせのある香りが日本の品種よりも少ない為、最近はスーパーでも多く見かけられ、家庭でも使われる事が多くなってきました。イタリア料理にはソースに多く使われ、日本の様に嫌われた野菜ではなく、むしろ無くてはならない食材のひとつとして考えられています。実際に食べ比べてみると、イタリアンパセリは柔らかく、味も香りもきついものではありません。栄養価なども日本のパセリはほとんど変わることなく、栄養価が変わらないという事はその効能もほとんど変わらない事を意味しています。劣るところを探してみると、極端に乾きやすいところでしょう。料理に飾っても、熱い料理に直接触れていればすぐにしんなりしますし、普通に飾り付けを行っていても、1時間ほどでしなびれてしまいます。一方、日本のパセリは2,3時間放置していてもしんなりする事はなく、熱を帯びた料理に添えてもしっかりと形を残しています。こうした所が、現在でも日本のパセリが使われる理由のひとつでしょう。

パセリエキスの効能

パセリエキスの効能は、他の効能のある野菜と比べても、見劣りするどころかトップクラスに位置しています。抗酸化作用を持つ成分を多く持っていますので、ある意味若返りの妙薬とも言える野菜でしょう。パセリの優れた成分は、現在日本人が不足していると言われる栄養素が、とても多い事が挙げられます。カルシウムや鉄分、マンガンは、単に骨や血液を作り出す材料として使われるだけでなく、マンガンなどはその効果から活性酸素対策にも有用な為に、必須ミネラルとして挙げられる程です。抗酸化物質の効果の強い成分は、βカロティンを始め、ビタミンB群の数々やビタミンCも挙げられ、アミノ酸の数も18種類も含まれているほどの優れた栄養素を持っているのです。一般的に優れた効能を持つ野草などは、単体で利用するよりほかの材料と合わせて使う事が多いのですが、パセリに関しては単体でその有用性を示しており、パセリのみでも十分に現在の生活習慣病を予防できる効能があると言えます。毎日摂取しても問題の無い栄養構成である為、日々の摂取を心がけたい野菜でしょう。

パセリエキスを上手に取るためのレシピ

優れた健康食であるパセリには、素晴らしい栄養素であるパセリエキスが含まれています。しかし、日本のパセリには強い苦味と独特の香りがあり、家庭でもほとんど見かけない食材のひとつになっています。外食など料理を供出するお店では当たり前に見かけますが、実際に食べている人はほとんど居ないのが現状で、飾りにしか見られてはいません。料理人たちもそれを当然のように見ており、パセリを料理するという考えは日本人には皆無のように思えます。しかし、日本のパセリは調理法で美味しく食べる事が可能です。ヒントはセリ科の植物という事で、同じく香りの強いセリによく似ているのです。日本のパセリは縮れており、イタリアンパセリとは栄養価が替わりませんが、比べてみると葉が硬いのが特徴ですが、湯がいてみると葉が広がりセリとあまり変わらない事がわかります。調理法は胡麻和えや白和えに向いており、美味しく食べる事ができます。また、豆腐けんちんやスクランブルエッグに混ぜても美味しく、日本料理にも良く合う食材だったのです。

パセリは健康食

パセリには生活習慣病に関わる病気の予防効果や、貧血症の方にも効果のある食材で、殺菌効果もありますので生食も可能です。朝食に栄養ドリンクとしてこうした野菜に果物や牛乳、ハチミツなどを混ぜて食べる方も多くなり、色々なスムージーにも利用されています。しかし、本当にそれでいいのでしょうか。日本料理には、海外の料理にほとんど見られない技術とコツがあります。それは「下ごしらえ」というもので、海外の料理人の調理法を見ると、下ごしらえはレモン汁に漬けるとか、ワインなどに漬けこむといった方法しか見られず、特に野菜類には無関心で、直接使う事が多いのです。日本料理には、どのような食材でも必ず下ごしらえが存在し、この手間が掛かる為に、日本料理が「めんどう」、「手間が掛かる」というイメージが付きまとい、和食を作る事を敬遠する女性たちが多いのです。しかし、野菜の下ごしらえは大事で、水に漬けこむ「あく抜き」や「下ゆで」をすることで、体に害のある「シュウ酸」を取り除いているのです。したがってシュウ酸を多く含む野菜は、ある程度水に晒してミキシングしましょう。

「パセリエキスの驚くほどの秘めた効能」のまとめ

栄養価の価値だけにとらわれていては、スムーズな健康作りを行う事は出来ません。体に害のあるものは極力避けて、効果のあるものだけを摂りいれるには、日本料理の伝統である手間も惜しんではいけないのです。

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