シトルリン

[監修済] 健康増進にいいとされるシトルリンの不足や過剰摂取による影響について

体に様々なメリットや健康増進によい影響をもたらすというシトルリンは、不足するとどういう悪影響がでるのでしょう。また、適切な摂取量や過剰摂取をした場合についても併せて考えてみましょう。

スーパーアミノ酸とよばれるシトルリン

人が生命を維持するために必要なアミノ酸には必須アミノ酸と非必須アミノ酸があり、シトルリンは体内で合成することができる非必須アミノ酸のひとつです。外部から積極的に摂取しなければならない必須アミノ酸とは異なるので意識して摂取する必要がないようにも思えますが、シトルリンはスーパーアミノ酸とよばれる優れ物なのです。摂取して得はあっても損はないもので特に血管や血流によく作用してくれます。よく頭が回らない、頭に血が巡らないなどと脳が活性化されていない状態を比喩していうことがありますが、このようなことがなくなり、やる気を起こしてくれるのもスーパーアミノ酸ならではです。

全身の血液の循環がよくなるということは新陳代謝の促進にもつながります。常に酸素や栄養分が体の隅々まで運ばれるとともに老廃物の排出も促してくれるので細胞が活性化されアンチエイジングにも効果が期待できるといえるでしょう。女性は美容に、そして筋肉を鍛えている男性には筋肉増強や精力増進にも威力を発揮してくれるスーパーアミノ酸です。副作用のない安全な栄養成分なので積極的に摂取しても問題ありません。

シトルリンと疲労

アミノ酸の一種であるシトルリンは疲労回復にも大きな効果が得られるとして古くからヨーロッパではサプリが愛飲されていました。スイカの成分に由来するシトルリン、そういえばスポーツの最中や運動後に飲むスポーツドリンクの味に何となくスイカの味を感じたことはありませんか。体から奪われた水分を補給するのと同時にシトルリンを補給することによって疲労回復を期待しているからでしょう。

運動した後にはよく疲労物質である乳酸が溜まるといわれます。この乳酸値はシトルリンを摂取することで低下させることができ、結果として持続力が高まるのです。シトルリンは内々で合成することができますが、年齢とともに減少していくのは仕方ないことです。同じ運動量でも年齢を経ると疲れや痛みが遅れて出るということがありますが、シトルリンの作用が関係しているのかもしれません。ちょっとしたことで疲れる、なかなか疲れがとれないという方は積極的にシトルリンを摂取することをおすすめします。

シトルリンの過剰摂取、病気との関係

健康食品として多く活用されているシトルリンは基本的に一日の目安摂取量を多少超えても副作用はないといえます。しかし、シトルリン血症という持病をもっている方はシトルリンを摂取することによってアンモニアを尿素に分解する働きが抑制されため、血中アンモニア濃度が高くなり、けいれんや肝不全などの病気を発症する虞がるので摂取を控えた方がいいでしょう。非常に稀な病気ではありますがシトルリンの摂取により悪化させることもあるので何らかの自覚症状がある場合には医師に相談された方がいいでしょう。

シトルリンは体内で合成される物質でもあり、過剰摂取しても必要な量以外は体外へ排出されるため心配はないといえます。ただし、血管を拡張させる作用があることから血圧を下げてしまう可能性があり、高血圧症などで降圧剤を服用されている方は摂取を控える必要があります。同様に血管や血液に病気がある方も医師に相談したうえで摂取した方がいいでしょう。健康状態に異常がなければ過剰摂取よりも不足の方が問題が生じる場合が多いといえます。

シトルリンの不足

シトルリンは本来体内で合成されるアミノ酸なので通常の健康状態では不足するということはありません。しかし、加齢やストレス、疲労などによってシトルリンの合成が抑制されると血液中の一酸化窒素の量が減少し血管の能力が低下していくことが考えられます。血管能力の低下とは血管の収縮能力が衰えること、すなわち動脈硬化です。血管が詰まってしまうことによって酸素や栄養分、水分などを全身に送ることができなくなるとともに老廃物の排出ができなくなってしまい、様々な生活習慣病を発症したり老化を早めたりすることとなってしまいます。

シトルリンは体内の一酸化窒素を生成に深く関わっていることから不足してしまうと血流に異常をきたし、冷え症や肩こり、慢性的な疲労などの症状が出てくる可能性もあります。さらに一酸化窒素は、神経細胞や白血球が働く際にも大量に生産されますが体内のシトルリンが不足することにより一酸化窒素が減少して神経伝達経路の劣化などの支障が起こることも考えられます。更年期を迎える頃や日頃から疲労やストレスを強く感じる方は積極的にシトルリンを摂取した方がいいでしょう。

「健康増進にいいとされるシトルリンの不足や過剰摂取による影響について」のまとめ

血管や血流に作用して健康の維持や増進に寄与してくれるシトルリンは加齢とともに減少してしまうため不足すると老化や体調不良の一因となってしまう場合もあります。また、持病のある方は過剰摂取に注意が必要です。

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